2014年 1月

年長ぐみさんと赤ちゃんとの関わり(赤ちゃん当番)

2014/01/22

5歳児たちが0歳児のお世話をする「赤ちゃん当番」という活動があります。赤ちゃん当番に来ると、5歳児たちはみんな赤ちゃんを愛おしむ優しい顔になって、赤ちゃんの視線に自分達がおりていって、そっと話しかけたりして接してくれています。

この日は、5歳児のEちゃんが赤ちゃん当番に来てくれて、0歳児のAちゃんを寝かせつけたいと言って、トントンしてくれようとしてましたが、Aちゃんはニコニコしながらすぐに布団から這い出て来て、まだまだ眠くない様子。

Aちゃんは午前睡もして、まだ眠たくないのかもしれないので少しの間、遊んでもらう事にしました。0愛児のAちゃんは、ずっと年上のEちゃんに遊んでもらえると分かると、満面の笑顔で巧技台の斜面をハイハイで登り上まで行くと、クルッと方向転換してタタタタタ…と高速ハイハイでEちゃんのところまで下りて来ることを繰り返していました。

その姿を見たEちゃん(5歳児)は「かわいい〜」と笑って見ています。Aちゃんが「うい…オ—」と、いっぱいおしゃべりするたびに同じようにまねして返してくれていたのでAちゃんも大喜び。赤ちゃんは誰かの真似をする事も好きですが、誰かが自分の真似をしてくれることをとても喜びます。誰も教えたわけではないのに、5歳児のEちゃんはちゃんとそれがわかっていたようです。

そして、Eちゃんは「Aちゃんが一緒に遊んでっていっているみたい。」と表情を見てAちゃんの気持ちをしっかり読み取ろうとしていました。小さい友だちの心に寄り添い、心を交わすことができる本当の優しさが育っている事を嬉しく思い、またそれは、小さい赤ちゃんにも伝わっているのだと思いました。

「ぼく、おにいちゃん」

2014/01/20

1月から0歳児クラスに新しいお友達が入園してきました。それまで一番小さかった園児さんがなんだかお兄ちゃんに見えてきます。それも日に日にお兄ちゃんになっていく様に思えました。

新入園児さんの給食が始まりました。食欲旺盛でモリモリ食べています。今まで一番小さかった園児さんが1歳児のお兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒のテーブルで給食を食べています。「お兄ちゃんおねんちゃんと一緒のテーブルになったんやね。」と言うと、すごい笑顔を返してくれました。そして「もう、お兄ちゃんやね。」と言うとすごい笑顔をまたまたくれました。

まだまだ生まれて来て1年と少しだけど、自分より少し発達の上の子を見る、そして、見られている子はしっかりお兄ちゃん、お姉ちゃんになって行く。すごいですね。

こういう発達の流れを大人が邪魔をしてはいけませんね。自分に言い聞けています。

母のお節は最高

2014/01/09

今回は保育の事ではありませんが、色々なところで食育が見直され始めているので、母のお節についてブログに書いてみたくなりました。

子ども頃からお節料理の、ほとんどが母の手作りで棒鱈だけは祖母が最初の頃は作っていましたが、その後、母が祖母から教わって作っていました。元旦の日の朝は、家の仏様に、まず、お節や白味噌のお雑煮を御盆にのせてお供えし順番に手を合わせてから、皆でお節を囲み、最初に昆布茶を飲んでからお節を頂くというのが我が家流でした。

結婚した当初は母のお節を手伝いに行くといいながら、私は年末の大掃除などに追われ、少し手伝いに行くのがやっとでしたが年を重ねるうちに、母のお節の味を覚えたいと思うようになりました。母の作っているのを横で見て味を確認ながらメモを取り教わりました。

小さい頃は、普通に頂いていたお節ですが、最近になって、どんな立派な取り寄せたお節よりも、私にとっては小さい頃から慣れ親しんでいる母のお節の味が最高だと思うようになりました。

漸く、ここ3〜4年前からメモを取った母のお節レシピを見ながら母のお節の味を一人で家でも作るようになりました。一口、味わう度に、そうこの味って、ほっと安心できるのは母から教わった味です。今は娘も普通に私の作ったお節を食べていますが、いつか大きくなって、母のお節の味を受け継いでくれたら嬉しいなぁと思います。

人間ちえのわ

2014/01/08

めぐみ精舎の学童保育も小学校が冬休みになり、出席者もぐんと増えました。
冬休みはクリスマス会、しめ縄作り、映画会、おもちつきと内容は盛りだくさんです。

いろんな学校から学童に来てくれてるのもめぐみ精舎の特徴かなと思います。
久しぶりに会う友達とも「なんかなつかしい。」って感覚で友達同士が近づいてる感じがするし、昼食の時なんかに各学校の冬休みの宿題の量とかで話が盛り上がったりもします。

なかなか楽しい毎日です。おもちつきにお寺に上がったときの事、少し時間があったのでみんなで何かして遊ぼうってなった時、子どもから「人間ちえのわしよう!!」って声が上がりました。

「人間ちえのわ〜!?」なんかすごそうな名前。

だいたい8人くらいでするのがいいみたいですが、みんなで輪になって隣ではない人と手をつなぐのです。それをせぇーのって言って、手を離さないでほどいていって輪に戻すもの。
まぁそれがスッゴク盛り上がるんです!!
「あんたが先にここをくぐって〜」
「手を離したらアカンで」
「アカン、アカン、手が折れそう」
「うわ〜暑くなってきた!」
「もう少しでとれるで!」などなど…

私達めぐみ職員2人も加わって入ったんですが、みんな必死ですぐに体も頭もあつくなりました!
いろんな学校の子と大興奮しながら一つの輪になる。輪に戻ったときはみんなでやったー!と大拍手。
すっかり人間ちえのわにはまってしまい、女の子はお寺からめぐみの部屋に戻ってからも「人間ちえのわ」をやっていました。

職員バンド

2014/01/07

生活発表会には毎年、職員も出し物を発表しています。
今年は自分が希望する楽器を使ってみんなで合奏しようという事になりました。まだどんな曲になるか決まっていない時に、担当職員からなんの楽器にするかと言う回覧板が回ってきました。
私は秋にウクレレを買ったばかりだったので迷わず、ウクレレ♪と書きました。
ウクレレ…私は中学から高校にかけて少しギターをかじった程度に触れていて、最近次男がそのギターを弾いたりするのを見て、もう一度何かしたいなぁ〜と思いついたのがウクレレでした。
そんな感じだったので、まだコードもきちんと押さえられないのに大胆にも職員バンドでウクレレを担当するなんて!
保護者の方に協力してもらってクリスマスメドレーの楽譜ができあがりました。その楽譜の素晴らしい事!私は大胆にもウクレレをすると言った事に後悔し始めていました。

みんな個別に練習をして、私はギター、ベース、カホン、鈴の職員と一緒に仕事終わってから二回練習しました。
始めは自分のパートを弾くのに必死だったけど、何度か練習してゆくうちに回りの人の音を聞いて合わせていこうという所までいけました。

でも12人全員の合同練習は生活発表会前日の一回だけ…
どんな風になるかワクワクドキドキでしたが、みんなで合わせてみると、思ったより曲になってるやん!
みんなと合奏していると、回りの人の音を聴きながら自分から合わせていこうと言う気持ちがあり、みんなについてゆくのに必死だけど、その中にいてなんだか心地いいのです。

これって普段の生活でも大切な事だよねって、みんなの音を聴きながら考えてました。
「みんなの気持ちを聞きながら自分から歩み寄ってゆく」
職員バンド…当日の発表は、私は途中から楽譜を追うのに必死でしたが、この発表を通して何か素敵なプレゼントをもらった気持ちになりました。

「おー」

2014/01/06

いつもの給食の時間。いつもの様に乳児室へ食べ終わった食器を引きにいきました。

すると、「おー。」「おっ。」と私の方へ声をかけてくれる0歳児の男の子。

「なーに?」と返事をすると「あーあー」とお話しをしてくれます。そして、ニコニコしてくれます。

「いっぱい給食食べた?」と聞くと「あーあー。」と返してくれます。

私が給食を作っているのをわかっていて話かけてくれているんだなと思いました。

「美味しかった?」と聞くと手足をバタバタしてニコニコ笑顔で答えてくれました。

気持ちが通じ合った瞬間だったと思います。とても可愛い瞬間をありがとう。

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