2012年 9月

赤ちゃん

2012/09/14

赤ちゃんの手。小さい手。かわいい手。

0歳の赤ちゃんと手をたたいて遊んでいました。

何気ないこの遊びに夢中になっている姿が可愛くて可愛くて。

手からこの気持ちは伝わってるかな?

伝わっています様に!

コンコン

2012/09/13

最近、「こわいはなし」が少し流行りのようです。

「さっきなー!トイレ、僕しかいなかったのに戸の向こうから音してん!」

目をキラキラ輝かせながらそんな話を聞かせてくれます。

土曜日、ある男の子が私を呼びに来ました。私の手を引っ張り、何やら大急ぎでした。

着いた所は誰もいない給食室。

「コンコンってしたら返ってくるねん!」と男の子。

「うそー!」と半信半疑な私。

「コンコン」男の子がノックすると、

「コンコン」

本当に返事が来ました!本当にわくわくした出来事でした。

赤ちゃん学 〜気づく〜

2012/09/13

赤ちゃんはお母さんのお腹の中で動いて、音を聞き、光を感じ、味だってわかるようになっています。発達のプログラムに沿って、生まれてからの準備を着々と進めているのです。

赤ちゃんの動きの中には、お母さんのお腹の中ではしていたのに、生まれるとしなくなる動きがあるそうです。例えば、顔にさわるしぐさは胎児期にはよく見られますが、生まれてからは減ってゆきます。指しゃぶりは胎内でしていて誕生に向けてだんだん減少してゆき、生まれてしばらくすると、また指しゃぶりが増えてくるそうです。

そしていろいろな動きには赤ちゃんが自ら意識的に行っているものが多いことを知りました。例えば、新生児が仰向けに寝ていて左を向いていると自分の左手が見えます。そうすると右手よりも左手を動かす頻度が有意に高いそうです。見ている方の手を意識的に動かしているのです。主体的に動いているのです。

また、赤ちゃんはいろいろなことに気づきます。赤ちゃんに見慣れないものを見せると、不思議そうに見ますが、ずっと見続けていると慣れてきて、だんだん見なくなるそうです。そこで、別のものを見せると、またよく見るようになります。これは赤ちゃんが自分の見ているものの違いに気づいているということです。この自ら気づく力が育ってゆく力なのです。

こんな実験が紹介されていました。仰向けに寝ている赤ちゃんの上にモビールをつり下げ、そのモビールと赤ちゃんの手を糸で結びつけます。赤ちゃんが普通に動くと結ばれた糸に引かれてモビールが動きます。そのうち赤ちゃんは、他の手足ではなく、糸の結ばれた手を動かすとモビールが動くことに気づきます。そうすると、モビールと結び付けられた手を明らかによく動かすそうです。「どうやら、この手を動かすとモビールが動くようだぞ」と赤ちゃんは自分で気づいて自分で動いているのです。自分で学習して育つのです。

そんな赤ちゃんに接する時に大切なのは、赤ちゃんが気づく道のりを邪魔しないこと。いろいろなことに気づいている赤ちゃんに気づくことだそうです。

そうしようと思ったら、まず赤ちゃんをしっかりと見ることが必要になってきます。大人の勝手な思いだけで、してあげるのではなく、赤ちゃんは何をしようとしているのかをしっかりと見ることです。もちろん一人ひとり違う存在である目の前の赤ちゃんをしっかりと見て、今、目の前にいるその子に今必要なことは何かをよく考える必要がありそうです。

きょうのごはん

2012/09/12

・ごはん

・ゴーヤの中華炒め

・中華サラダ

・中華スープ

う、うまいなぁ

2012/09/12

鞍馬寺の中にある保育園ですので、登降園時には山門をくぐり、参道を通ります。そこでは時折スケッチをされている方もおられます。そんなある日、電車で帰る仲間たちと絵を描かれている方の横を通った時。自分たちには見たこともないような上手な絵を見て・・・一瞬息が止まり、無音になり、しばらくして小学生の一人が「う、うまいな」するとそれを受けてまた一人が、「そうやな、あの・・・ボワっとしたころがええな」・・・・・・考えられる言葉を一生懸命に探して一生懸命に伝えようと頑張っていた瞬間に立会えました。いいぞ\(^^)/

赤ちゃん学 〜表情〜

2012/09/12

赤ちゃんはとってもかわいいですよね。いつ見てもあやしたくなったり、話しかけたくなったりします。赤ちゃんが笑ってくれたりすると余計にかわいいと思えます。

新生児微笑といわれるこのほほえみは実は赤ちゃんがお腹の中にいる時から現れているそうです。赤ちゃんはお母さんのお腹の中でほほえむ練習をしているのです。もちろんこれは、嬉しいからとか気持ちが良いから微笑んでいるわけではありません。
この微笑みによって、周囲の人はなおさら赤ちゃんをかわいいと思い、あやしたり面倒を見たくなります。特にお母さんのこういう気持ちを引き出すために、お腹の中で微笑む練習をしているのです。

私たちは赤ちゃんをお世話してあげていると思っていますが、実は赤ちゃんが、私たちにお世話したくなるように働きかけているのです。一人では生きてゆくことができない赤ちゃんの生き残り戦略なのです。赤ちゃんの体つきや顔つきだって丸っこくて、おでこが広く、目鼻が顔の真ん中より下に集まっています。かわいく見える姿かたちをしているのです。

そんな言い方をすると、赤ちゃんがかわいくなくなってしまいますか?戦略といっても、赤ちゃんが「よしこうしてやろう。」なんて考えてやっているわけではないのは当然です。そのようになっているのです。

赤ちゃんは、こうやってお腹の中にいる時から表情をつくり、コミュニケーションの準備をしているのですね。

生まれたばかりの赤ちゃんでも、顔の表情をまねすることができます。赤ちゃんの顔の前で口を開けたり、舌を出して見せたりすると、おなじようにまねをします。まねをするというとは、学習の始まりです。赤ちゃんはお母さんのお腹の中でその準備をして、生まれ出てから、すぐに学習をしている、学習の始まりです。ただそれは、赤ちゃんが自らの意思で、そうしようと思わないと学習は成立しません。いくら大人がさせようと思っても、赤ちゃんが興味を示さなければ、学習は成立しません。
あかちゃんが自分から興味を持つからこそ成り立つのです。主体はあくまでも赤ちゃんです。赤ちゃんが自ら学ぼうとするのです。

赤ちゃん学 ~感覚~

2012/09/11

赤ちゃんはお母さんのお腹の中で動くことによって、自分を知り他を知り学習をしているということを前に書きました。家内が妊娠中に、よく「赤ちゃんがお腹を蹴っている」と言っていました。その時は、本当かな?どうして蹴っているとわかるのかな?と思っていたのですが、胎児はキッキングといって妊娠11~12週ごろから足を蹴るように動かすのだと知りました。家内の言っていたことは間違っていたわけではなかったようです。このキッキングは生まれてから歩くための練習をしているのです。にわかには信じ難いのですが、歩く時と同じ足の動きをしているそうです。こうして赤ちゃんは自ら動き、触覚を使って学び、生まれてからに備えているのですね。生まれてからも、動くことと、触ることを大切にしてあげると良いのかもしれません。

私たちは視覚にしょうがいがなければ、多くの情報を目から得ています。60パーンセントくらいを視覚情報に頼って生きているそうです。ところが胎児は触覚で生きているそうで、視覚は最後に完成するのだそうです。大人が視覚人間だとすれば、赤ちゃんは触覚人間。異なる世界に生きているといえます。ですから赤ちゃんの「触る」を大人の感覚で捉えない方が良いのかもしれません。

生まれたばかりの赤ちゃんも光に反応して、脳の視覚野が働くそうなので、お腹の中ですでに視覚は完成しているということです。

他の感覚はどうなのでしょう。

聴覚は、いろいろな音を赤ちゃんに聞かせると、音の刺激に驚いて動きます。赤ちゃんが生まれてからでもお腹の中で聞いていた音を聞くと泣きやむということはよく言われています。

味覚も胎児はわかるそうです。胎児はお母さんのお腹の中で羊水を飲んいます。これも生まれ出てから母乳を飲む練習をしているのかもしれません。羊水に苦い味をつけるとあまり飲まなくなり、しかめっ面をするともあるようです。逆に甘い味をつけると、よく飲むそうです。

嗅覚についてはどうなのでしょう。臭いは空気中の化学物質に反応することで感じるので、羊水という液体の中でも臭いを感じているのでしょうか。嗅覚は7ヶ月の頃にはできていて、生まれてすぐに母乳のにおいを嗅ぎ分けることができるそうです。

感覚ではありませんが、胎児の心拍数、体の動き、目の動きをそれぞれ計測してみると、35週ではバラバラだった3つが38週ごろには同調してくる。起きている時、寝ている時がはっきりしてくるということです。意識と無意識という状態がでてきているということです。

こうやって赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる時には既に、生まれ出てから必要な能力を獲得するためにいろいろなことに挑戦しているのですね。

毎日運動会

2012/09/11

運動会の練習が始まりました。始まってから3日間ほど

「お母さんまだ??」とか「今日はお母さんきはる??」とか聞いてくる子がいて、夕方のお迎えのことを聞いてるんだと思っていたのですが、それにしてはいつもそんなことは聞かないし、聞くタイミングもなんだか変だなぁ・・と感じていたのですが、ある時「なんでお母さんきはらへんのー??」と半泣きになりだし、やっと気づきました。

どうやら彼女は毎日運動会だと思っていたようで、おうちの人が誰も来ないということを寂しく感じていたようなのです!!

そっかぁ、なるほどなぁ!!と納得したのと同時に三歳児らしい勘違いをとても可愛らしく思いました。

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