2014年 5月

種まき

2014/05/24

めぐみ精舎にくる学童保育の子ども達も、いろんな活動を楽しんでいます。
去年は米の苗植えをしたんですが、不作で実があまり実らず、わらの部分はお正月のしめ縄の一部にかわりました。

今年もなにか植えたいなぁ…せっかくだったら食べられる方がいいなーって食べる気満々の子ども達。
たくさんの意見がでた中で、プチトマトとキュウリに決まりました。

早速、種まきをしたんですが、プランターが3つなので子ども達に「トマトとキュウリ、どっちがたくさん食べた〜い?」って聞くと
「うーん、トマト!!」って事でトマト2鉢、キュウリ1鉢に決まりました(なんかこの発想、めぐみの子どもらしいなぁ〜)

「土はどの辺までいれる?種は?」っていろいろ相談しながら、無事に種まき終了。
次はどこに置くかでも話し合いに。「やっぱり日当たりのいい所やんな〜。葉っぱ出てきたら、シカに食べられる!?サルがくる!?」って心配しながら、大事に大事に鉢を動かして場所も決まりました。

みんなが思っていた以上にお水をたっぷりあげて、あとは芽が出るのをまつばかり。

楽しみな事がまた一つ増えました♪

水やりを通して

2014/05/23

普段は給食室で過ごすことの多い私ですが、今年度は環境係になったこともあり、夕方は園庭の花壇の花に水やりをすることがあります。

先日、ジョーロに水をいれていると2歳児クラスの女の子が興味深そうに近づいてくれました。

しかし「一緒にお水あげる?」と言い、ジョーロを差し出すと、女の子は遠くの方へ走って去ってしまいました。
せっかく興味を持ってくれていたのに、それを引き出してあげることが出来ずどうしてあげたらよかったのかなぁ、といろいろなことをグルグル考えながら翌日を迎えました。

そして夕方になり、ジョーロに水をいれていると、前日の女の子がまた近づいてくれました。
「一緒にお水あげる?」と言い、ジョーロを女の子の目の前に置くと、暫くしてからそのジョーロを持ちあげ、先に水やりを始めていた私を少し見て一緒に水やりをしてくれました。
女の子はとても楽しそうな表情を浮かべていました。

水やりを通して、女の子と関わりを持てたことも嬉しかったのですが、やはり、一度目は走って去ってしまった女の子が、次の日は楽しそうな表情を浮かべながら水やりをしてくれていたことがとても嬉しかったです!

「電車に乗って」

2014/05/22

鞍馬山保育園では、「電車ぐみ」というのがあって、叡山電車の二軒茶屋駅と市原駅、二ノ瀬駅から乗って来る園児さんがいます。電車で通勤している職員と共に並んで登降園します。

ある日の電車ぐみでの出来事。

G君とD君「虫さん、電車乗ってる〜」

保「何処まで行かはるのかな?」

ガタゴト〜ガタゴト〜と、電車が動き出して、風が強くなってきても窓ガラスに一生懸命へばりつく虫さん。次は二ノ瀬〜二ノ瀬です

G君「降りはらへんな」

ガタゴト〜ガタゴト〜次は貴船〜貴船です

G君「まだ、降りはらへんな〜」

保「もしかしたら皆と一緒で鞍馬まで行かはるんとちがう?」

そうなんだ〜といったかんじで嬉しそうな笑みを浮かべるG君とD君。ガタゴト〜ガタゴト〜次は鞍馬〜鞍馬です。
電車が止まって降りようとした途端、虫さんも空に飛び立ちました。その瞬間、G君もD君も私も笑顔になりました。

「はい、はい、はい」

2014/05/21

先日、給食を作っている時の事です。後の扉の所から「はい、はい、はい」と小さな男の子の声がします。何かなと振り返ると、1歳児の男の子が私に向かっておままごとのフライパンを渡そうとしてくれています。「給食室で使っていいの?」と尋ねると「ううん。」と首を横に振ります。「フライパン一緒やね。」と言うと「うん。」と頷いてくれました。こんなに小さいのに誰が、どこで、どんな事をしているのかをよくわかっていて、話しかけに来てくれたんだなぁと思いました。自分の行動を見直す機会になりました。

たけのこ

2014/05/20

毎年、春になるととってもうれしい箱が届きます。
山城に引っ越していった卒園生のご家族から、お家でとれたたけのこを送ってくださるのです。(もうその子は高校三年生です)
今年も「届くかな〜?」なんてちよっと期待しながら毎日を過ごしていると、

届きました〜!!

箱を開けると少しあたたかい土の香りと共に大きいのやかわいいたけのこが入っていました。すぐに給食室に直行!
「今年も来たよ〜」
すると給食室の二人はすぐにニンマリニンマリしたまなざしでカレンダーを見て、献立の相談をしてました(笑)

早速園にお祀りしているご尊天様にお供えして、お寺にもお供えをしてから子ども達とたけのこの皮をはぎました。
たけのこはほんわりと暖かく、取れたて感いっぱい!
子ども達は「わぁ〜ちょんまげみたい♪」と言いながら、どんどんむいてくれました。
そのたけのこはおつゆの具やたけのこご飯になりました。

おいしそうにいただいている子ども達を見ながら、いつまでも保育園の事を忘れないで思っていてくださる事がうれしいなぁと言う思いと、そんな方々に大事にされている子ども達ってなんて幸せだろう…といろんな思いをかみしめながら、ひとくちひとくちをありがたくいただきました。

お礼の電話をした所、お母さんがでてくださり、お変わりない声が懐かしくて、しばらくお話させてもらいました。「おじいちゃんが今年も保育園に送るんや!っていってこちらも楽しみながら掘ってるんですよ〜」っておっしゃってました。
電話を切ってから、ありがたい気持ちでいっぱいになり思わず手をあわせました。

ご信徒さん、イチゴをありがとう

2014/05/19

ある日の出来事。いつも子どもたちのことを守って下さっている六体地蔵さんの前に、イチゴの鉢植えがたくさんお供えしてありました。1歳児クラスのこどもたちも園庭遊びの時に順番に見に行く事にしました。イチゴを見た途端「あっ」と指をさしたり、覗きこんだり興味津々。

翌日、見に行った時に、1人1個ずつ頂く事に。その時のYちゃんの喜びようといったら、今までにないぐらい大きな声で「イエ〜イ」その横にいたHちゃんも大きな声で「イエ〜イ」と嬉しさを表現していたそうです。

その時に0歳児クラスを見ていた私に、1歳児クラスのYちゃんが、イチゴをどうぞと渡しにきてくれたのですが、とっても甘くて美味しいイチゴで皆が幸せな気持ちになりました。

何より、ご信徒さんのお気持ちが嬉しくて、畑に植えて来年も収穫できるよう、大事に育てたいと思います。本当にありがとうございました。

チューリップ

2014/05/02

園庭の花壇のチューリップも満開になり子どもたちは、日々せっせと水やりしています。

この日は、花壇に座っていた4歳児クラスのS君が「せんせい、座って〜。」と、自分の座っている横をトントンとたたいて誘ってくれたので、横に腰掛ける事にしました。

「チューリップ、綺麗だね〜。」と一緒に見てると、S君が「でんしゃ〜でんしゃ〜もみじのキララ はしる〜はしる〜鞍馬にとまる…」と、チューリップの歌の音程で歌い始めました。

「その歌、せんせいにも教えてくれる?」きくと「いいよ〜」とS君。

一緒に「でんしゃ〜でんしゃ〜…」と歌っていると、今度は、「二ノ瀬で止まる〜…」と、歌詞がどんどん展開したり、音程に合わせて最後のところをレロレロ…ならしたり、ラララララララ…と歌ったりしています。

自分で考えて、イメージして歌っている事に驚きと同時に、そんなS君に感動しました。とても素敵な園庭遊びの�ひとときでした。

気持ちに寄り添う

2014/05/01

給食中のことです。

パンのおかわりをしたAくんと、隣に座っていたBくんの会話です。

 

A「パンのおかわり、最後の1個やった!ギリギリセーフ!」

B「そうなん? 間に合ってよかったなぁ(^^)」

A「うん! ありがとう!」

 

Aくんの嬉しい気持ちに寄り添ってあげたBくんの優しさと

それを受け取って言ったAくんの「ありがとう」に心を打たれ、温かい気持ちになりました。

改めて、人の気持ちに寄り添うことの大切さを感じたできごとでした。

 

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