2014年 5月

きょうのごはん

2014/05/08

(昼食)
・ごはん
・五色きんぴら
・おかか和え
・みそ汁

(おやつ)
・マカロニサラダ
・牛乳

 

 

*本日の給食の五色きんぴらは歯ごたえを大切にしました。いんげんがやわらかくなりすぎることが多いので、いんげんを入れるタイミングをすごく悩みました。レンコンのシャキシャキ感はとても良かったです。いっぱいおかわりをしてくれて、全部売り切れました。

その他のリスク

2014/05/07

「日常生活上のリスク」分野、健康行動に関する指標の2つめは朝食をとる子どもの割合です。
朝食に関するデータ は、日本スポーツ振興センターが実 施した「平成 22 年度児童生徒の食事状況等調査報告書」によるそうですが、日本の毎日朝食をとる子ども(11、13、15 歳)の割合は、86.6%と30ヵ国の中で1位です。2位以下はオランダ2位(85.1%)、ポルトガル3位(83.2%)、デンマーク4位(73.5%)と続きます。下位では、アメリカ28位(50.6%)、ルーマニア29位(45.3%)、スロベニア30位(43.6%)となっています。下位の国々では半分以上の子どもが毎日朝ご飯を食べているわけではないのですね。それに比べると日本の86.6%の子どもたちが毎日朝ご飯を食べているというのは、すごいですね。

「日常生活上のリスク」分野の健康行動の次に示されている構成要素は、「子ども たちに対する差し迫った危険ならびに長期的な幸福に対する深刻な脅威となるような行動がどの程度広まっているか」ということで、リスク行動をとりあげています。指標としては、「10代の出生率」「飲酒する割合」の2つが用いられています。

10代の出生率は、15〜19歳の女子 1,000 人あたりの年間出生数を比較しています。所見には
▶スイス、オランダ、スロベニア、日本は10代の出生率が最も低く(1,000人あたり5人未満)、一方、英国、ルーマニア、米国、ブルガリアは10代の出生率が最も高い(1,000 人あたり29人超)。
▶日本は上位 3 カ国に僅差の第4位。

とあります。

飲酒する割合
飲酒する割合は週に1回以上飲酒していると答えた 11 歳、13 歳、15 歳の子どもの割合です。所見には
▶日本は子どものアルコール乱用率が最も低い。
▶31カ国中15カ国で週に1回以上飲酒している11歳、13歳、15歳の子どもの割合が 10%を超えていると答えているが、日本の割合は1.6%で、2位の国と比べてもかなり低い。

となっています。

暴力
子どもの幸福度を表す「日常生活上のリスク」の分野の最後の構成要素は、子どもや若者が生活の中で経験している暴力の程度である。暴力的な環境で成長すると、直接的な苦痛や負傷だけでなく長期的な問題(不安、鬱、問題行動、暴力的性向など)にもつながる危険がある

という理由で、「過去数か月に学校で1回以上いじめられたと答えた11歳、13歳、15歳の子どもの割合」で比較しています。
イタリア1位(10.9%)、スウェーデン2位(11.8%)、 スペイン 3位(14.6%) チェコ4位(15.6%)、 アイスランド5位(19.0%)となっています。日本は27.4パーセントで12位です。ルーマニア28位(41.0%) ラトビア29位(46.1%) リトアニア30位(53.6%)に比べれば日本の27.4%は低いのですが、全体の4分の1以上の子どもが、いじめを受けた経験があるというのは、日常生活上のリスクの分野の他の領域と比べると極めて大きな問題である。とレポートにもあります。

きょうのごはん

2014/05/07

(昼食)
・ごはん(だしふりかけ、昆布)
・ブリの照り焼き
・ひじきの煮物
・豚汁

(おやつ)
・ジャムトースト

 

 

*本日のブリの照り焼きにはりんごを使いました。砂糖をあまり使わない様にするには・・・・・と考えてひらめいたのが、りんごでした。しょう油、生姜、酒、りんごで味付けをしたのですが、少し酸っぱいので、少しだけ砂糖を使いました。誰もりんごを使っているなんて思ってもいなかったみたいです。

肥満 2

2014/05/06

ユニセフの「先進国における子どもの幸福度調査」で「日常生活上のリスク」という分野があり、健康行動という構成要素の指標として肥満児の割合があります。データを見ると、日本は肥満児の割合が4.9%と参加国中でも飛び抜けて低いのです。飛び抜けて高いアメリカの29.4%と比べると、すばらしい数字だと思います。
子どものころから肥満傾向の人は、大人になってもその傾向が続くと聞いたことがありますから、肥満因子は多くない方が良いとは思います。

厚生労働省発行の『日本人の食事摂取基準(2010年版)概要』には「エネルギー及び栄養素摂取量の多少に起因する健康障害は、欠乏症または摂取不足によるものだけでなく、過剰によるものも存在する。」とあります。昔は栄養が足りなくて、いかにしてエネルギーや栄養素を摂るか。ということが重要視されましたが、今は、摂りすぎにも気をつけないといけないのです。もちろん不足していることもあるので、そちらも気をつけた方が良いでしょう。

この調査は、肥満児の割合なので、肥満の人が少ない方が良いのだと思いますが、「やせ」についてはどうなのでしょう。最近は太っていることを極端に気にして、過剰に「やせたい」という思いを持っている人が、特に若い女性を中心に多いと聞きます。そういう価値観を持つ人が多くなると、子どもたちもそう考えるようになるのではないでしょうか。小学生たちが、ダイエットしなきゃといった話をしていたのを聞いたこともあります。

この調査の「健康と安全」分野は前に紹介しましたが、日本は低出生体重児出生率がとても高いのです。もう一度レポートを引用すると、

日本は最下位に位置づけられてお り、低体重で生まれた子どもの割合が27カ国中で最も高い。また、日本は低出生体重児出生率が過去30年間でほぼ倍増している (1970 年代後半の5%から2000年代後半には約 10%)が、これは先進国の中でも特異である。専門家はこの上昇について、低体重の女性の増加、若い女性の喫煙の増加、妊娠中に厳格な食事管理を行う傾向、所得格差の拡大など様々な原因を挙げている

とあります。低体重の女性の増加や妊娠中の厳格な食事管理というのが、太りたくない。という思いが原因であるなら、憂慮すべきことだと思います。

肥満児の割合が低いことが直接「やせ」が多いことには結びつかないので、このデータからそこまで考えるのは考えすぎかもしれませんが、そんなことを思ってしまいました。

肥満 1

2014/05/05

『イノチェンティ レポートカード 11 先進国における子どもの幸福度―日本との比較特別編集版』にもどると、「教育」分野のつぎは「日常生活上のリスク」という分野です。構成要素には健康行動、リスク行動、暴力という3つがあげられています。そして、それぞれ、健康行動には、肥満児の割合、毎日朝食をとる割合という指標が、リスク行動には10代の出生率、飲酒する割合という指標が、暴力には、いじめを受けたことのある子の割合という指標が用いられています。

「日常生活上のリスク」について、レポートにはこう書かれています。

「子どもの幸福度を表す第4の分野は、物質的豊かさや健康、教育といっ た分野よりも把握するのが難しい。 この分野には、現在および将来の子どもの幸福に極めて重要な意味を持つ一連の習慣や行動が含まれる。」確かに心身の健康は現在および将来の子どもの幸福に極めて重要な意味を持ちます。

データを見てみましょう。
まずは、健康行動の「肥満児の割合」です。肥満児の割合は、11、13、15 歳の子どもたちの自己申告による身長と体重から算出した肥満度 (BMI)によって測定されています。

測定所見に、

▶子どもの肥満率は、日本、オランダ、スイス、デンマークを除く各国で10% を上回り、カナダ、ギリシャ、米国では20%を超えている。
▶日本の子どもの肥満率は極めて低く、5%未満である。

とあるように、外国では肥満児の割合がとても高いのには驚きました。
日本 1位(4.9%) オランダ 2位(8.4%) スイス 3位(8.7%) デンマーク 4位(9.3%) フランス 5位(10.6%)であり、5位のフランスでさえ、10%を超えているのです。そして、スロベニア 26位(17.9%) ポルトガル 27位(18.7%) カナダ 28位(20.2%) ギリシャ 29位(21.0%) 米国 30位(29.4%)というのが下位の国々の結果です。
20%を超える国が3ヶ国あり、最下位のアメリカに至っては29.4%と3割近い子どもが肥満なのです。3割は多いように思います。

*太字は『イノチェンティ レポートカード 11 先進国における子どもの幸福度―日本との比較特別編集版』よりの引用です

PISA 5

2014/05/04

PISA調査では、得点や習熟度レベル別といった調査だけではなく「学習の背景要因」も調査しています。

生徒を対象に生徒自身及び学習環境等に関する情報を収集する生徒質問紙について は、2012 年調査ではじめて、質問項目の組み合わせによって 3 種類で実施。各生徒は そのうちの 1 種類の質問紙に回答。また、校長を対象に学校に関する情報を収集する 学校質問紙は、従来通り 1 種類。それぞれ回答時間は約 30 分程度。

という調査方法で調査しています。

「生徒の数学的リテラシー得点に影響を与える動機付け・自己信念」
生徒質問紙において、
1. 数学における興味・関心や楽しみ
2. 数学における道具的動機付け
3. 数学における自己効力感
4. 数学における自己概念
5. 数学に対する不安
の5つの要因に関する質問をした。日本の生徒の肯定的な回答の割合は OECD平均よりも少なく、65か国中でも少ないが、2003年との比較では「数学における興味・関心や楽しみ」に関する全4項目、「数学における道具的動機付け」に関する全4項目、「数学における自己効力感」に関する全8項目中6項目で、肯定的な回答の割合が増え、統計的な有意差がある。

とまとめられています。しかし、5つの項目全てについて「肯定的回答が、OECD平均よりも少なく、65ヵ国中でも少ない」というのはちょっと困ったことなのではないでしょうか。「数学における興味・関心や楽しみ」指標や「数学における道具的動機付け」指標、「数学における自己効力感」指標では2003年よりも肯定的な回答が増えてはいますが、まだまだ低い状態です。全体として成績が良いのにもかかわらず、興味・関心や楽しみが少なかったり、道具的動機付けや自己効力感、自己概念が低く、不安も小さくないというのは、どういうことなのでしょうか。テストに出た問題は解けるけれども、興味関心を持って楽しんで取り組んでいるのではない。そうであれば、義務感ややらされ感で数学を学んでいるのでしょうか。ここの興味・関心、楽しみ、自己効力感などの動機付けや自己信念がしっかりとしていて自信をもって取り組むことができることが大切なのだと思いますが。

*太字は『イノチェンティ レポートカード 11 先進国における子どもの幸福度―日本との比較特別編集版』よりの引用です

PISA 4

2014/05/03

PISA2012年調査、習熟度レベル別国際比較の数学的リテラシーについての結果を見てきましたが(OECD 生徒の学習到達度調査 〜2012 年調査国際結果の要約〜文部科学省 国立教育政策研究所)読解力と科学的リテラシーはどうでしょうか、簡単に見てみます。

読解力では、習熟度レベル別(レベル 1a 以下・レベル 5 以上)の生徒の割合が、上海(570)、シンガポール(542)、日本(538)(()内は平均得点)と3位、男女別は、「日本は女子の方が上位の習熟度レベルの割合が多く、男子の方が 下位の習熟度レベルの割合が多い。この傾向は、参加 65 か国すべてにおいて同様である。」経年変化はレベル3以下の割合が減少傾向にあるのに対して、レベル4、レベル5の割合が増加しています。

科学的リテラシーでは、習熟度レベル別(レベル 1 以下・レベル 5 以上)の生徒の割合が、上海(580)、シンガポール(551)、日本(547)(()内は平均得点)と言う結果で、男女別は「男子の方が習熟度レベルの上位と下位における割合が多 い。この傾向は、OECD 平均と同様である。」経年変化はレベル1以下の割合が減り、レベル5以上が増加しています。

平均得点の国際比較はどうでしょうか。
日本は数学的リテラシー、読解力、科学的リテラシーのどれにおいても、高成績を示しています。平均得点の経年変化でも上昇しています。数学的リテラシー分野では2003年に比べて2006年の調査では平均得点が下がり、2009年、2012年と6年かけてほぼ2003年レベルを回復しています。
読解力は、2000年に比べ2003年は急激に低下し、2006年ではほぼ横ばい、2009年、2012年と急上昇して、2012年は200年を上回るレベルになっています。
科学的リテラシーも2006年以降平均得点が上昇しています。

このように、日本のPISAの成績が上昇したのは、ゆとり教育からの脱却があると一般的にはいわれていますが、様々な議論もあるようです。

平均得点のグラフを見ていて気になったのが、以前はどの分野でも高得点をマークして話題になっていたフィンランドが、数学的リテラシー、読解力、科学亭リテラシーのどの分野においても平均得点が低下していることです。何か理由があるのでしょうか。

PISA 3

2014/05/02

2012年に行われたPISA調査、日本の成績はどうだったのでしょうか。その前に「結果の分析尺度」を見ておきましょう。

PISA 調査では、調査分野ごとに、調査問題の難易度を基に個々の生徒の習熟度 (proficiency)を得点化し、それを一定の範囲で区切ったものを習熟度レベル (proficiency level)と呼ぶ。習熟度レベルは、数学的リテラシー及び科学的リテ ラシーでは 7 段階(レベル 6 以上、レベル 5、レベル 4、レベル 3、レベル 2、レベル 1、レベル 1 未満)、読解力では、2009 年調査より 8 段階(レベル 6 以上、レベル 5、レベル 4、レベル 3、レベル 2、レベル 1a、レベル 1b、レベル 1b 未満)となっている。

数学的リテラシーにおいて、習熟度レベル 5 以上の生徒の割合が 多く、レベル 1 以下の生徒の割合が少ないのは上海、シンガポール、台湾、香港、韓国、 マカオ、日本などである。

という具合に、習熟度レベル別の生徒の割合で比較しています。日本はマカオに次いで8位になっています。

それにしても、第1位の上海の成績は飛び抜けています。平均得点にしても、2位以下のシンガポール(573)、台湾(560)、香港(561)、韓国(554)、リヒテンシュタイン(535)と続くのに、上海は(613)ですし、レベル6以上の割合が約30%、レベル5の割合が約25%なのに対してレベル1以下は5%にも満たないのです。日本は、レベル6以上の割合が約10%、レベル5の割合が約17%、レベル1の割合が約11%です。

男女別では、
男子の方が上位の習熟度レベルの割合が多く、女子の方が下 位の習熟度レベルの割合が多い。この傾向は、OECD 平均と同様である。
経年変化では、
日本は、レベル1以下の生徒の割合が2003年調査以降で最も少な く、レベル5以上の生徒の割合は2003年調査よりも少ないが、2006年調査以降では最も多い。2006年調査との比較におけるレベル5以上の生徒の割合は、統計的な有意差がある。

*太字部分は 『OECD 生徒の学習到達度調査 〜2012 年調査国際結果の要約〜』文部科学省 国立教育政策研究所 からの引用です

きょうのごはん

2014/05/02

      幼児クラス用

(幼児クラス用)
・筍ごはん
・花麩のおつゆ
・春巻き
・春野菜の煮物
・キャベツの和え物
 

 

 

      乳児クラス用

(乳児クラス用)
・筍ごはん
・花麩のおつゆ
・春巻き
・春野菜の煮物
・キャベツの和え物
 

 

 

    フルーツの盛り合わせ

(フルーツの盛り合わせ)
 

 

 

 

 

 

*本日は端午の節句のお膳給食でした。幼児クラスは一人一人のお膳とお椀でいただきます。みんなきちんと正座をしてます。でも、だんだん足が痛くなってきて・・・・。

乳児クラスはランチプレートでいただきます。テーブルとイスでいただくのですが、普段と違う雰囲気にちょっと緊張気味でした。みんな沢山食べてくれていました。中でも一番たくさんおかわりをしていたのが、園長先生だったような・・・・・・(笑)
ありがとうございました。

チューリップ

2014/05/02

園庭の花壇のチューリップも満開になり子どもたちは、日々せっせと水やりしています。

この日は、花壇に座っていた4歳児クラスのS君が「せんせい、座って〜。」と、自分の座っている横をトントンとたたいて誘ってくれたので、横に腰掛ける事にしました。

「チューリップ、綺麗だね〜。」と一緒に見てると、S君が「でんしゃ〜でんしゃ〜もみじのキララ はしる〜はしる〜鞍馬にとまる…」と、チューリップの歌の音程で歌い始めました。

「その歌、せんせいにも教えてくれる?」きくと「いいよ〜」とS君。

一緒に「でんしゃ〜でんしゃ〜…」と歌っていると、今度は、「二ノ瀬で止まる〜…」と、歌詞がどんどん展開したり、音程に合わせて最後のところをレロレロ…ならしたり、ラララララララ…と歌ったりしています。

自分で考えて、イメージして歌っている事に驚きと同時に、そんなS君に感動しました。とても素敵な園庭遊びの�ひとときでした。

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