2013年 2月

雪情報

2013/02/25

2013年2月25日(月)道路・雪情報

積雪量:2〜3センチ

雪が少し積もっています。
雪が積もっていないところでも凍結しているかもしれませんので、
十分注意してください。

       修養道場前

       鞍馬街道

発達から見た「話し合うこと」〜言葉(聞く)〜

2013/02/24

当然のことながら、話し合うことは「言葉」を通して行われます。「言葉」について、保育のねらい及び内容には次のように記されています。

言葉
経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。

ねらい
①自分の気持ちを言葉で表現する楽しさを味わう。
②人の言葉や話などをよく聞き、自分の経験したことや考えたことを話し、伝え合う喜びを味わう。

内容
内容には12の項目がありますが、相手と意見を交換するという観点からみると次の項目が大切かと思います。

⑥人の話を注意して聞き、相手に分かるように話す。

まず、「人の話を注意して聞き」とあります。ついつい自分の想いだけを伝えようとしがちですが、「注意して聞く」ことが大切なようです。

解説には次のようにあります。

人の話を聞く態度を習得していくことは、たいへん重要です。人の話を聞き、その言葉を通して相手の気持ちや考えを理解することは、様々な場面で聞く経験を重ねることにより体得されていきます。それは、乳児期からの積み重ねであり、人への親しみの気持ちや相手への興味や関心が、聞くことを促していきます。そして、言葉によるイメージを持つことができるようになることで、人の話に共感したり、話の内容を理解することができるようになります。また、自分の話を十分に聞いてもらえることが、人の話を聞くこと につながっていきます。

先ずは受けとめてもらって、聞いてもらえるからこそ誰かの話を聞くことができるようになるのですね。しかし、大人になるにつれてそれを忘れてしまうことが多くなるのか、人の話を注意して聞くことをせずに、自分の主張を相手に押し付けようとしてしまうことがあります。特に気をつけたいものです。

発達から見た「話し合うこと」〜人間関係〜

2013/02/23

保育所保育指針の保育の内容は「ねらい」と「内容」で構成されていてます。

保育士等が、「ねらい」及び「内容」を具体的に把握するための視点として、「養護に関わるねらい及び内容」と「教育に関わるねらい及び内容」との両面から示してているが、実際の保育においては、養護と教育が一体となって展開されることに留意することが必要である。(保育所保育指針第3章保育の内容)

とされています。

一方、幼稚園教育要領には保育所保育指針の「養護」にあたる具体的な記述は見当たりませんが、「幼児は安定した情緒の下で自己を十分に発揮することにより発達に必要な体験を得ていくものである」(第1章第1節幼稚園教育の基本)と記されています。

教育は「、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助」(保育指針)で、5つの領域で構成されます。この領域は、「健康」「人間関係」「環境」「言葉」及び「表現」ですが、これらは発達の側面であり国語や算数のような科目ではありません。子どもの発達は全ての要素が含まれているのです。

この5領域並びに「生命の保持」及び「情緒の安定」に関わる保育の内容は、子どもの生活や遊びを通して相互に関連を持ちながら、総合的に展開されるものである。(保育指針)

各領域に示すねらいは,幼稚園における生活の全体を通じ,幼児が様々な体験を積み重ねる中で相互に関連をもちながら次第に達成に向かうものであること,内容は,幼児が環境にかかわって展開する具体的な活動を通して総合的に指導されるものであることに留意しなければならない。(幼稚園教育要領)

とあります。

それでは、5領域のなかから「子どもたちが話し合う」ということに特に関係が深そうな部分を敢えて取り上げてみます。

領域(人間関係)
他の人々と親しみ、支え合って生活するために、自立心を育て、人と関わる力を養う。

内容
⑥自分の思ったことを相手に伝え、相手の思っていることに気付く。

子どもは、自己主張し合うなかから、自己抑制することを少しずつ体得していくのです。 子どもは共に遊んだり、生活したりする中で、相手の気持ちを理解するだけでなく、相手に分かるように話すにはどうすればよいかを考えていきます。(解説)

自己主張をしたり、自己抑制したり、相手の気持ちを理解しようとしたり、自分の気持ちを伝えようと工夫したり、話し合っている5歳児の子どもたちの会話からは、そういう心の動きが感じられました。

さていったい何でしょう? その1

2013/02/23

いったいこれは何でしょう??

3つの中から選んでくださいね

1、疲れたいったんもめん

2、落ちたタオル

3、滑った雪

 

正解は、明日のこのコーナーで!!

発達から見た「話し合うこと」〜ねらいと内容〜

2013/02/23

保育所保育指針第2章には子どもの発達の特性や発達過程が示されていました。

第3章は「保育の内容」となっていて、「ねらい」と「内容」に分かれています。
「ねらい」には子どもの安定した生活と充実した活動のために保育士が行わなければならないこと、子どもが身につけるべき心情、意欲、態度などが示されています。

「内容」は、「ねらい」を達成するために、子どもの生活や状況に応じて保育士が適切に行うこと、保育士が援助して子どもが環境に関わって経験することが示されています。

そして、この「ねらい」と「内容」は「養護に関わるねらいと内容」「教育に関わるねらいと内容」の両面から示されています。実際の保育では、養護と教育が一体となって展開されるのであり、別々のものではありません。養護は、「生命の保持」と、「情緒の安定」と言われていますが、生命に危険がなく、情緒が安定することなしには、教育はあり得ません。教育というと学校教育をイメージしがちですが、ここでいう教育とは「子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助」のことをいいます。

養護は0・1・2歳児で教育は3・4・5歳児というとらえることがありますが、0歳でも教育は必要ですし、6歳でも養護は必要です。

そして、この教育は「健康」、「人間関係」、「環境」、「言葉」及び「表現」の5領域から構成される。と保育所保育指針には書いてあります。

幼稚園教育要領を見てみると、

この章に示すねらいは,幼稚園修了までに育つことが期待される生きる力の基礎となる心情,意欲,態度などであり,内容は,ねらいを達成するために指導する事項である。これらを幼児の発達の側面から,心身の健康に関する領域「健康」,人とのかかわりに関する領域「人間関係」,身近な環境とのかかわりに関する領域「環境」,言葉の獲得に関する領域「言葉」及び感性と表現に関する領域「表現」としてまとめ,示したものである。(幼稚園教育要領 第2章ねらい及び内容)

健   康 : 心身の健康に関する領域
人間関係 : 人とのかかわりに関する領域
環   境 : 身近な環境とのかかわりに関する領域
言   葉 : 言葉の獲得に関する領域
表   現 : 感性と表現に関する領域

いわゆる5領域ですが、学校の国語、算数、理科、社会などの科目のようにとらえられがちですが、そうではなく、幼稚園教育要領にもあるように指導事項を子どもの発達の側面からとらえたものと定義されています。

幼稚園教育における領域は,それぞれが独立した授業として展開される小学校の教科とは異なるので,領域別に教育課程を編成したり,特定の活動と結び付けて指導したりするなどの取扱いをしないようにしなければならない。(幼稚園教育要領 第2章ねらい及び内容)

と記されています。領域は発達をとらえるための窓だともいわれます。子どもの発達を様々な角度から見て、今、この子に必要なことは何かを見つめたいと思います。

きょうのごはん

2013/02/22

・三色どんぶり

・わかめの酢の物

・さつま汁

・フルーツ

魔法の言葉

2013/02/22

つい先日体育遊びをしました。

その日はたくさんの攻技台は出さず四種にし、跳び箱の跳び方、安全な前転の仕方などについて丁寧に伝えようと思いました。

早速跳び箱をし始めた年長児、七人のうち一人は得意気に簡単に跳びますがそれ以外の子は練習中のようです。

以前に跳び箱の本を読んだ時に助走はせずに跳ぶ練習を始めたらよいと書いてあったのを思い出し、子ども達に「走らないでやってみ!」と言い、見本を見せました。

そうしたら五回目の挑戦で「あ!!跳べた!!」というY君!!

まじめなAちゃんは忠実に見本を守り何度も何度も挑戦していました。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、そろそろ終盤の時間になりました。

みんなよくよく練習していたので、披露したいことを自分で選びみんなの前で一人ずつ見せ合いっこする時間を設けることにしました。

Aちゃんはまだ一度もお尻をつかず跳ぶことが出来ていなかったのでとても自信のなさそうな表情をしていましたが、本当にもう一息で跳べそうだなぁ・・と思っていたのでAちゃんにこっそり伝えました。

「Aちゃんなぁ、もう跳べるわ!!跳ぶ前に‘跳べる跳べる跳べるってここで言うて行ってみ!これ魔法の言葉やから」と。

でも‘えぇ・・・無理・・・’という表情でもじもじしています。

「大丈夫!!」ということで背中を押しAちゃんはしぶしぶ小さい声でささやき跳び箱に向かいました。

そうしたらなんと、跳べちゃったのです!!

跳べた事にびっくりしてささやかに喜ぶAちゃんの横で私の方が飛び上がって喜んでしまいました。

「口に出す言葉は実現する」というフレーズを信じて最近いろんなところで試してみてるのですが

やっぱり本当やった~!

Aちゃんもいろんなところで強気で立ち向かってもらえたら嬉しいなぁ・・と思いました。

スクロール