2011年 5月

今、この子どもたちに何が必要かを考える

2011/05/02

鞍馬の自然に囲まれた保育園。春夏秋冬のそれぞれ違う季節を肌で感じて子どもたちも「桜咲いたなぁ」「紅葉綺麗やなぁ」「雪いっぱい!!」と言っています。この自然の中の散歩はとても楽しくて、お花集めやどんぐり拾いに夢中になったり、探検やごっこ遊びをしながらの散歩「こんなところに穴がある~」「~の穴みたい!!」と絵本のストーリーを思い出して盛り上がることも・・・。あるときのお散歩でも木の根っこに穴を見つけては呪文を唱え返事がないか耳を澄ます・・・を繰り返して遊んでいた子どもたち、何度か繰り返すうちに会話に変化がでてきて「次はビールの王冠を持ってこよ~」等と絵本のストーリーに沿ってどんどん想像もふくらんでいき、「次いくときはこうしよう!!」「こんなん持って行こう」と保育士にもやりたいことを伝えてきてくれて、一年間その場所に行く散歩は盛り上がった散歩になりました。そして、その時の子どもの何人かは卒園した今でもビールの王冠を集めて持ってきてくれます。
この一つの体験の中でも、いろいろ事を考え、学び成長していく子どもたちちょっとしたとこから子ども同士話し合って、いろいろ展開したり、問題解決したり、自分の思いを他の人に伝えたりと学んでいくことが多くその時、保育士はどう手伝うのか、今何がこの子どもたちに必要なのかを、子どもの姿をしっかり見て、考え、行動していく事が大切かなと思います。
子どもと一緒に楽しみながら、今だけを見るのではなくどんな風に育っていってほしいかなと考え、その為には、今この年齢、この子どもたちに何が必要なのか考えながら保育ができたらなと思います。

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