2013年 3月

茶道教室 2

2013/03/06

茶道教室で濃茶を体験した子どもたちは、どう感じたのでしょうか。子どもたちの入った小間に隣接する広間では保護者や地域の方が濃茶を召し上がっていました。茶道の経験者が未経験の方に、様々な作法やその意味など詳しく説明してくださって、みんなうなずきながら聞いていらっしゃいました。皆さんは濃茶をおいしく感じていただいたでしょうか。

濃茶を体験したあとは、広い部屋に移動して、薄茶を点てていただきました。経験のある方が、子どもたちや初めての方に教えながら、お互いに薄茶を点てあって召し上がっていました。はじめての方には、お茶をふわっと泡立てるのは難しいようで、特に子どもたちは苦労していたようです。

そんな中、茶道の先生が点ててくださった薄茶を一口召し上がった保護者の顔が急にステキな笑顔になって、「うぁ!生クリーム!?」とおっしゃっていました。きめ細かに泡だったお茶の柔らかさと、甘さ、香りがそう感じさせたのかもしれません。

みんなで、和やかな楽しい時間を過ごすことができました。後日、茶道教室に参加した小学生のおばあさまにお目にかかった際にこんなことをおっしゃっていました。「茶道教室に参加した孫が、あれから毎日、家でお茶を点てて飲んでいるです。」

きょうのごはん

2013/03/05

・ごはん

・ぶりの照り焼き

・野菜のごま和え

・豆腐のみそ汁

「見たい」

2013/03/05

ある日、いつも通り給を作っていたら、2歳児の女の子が「これ何?」と尋ねて来ました。女の子が指で指していたのは玉ねぎでした。私は「さあ、何でしょう?」と聞くと、「玉ねぎ!!」と答えてくれました。

そして、これは何?のクイズ大会が給食室前で始まりました。一人が二人になり・・・・・三人になり・・・・と楽しんでいました。

そして、お部屋に戻って行ったので私はまたまた、いつも通り給食を作っていたら、今度は「ちょっと見せて!!」とさっきの女の子。

「何を見せて欲しいの?」と尋ねると、「作ってる所見せて欲しねん」と言われ少し恥ずかしくなりました。「どうぞ。見ててね。」と言うと「切ってるの見たい」とすごく興味深々な顔で見ていました。

いつも何気なく作ったいる給食ですが、何気なくなっているのは自分だけで、子どもたちにとってはとても興味があり、楽しみなんだなと改めて思いました。

気が引き締まりました。

茶道教室 1

2013/03/05

今年も鞍馬小学校学校運営協議会の茶道教室が行われました。鞍馬小学校の子どもたちに当園の学童保育に来ている子を加えた小学生と保護者の皆様、地域の皆様、小学校の先生などみんなで25名ほどの方々が集まってくださいました。

前席でお白湯をいただいてから、1人ずつ蹲踞を使って席入りです。蹲踞の使い方は地域の方が子どもたちひとり一人に丁寧に教えてくださいました。炉が切ってある四畳半の小間には子どもたち、隣接する広間には大人の皆様に入っていただき、みんなでお濃茶を体験してみました。初めての子にとっては、狭い部屋にみんなで入って、これから何が起こるのだろうと思っているかのような緊張が感じられます。

釜に意匠として松竹梅があしらわれているのですが、それを子どもたちに探してもらって緊張をほぐしました。胴に模様として入ってる梅と竹はすぐに見つかるのですが、松を見つけるのはむずかしいかもしれないと思っていたのですが、鐶付にあしらわれた松かさを意外と早く見つけてくれました。

先生にお点前をお願いして、濃茶を練っていただきましたが、お点前のひとつひとつをとても不思議そうに、また興味深そうに見ている子どもたちの顔には真剣でした。

お点前が進み、お濃茶が練り上がったら、いよいよいただきます。お茶碗の底にたまるどろっとした緑色の液体に衝撃を受けていたようです。どうぞといわれて、おそるおそるお茶碗を口元に運ぶ高学年の男の子、飲めるだけで良いから飲んでみれば。とすすめられて一口含んだあと、何とも言えない顔をしていました。となりの客へとお茶碗をまわして飲んでゆくのですが、どの子も一様に何とも言えない顔をしていました。それでも、子どもたちが飲みやすいよう、おいしいお茶を使い、かなり薄めに練っていただいたのです。

そんな子どもたちの顔を見ていたら、濃茶はちょっとやめておいた方が良かったのかなという気になりました。でも、それも経験です。ほとんどの子が変な味だと思っても、もしかしたら1人くらいは、結構飲めるかもしれないと思っている子がいるかもしれません。いろいろな経験をしてくれれば良いと思います。

変化 5

2013/03/04

鹿などの野生動物が増えたことで、マダニが増えてきたことを書きました。以前は子どもと草むらをかき分けて道なき道を進んだり、山に登ったり、斜面を滑ったりして遊んでいました。最近はマダニやヒルにくっつかれるので、肌の露出の少ない長袖、長ズボンを着て靴下の中にズボンの裾を入れるなどの対策をしています。今回、マダニが媒介する感染症、SFTSで亡くなった方があったことが確認され、散歩や山登りの方法を考え直した方が良いと思っています。

実際の所は、SFTSが急に拡大したのではなく、原因のわからなかったものが、わかるようになったということなのですが、やはり気をつけなくてはなりません。全く外に出なければ被害を防ぐことはできますが、全く現実的ではありません。

以前、マダニなど気にすることもなく遊ぶことができていた頃と比べると、散歩の環境はずいぶん変わりました。いろいろなことが変化します。その変化にどう対応するのか、よく考えた方が良さそうです。何を変えるべきなのか、何は変えてはいけないのか。見つめる必要があります。

最も大切なのは、子どもにとってどうなのか?子どもの発達にとってどうなのかという視点です。野山で遊ぶことは、身近な自然に興味を示し積極的に関わろうとする子どもの興味関心を満たす環境を構成すること、体力をつけることをはじめ様々な子どもの発達を促します。しかし、それらの発達の機会は他の方法を用いて提供できる事もあります。自然と関わることは自然環境が豊かな場所でしかできないわけではありません。都会の真ん中の保育園でも保育者の工夫次第でできる事はたくさんあります。逆に自然が豊かでもそれを活かす工夫をしなくてはその価値は半減します。
幼稚園教育要領解説には「幼児をただ遊ばせているだけでは,幼児の主体的な活動を促すことにはならない。」とあります。

子どもの発達という視点を忘れず、子どもが遂げたい発達を思う存分遂げられるよう、心を運び、工夫して環境を構成することが大切です。

きょうのごはん

2013/03/04

・ごはん

・だしふりかけ

・肉じゃが

・ツナサラダ

・具沢山汁

2013/03/04

先日、保育園に猿がやってきました。

園庭で遊んでいた子どもたちと室内に移動するとき、一歳児クラスの男の子が

「アイアイ(猿)、こわいなぁ…」と言ったので

「大丈夫!先生が守ってあげる!!」と私が言うと

「〇〇くん(自分)も先生のこと守ってあげる!!」と言ってくれました。

想像してもみなかった男らしい返事に心があたたかくなりました(^^)☆

 

変化 4

2013/03/04

鹿が原因で起こることは、山の緑の減少だけにとどまりません。困ったものも運んできます。その一つが「マダニ」です。

最近よく「マダニ」の媒介するウィルスについて報道されています。報道によると今までに5名の方が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という病気で亡くなった事がわかりました。SFTSは2009年に中国で集団発生が報告され、2011年に原因となるウイルスが特定されました。日本では2013年1月にSFTSに感染して亡くなった方が初めて確認され、その後、同様の症例がないか厚生労働省が都道府県に報告を求めていたそうです。今まで見過ごされていた症例が注目されるようになったため急に症例が増加したように思うのかもしれません。
このSFTSの原因ウィルスがマダニの一種から見つかったため、マダニが媒介すると考えられているようです。
ただ、マダニにがついたから必ずSFTSに感染するわけでもありませんし、マダニが媒介する感染症は他にもあります。


鹿が増えると、鹿につくマダニも増えるのは当然のことです。ダニだけではなくヒルも増えました。以前は山の中に入ってもダニやヒルがつくことは滅多になかったのですが、近年は特に増えています。私自身山の中でダニやヒルに好かれ、何度もくっつかれました。

現在、当園で取っている対策は山に入るときは肌の露出が少ない長袖長ズボンを着用し、ズボンの裾は靴下の中に入れる。山に分け入るような散歩から帰ったときは、ダニなどがついていないか注意して、全身を注意してチェックすることです。

子どもたちが草をかき分けて進むようなところには近づかない方が良いのかもしれません。子どもたちの大好きな散歩の一つだけにとても残念です。

子どもたちが外で遊ぶ、その遊び方まで変化してきました。私たちはどう対処すれば良いのか、よく考える必要がありそうです。

おひなさまがやって来る?

2013/03/02

3月になりました。

3月3日が日曜日で保育園がお休みなので、1日に少し早いひなまつりをしました。

その前日、さくらぐみ(2歳児)の子どもたちに
「明日はひなまつりのお祝いをするよ」
と伝えました。
すると、ある女の子がしばらく「うーん…」と考えているような表情をしていました。
そして、「なあ~ 明日おひなさまとおだいりさま保育園に来はるの?」と尋ねてきたのです。
クリスマスにはサンタさんが、節分には鬼さんが保育園に来たからそう思ったのでしょうか。
この発想があまりにも可愛くて胸がキュンとなりました。
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