2014年 7月

「五感」

2014/07/30

先日、玉葱の皮むきを乳児クラスでする機会がありました。

特に何も言わずに皮むきを始めると・・・・・

一人来て、もう一人来て・・・・・

みるみるうちに乳児さんのほとんどの子どもが集まって来ました。
子ども達は興味深々で見ています。どんなことを尋ねてくるのかな?と思いながら皮むきをしていました。

すると、子ども達は私に話しかけるのではなく、子ども同士でこんな会話をしていました。

「あっ!中が白い。」

「こっちのは、白が少ない。」

「変なにおいがする。」

など子ども達同士で会話が弾んでいました。どんな事でも五感を使い色々感じているんだなとあらためて感じました。

めぐみ精舎講演会

2014/07/29

めぐみ精舎では地域の方の憩いの場になる事をめざして学童保育活動や講演会活動を行っています。
第23回目の講演会に講師として、私に順番が回ってきました。

寺のご信徒や地域の方、園の保護者が来られる前でどんな話をさせてもらおうかなぁ…と悩みました。
普段から自分の考えをまとめて人に伝える事が苦手で、しかも人前となるとなお一層・・・

約一時間、せっかく来てくださる方には貴重な時間をいただく訳ですから、退屈になるような事はできないし…と考えながらも、すぐに当日がやってきてしまいました。

いきなり、話というのも場が固くなるかもしれないなと思ったので、6人くらいのグループにわかれて少しアイスブレイクをしたんですが、ちょうどこの日がお誕生日の方がいらっしゃったので会場は一気に場がなごみ、みんなでおめでとう♪のお祝いをしました。
それから歌を歌ったりしてから本題に入りました。

鞍馬のお山との出逢いやこの保育園に来た頃の事、現在の保育園の様子やめぐみ精舎の学童保育、そして自分の子育ての事などお話させていただきました。

なかなか自分が思っているように話はできなかったけれど、聴いてくださってる方々が、笑みを浮かべてうなずいて聴いてくださったので安心してお話させていただきました。

そして、皆さんの前でお話させていただいた事で、仕事や自分のふりかえりにもつながり、とてもいい時間をいただく事ができました。
ありがとうございました。

ムクの木

2014/07/28

園庭で遊んでいたたんぽぽ組(0才児)の○○くん

突然、大きなムクの木に一心にハイハイで向かっていった

よいしょ、よいしょとつかまり立ち

両手いっぱい広げてムクの木を抱きしめる。

そしてそっと空を見上げていた

ムクの木のぬくもりを感じながら・・・

キラキラ輝く瞳にはムクの木がうつっている

この子は今、どんな気持ちでムクの木とお話しているんだろう・・・

とても素敵な時間だった

おたまじゃくし

2014/07/16

6月のお弁当デーで、お山から頂いてきたモリアオガエルの卵からたくさんのオタマジャクシが産まれ、年長が中心になり、育てています。

毎朝観察している子ども、お昼ご飯の後に見ている子どもなど様々ですが、色々感じているようです。私も一緒に見ていると、

「お腹のところ見てみ!面白いで!グルグル線があるねん、色が違うのもあるし。」や「いっぱい食べてるで!」「ほんまにかつお節好きなんやなあ」(エサはかつお節なんです)と話しもはずみます。

さらに、年長と年中で少しずつエサを分けてあげていたり、年長が「エサあげる?」と優しく年中や年少に声をかけているときもあり、微笑ましい姿もあります(時々、誰がするかでもめているときもありますが…)

この間は、年長の女の子が、ずっと水槽のなかを上から覗き込んで見ていて、その後ろ姿がとても可愛くて、じっ〜とその女の子の様子を観察してしまいまた。オタマジャクシと会話しているようで、ほのぼのした時間がそこだけ流れているような感じがあり、私が癒やされました。

これからもみんなでカエルになるまで大切に育て、命の大切さや、お世話する事の喜びなど色々な事を感じ、体験し、じっくり観察していけたらなと思います。

もうすぐしたら足が生えてくるかなぁ〜。楽しみです。

「今、いいところ。」

2014/07/15

ある日、0歳、1歳の部屋の前を通りがかった時の事です。「今、いいところ。」と先生の声が聞こえて来ました。

何かな?と思い、声のする方をみました。そこには、「あー、あー、」「うー、うー、」と言いながら向かい合って遊んでいる0歳の男の子と女の子の姿がありました。

私は、なんて可愛らしい姿と思っていたのですが、先生方はそのやり取りや、その前後やり取り、周りにいる子ども達の様子などを共有されていました。その光景はとてもほほえましくもあり、子ども同士のかかわりのすごさがありました。

大人が邪魔しないように気をつけないといけないと思った瞬間でした。

めぐみ精舎二才のお誕生会

2014/07/10

     Happy Birthday

めぐみ精舎ができてから二年がたち、学童保育のみんなで「手作りお誕生会」をする事になり、1ヶ月ほど前から部屋の飾りづくりやくす玉作りなど、楽しみながら取り組んできました。
くす玉は低学年の子どもが、「大きな丸の中にプレゼントが入っていてバーンとたたいたら、割れてプレゼントが落ちてくるのがしたい」と言うのをヒントに作りました。
きれいな折り紙を切ったり、割れた時に「めぐみ二才おめでとう」という書いた紙が落ちてくるようにしたり…
ちゃんと割れるのかなぁと心配になりながら作っていました。
さて、28日にお誕生会がやってきました。
子ども達が作ったくす玉も天井につるしてあります。朝のお参りの時も、くす玉が勝手に割れてこないかソワソワ気になっていた子もいました。
いよいよお誕生会の始まり!
みんなでくす玉の下で歌を歌ってお祝いしたあと、さぁひもをひっぱって割ろう!としたんですが、アレレアレレくす玉が割れません。

       ○○焼き

もうみんな大笑い!
二度目にして無事にわれました。
そして、出てきました。プレゼントが!(これは保育士がサプライズで入れておいたんですがねっ!)
みんな大喜びでした〜

そのあとはクッキング「○○焼き」をしたりして、めぐみ二才のお誕生会を大いに楽しみました。

「あー、あー、あー」

2014/07/02

ある日の午後の事です。1歳児の男の子が一生懸命給食室の中をのぞいています。何を一生懸命のぞいているのかなと思い、「どうしたの?」と尋ねても「・・・・・」無言でずーっとのぞいています。あまりにも真剣な表情だったので少しのあいだ彼を見ていました。すると、今度は男の子の方から「あー、あー、あー」と話かけてくれました。

よく見ると、給食室の奥の方を指さしながら「あー、あー、あー」と言っています。「あっち?」と尋ねると、あれ?と言う表情をしました。その時、ピンときました。「もしかして、〇〇先生探してるの?」と尋ねると、「あー、あー、あー」と大きな声で答えてくれました。「〇〇先生、今日はお昼からお休みで、帰っちゃった。」と伝えると、「うん。」と答えてお部屋に帰って行きました。その男の子はお昼から私が一人になった事に気づき、「〇〇先生はどうしたの?」と尋ねに来てくれたのだと思います。

ほんの少しのこのやりとりに子どもの可愛らしさと子どもの持っている力のすごさにワクワク、ドキドキしました。

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