園のこだわり

発達から見た「話し合うこと」〜ねらいと内容〜

2013年2月23日

保育所保育指針第2章には子どもの発達の特性や発達過程が示されていました。

第3章は「保育の内容」となっていて、「ねらい」と「内容」に分かれています。
「ねらい」には子どもの安定した生活と充実した活動のために保育士が行わなければならないこと、子どもが身につけるべき心情、意欲、態度などが示されています。

「内容」は、「ねらい」を達成するために、子どもの生活や状況に応じて保育士が適切に行うこと、保育士が援助して子どもが環境に関わって経験することが示されています。

そして、この「ねらい」と「内容」は「養護に関わるねらいと内容」「教育に関わるねらいと内容」の両面から示されています。実際の保育では、養護と教育が一体となって展開されるのであり、別々のものではありません。養護は、「生命の保持」と、「情緒の安定」と言われていますが、生命に危険がなく、情緒が安定することなしには、教育はあり得ません。教育というと学校教育をイメージしがちですが、ここでいう教育とは「子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助」のことをいいます。

養護は0・1・2歳児で教育は3・4・5歳児というとらえることがありますが、0歳でも教育は必要ですし、6歳でも養護は必要です。

そして、この教育は「健康」、「人間関係」、「環境」、「言葉」及び「表現」の5領域から構成される。と保育所保育指針には書いてあります。

幼稚園教育要領を見てみると、

この章に示すねらいは,幼稚園修了までに育つことが期待される生きる力の基礎となる心情,意欲,態度などであり,内容は,ねらいを達成するために指導する事項である。これらを幼児の発達の側面から,心身の健康に関する領域「健康」,人とのかかわりに関する領域「人間関係」,身近な環境とのかかわりに関する領域「環境」,言葉の獲得に関する領域「言葉」及び感性と表現に関する領域「表現」としてまとめ,示したものである。(幼稚園教育要領 第2章ねらい及び内容)

健   康 : 心身の健康に関する領域
人間関係 : 人とのかかわりに関する領域
環   境 : 身近な環境とのかかわりに関する領域
言   葉 : 言葉の獲得に関する領域
表   現 : 感性と表現に関する領域

いわゆる5領域ですが、学校の国語、算数、理科、社会などの科目のようにとらえられがちですが、そうではなく、幼稚園教育要領にもあるように指導事項を子どもの発達の側面からとらえたものと定義されています。

幼稚園教育における領域は,それぞれが独立した授業として展開される小学校の教科とは異なるので,領域別に教育課程を編成したり,特定の活動と結び付けて指導したりするなどの取扱いをしないようにしなければならない。(幼稚園教育要領 第2章ねらい及び内容)

と記されています。領域は発達をとらえるための窓だともいわれます。子どもの発達を様々な角度から見て、今、この子に必要なことは何かを見つめたいと思います。

バックナンバー

採用情報
園長ブログ
地域の皆様へ
たのしくいただきます