2012年 3月

合同クッキング保育

2012/03/09

先日全クラスでの合同クッキング保育がありました。

メニューは

ごはん、肉じゃが、ツナサラダ、具沢山汁

0歳児~2歳児は野菜のちぎり。3歳児は米とぎと人参の型抜き。4歳児は米とぎと人参、大根のピーラー。5歳児は人参、大根を包丁で切りました。

クッキングは楽しい雰囲気と真剣な雰囲気とが混じり合いとてもいい感じでした。

どんどん給食室に食材が運ばれてきます。そしてどんどん仕上げていきます。

具沢山汁の味付けを年長組の先生にお願いしました。

美味しく味付けしてくれました。ありがとう。

全クラス合同で給食を食べました。すごい勢いで食べています。自分達で作ったごはんは格別に美味しかったのでしょう。

ごちそうさまでした。

 

京都観光 2

2012/03/08

二条城の話を続けます。
あいにくの雨でしたが、二条城では庭園も鑑賞しました。小堀遠州の作と伝えられる書院造庭園二の丸庭園の力強さも見事です。隅々までデザインされ、計画された庭は、配置された様々な石や植物のひとつひとつが重要な意味を持ち、全体の中でそれぞれに役割を果たしているのでしょう。ですから、石がひとつでもなかったり、向きが違えば全体としての調和が乱れ、美しさが損なわれるのだと思います。ひとつひとつの構成要素が、しかりとその役割を果たすことで、全体の調和と美が生まれるのです。

人間だって同じです。チームの構成メンバーの一人ひとりが自分の役割をしっかりと果たすことなく、「あの人が悪いから」「この人のせいで」と他のメンバーを批判してばかりいては、チーム全体が輝くはずがありません。人と自分は違うのですから、それを認め、なおかつ自分にはない人の良いところをみつめてリスペクトし、自分にしかできないことを精一杯行い役割を果たす。そうして一人ひとりが輝くことで全体が輝く。そんなチームでありたいものです。

庭園の話しに戻ります。庭園には植木がたくさんあるのですが、どれも大変手入れが行き届いています。特に立派な松の木がいくつもあるので、手入れは大変だと思います。大勢の人が心を運び手間暇をかけることで、美しさが保たれてていることがよくわかりました。

本丸御殿を外側から見ながら庭を通り過ぎ、内堀の西橋を渡り、梅園に行ってみましたが、梅は五分咲きといったところでした。冬が寒かったからか、梅の開花が遅いようです。かなり雨は強かったのですが、久しぶりの二条城は思ったよりも楽しむことができました。

観音様のお参り

2012/03/08

毎月18日は観音様のご縁日で、幼児クラスは園近くにある鞍馬寺修養道場の三階にいらっしゃる観音様にお参りに行っています。この日は鞍馬寺の管長様と一緒にお参りをし、そのあとは紙芝居を読んでいただきます。

2/18は土曜日と前夜からの雪がかなり積もり、出席してきた子どもは普段より少なかったのですが、年長児は一人ずつ小さな木魚を持たせてもらって、拍子をうちながらみんなで般若心経を唱えました。
年長児は木魚を持たせてもらえる事がとてもうれしそうで、誇らしげに見えます。
また他の小さな子ども達はあこがれのまなざしで年長児を見てました。

そのあと管長様から宮沢賢治の「雪わたり」の紙芝居を読んでいただきました。
長いお話でしたが、みんな真剣に見いってました。

外はいっぱい雪が積もっています。
お参りのあとは園庭で雪だるまを作ったり、園のすぐ外の坂道で雪すべりをしたりと、雪ならではの遊びを存分に楽しんだ子ども達。キラキラした声が響きわたっているのがきこえてきて、本当に幸せな子ども達だなぁ…としみじみ思いました。

伝統

2012/03/07

鞍馬社会福祉協議会の行事で、京都市内を巡ってきたことを書きました。二条城の二の丸御殿を見学して、そのすばらしさに改めて気付くとともに、技術や技法をはじめとした様々な文化が発展し、後世に伝えられるためにも、それを形にすること、作ることが大切なのだと思いました。二条城の造営には大変な費用と労力がかかっているでしょう。それが文化を生み出し、後世に伝える役割を果たしたのです。

今、いろいろな自治体で文化的なものに対する予算が削減されているところが増えています。もちろん無駄な費用は切り詰めなくてはなりませんが、文化を伝承するために必要なことには予算をかけるべきだと思います。行政が行うべきでしょうけれど、その力が足りないときは力のあるところがその役を担うべきです。今、目の前の予算削減だけのために、長い年月と労力をかけて築いてきたものやことが途絶えてしまうのはとても残念です。

ずいぶん前になりますが、錺金具の技術を伝承されている方からこんな話しを聞いたことがあります。「戦後、生活の様式自体が変わり、昔のものを使わなくなり、経済第一主義だけにかたよってしまい物の価値を正確に判断でなくなってしまった。本来人間はいかにあるべきか、全てそれからスタートすべきだ。」
短い時間的スパンで考えたコストだけで、ものごとを計るべきではないということだと思います。また、こうも仰っていました。
「いくら良い技術を持っていてもそれを発揮する場がなければ継承してゆくことができない。そのためには本当に価値あるものを理解し、それを選んでくださる方がいなければならない。」
今こそ本当に価値ありとすべきものは何か、よくよく考えてみる必要があるのではないでしょうか。

伊勢神宮で20年ごとに行われている式年遷宮も職人の技術や様々な文化を後世に伝えるのに重要な役割を果たしているのだと思います。発注する人がいて、はじめて職人さんは製作できるのです。

京都御苑の中に平成17年に京都迎賓館が開館しました。そこには京都の伝統的技能が活かされています。伝統をそのまま受け継ぐだけではなく、伝統に根ざしつつ、新しい感性や最新の技術で作られた現代和風建築です。
この迎賓館の建設は税金の無駄遣いだなどと批判されたこともありましたが、そこにはすばらしい技術がちりばめられています。一度、少しだけ見学させていただいたことがありました。決して派手ではありませんが、細部にまでこだわった美しさが圧倒的な質感をもって迫ってくるようで、心を動かされました。

本当に大切にしなくてはならないもの、子育てや教育の分野でももう一度見つめ直す必要があります。

しいたけパート②

2012/03/07

 

毎日寒いですね。

そんな日もかかさず、しいたけ君のチェックはします。

以前にもブログにしいたけ君のことを書いたのですが、あれから採れたしいたけ君は

片手で数えられる程度・・・

暗さ?湿度?やっぱり寒すぎ?

木からピコっと出た頭部分がかちんこちんに凍ってるもんな・・・

子ども達と一緒に悩む日々です。

給食の先生曰く、あったかくなってきたらまた出来てくるよ!とのことなので、

また給食で彼らに出会えることを皆で楽しみにしています☆

京都観光 1

2012/03/06

京都観光をしてきました。忙中閑「たまにはゆっくりしよう」というわけではありません。鞍馬社会福祉協議会の「歩こう会」という行事で、地域の60歳以上の方々とお出かけしようという企画です。元々は、健康のために「歩く」のが目的だったのですが、最近は「歩く」よりも「おでかけ」的な性格になってきていました。今年の企画では、その流れを少し見直し「歩く」要素をもう少し取り入れるという理由がひとつ。もう一つは、京都に住んでいると意外と京都を知らない、有名な社寺や観光地に行ったことがない、行ったとしても何十年も前ということがあります。そんな理由から京都市内を巡るコースになりました。訪れたのは二条城、東寺、伏見稲荷です。

3月5日(月)当日の天気予報は雨、しかも風雨が強く荒れ模様というものでした。せっかく歩く要素を多くしようとしたのに残念でしたが、お天気ばかりはどうしようもありません。9時30分、40名余りの参加者と共にバスで鞍馬を出発、まずは二条城に向かいました。

二条城は1603年徳川家康が京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所として造営し、家光が増築して1626年に完成しました。建築は桃山時代の武家風書院造りと、狩野派による障壁画、欄間彫刻など桃山文化を堪能できます。

国宝の二の丸御殿の中に入るときらびやかな障壁画に目を奪われますが、よく見れば30センチ角くらいの無節の檜の柱が数え切れないくらい並んでいます。長押の釘隠も花熨斗形というらしくかなり大きなもので、花の模様の細工がとても細かいのです。それも数え切れないくらいあります。天井もほとんどが格天井ですし、広間の一部、将軍の座の辺りは二重折上格天井になっていました。

私が一番気になったのは欄間です。もちろん広間、三の間にある。厚さ35センチの一枚板に両面異なったデザインの透かし彫り彫刻を施した欄間は圧巻です。絵で描くのさえ大変そうなのに、立体として造形してゆくのは想像を絶する作業だと思います。どうすればこんなことができるのだろうと思ってしまします。
室内外をしきる廊下の障子の上の欄間にもとても手の込んだ飾りがありました。それも数えきらないくらいたくさんあるのです。これもどのくらい手間暇かかったのか想像すらできません。

当時の最先端技術を集め、手間暇と財力を惜しげもなく注いで、作られたのだと思います。昔はこうしたことが行われたおかげで、職人の技が研ぎ澄まされ、様々な技法が編み出され、表現が豊かになり、ひとつの文化として現代にまで伝わってきているのです。昔は社寺や貴族、将軍や大名が文化が生まれ発展するのを支えていたのですね。

雪遊び

2012/03/06

この間、久しぶりに雪がたくさん積もりました。
こども達は当然朝からワクワク!こどもだけでなく大人もワクワク!しっかり雪遊びの準備をしての出勤です。こんなんしよう、あんなんしよう、と計画をみんなで立てて遊ぶ気満々です!いざ、園庭へ・・・。
大きな雪だるまを作ったり、ソリ?滑り(ビニール袋ですが・・・)をしたり、アイスキャンディを作ったりとこどもと一緒に楽しんでいました。
大人になってもやっぱり雪遊びは楽しいですね!

洛北福祉まつり

2012/03/05

第3回洛北福祉まつりが岩倉南小学校の体育館で開催されました。これは左京区の中北部に位置する8学区の社会福祉協議会と、地域の福祉施設、地域包括支援センターなどで構成する実行委員会が主催して行う福祉イベントで、今年で3回目を迎えます。子どもからお年寄りまで、しょうがいのある人ない人、いろいろな人がつながる場を作ろうと始まった取り組みです。そのいろいろな方が集まる場で、各学区の社会福祉協議会、福祉施設、地域包括支援センターなどが、ブースを設けてそれぞれの活動を紹介したり、体験や相談コーナーを設けたり、ステージで歌や踊り様々なパフォーマンスを披露する。そういったことを通して、お互いを知り、理解し合うきっかけを作るという狙いがあります。

私は、午後一番に行ってみました。雨が降り出したにもかかわらず、体育館はたくさんの人であふれています。入口付近には地域包括支援センターの高齢者疑似体験コーナーがあって、足が不自由な高齢者の立場を疑似体験できるようになっていました。そこにはおばあちゃんと一緒に来ていた園児の姿があって、ちょっとびっくりです。

体験コーナーには、遊び、ぞうり作り、注連縄作り、美大の学生さんが似顔絵を描いてくれるコーナーもありました。販売コーナーには地元野菜や手芸品など、喫茶飲食コーナーには、うどん、カレー、もち、たこやき、おにぎり、豚汁と多くの種類があります。災害を考えるブースというのもあり、防災に関する展示や、学生ボランティアによる被災地支援活動の報告がされていました。

ステージでは歌と踊り、健康体操などが披露されており、鞍馬の皆さんにはウクレレの演奏を披露していただきました。鞍馬にウクレレを練習していらっしゃるみなさんがいらっしゃり、鞍馬社会福祉協議会の他の行事でも演奏を披露してくださっています。今回は男性メンバーがギターで加わってくださり、演奏に厚みが増したようです。フラダンスを練習されている市原野社協の皆さんとのコラボレートして鞍馬の演奏で市原野の皆さんが踊ってくださり、ほんわかとあたたかい雰囲気に会場が包まれていました。

いろいろな人がお互いのことを知り合い、つながる。そんな喜びが広がるといいなと感じました。

鞍馬のウクレレサークルのみなさん

  市原野の皆さんのフラダンス

フリーになって気づいたこと

2012/03/05

フリーで乳児クラスや幼児クラスに入っていて、クラスを担当していた時より周りが見えるようになりました。クラスを担当していた時は自分のクラスの子ども達を見ることで必死でしたが、クラスをもたずフリーという形で周りの子と関わりあえて、以前は見えなかったことや思いもしなかったことがわかるようになり私にはとってもいい経験になりました。

山道で

2012/03/04

この冬はとても寒い日が多かったのですが、3月になって少し暖かくなってきて、14度ほどの暖かさになった日もありました。日差しも柔らかくなってきたのか、とっても寒かった頃とは景色も違って見えます。子どもたちは寒くても平気で外で遊んでいますし、散歩にも出かけます。先日、少し暖かくなってうれしいなと思っていたら、子どもたちはもう半袖になって遊んでいました。寒い寒いといっているのは大人だけです。子どもは寒さの感じ方が違うのでしょうか。

寒くても暖かくても元気な子どもたちが、向かいの山に散歩に行きました。子どもたちのお気に入り散歩コースのひとつです。京都一周トレッキングコースや東海自然歩道の一部になっている薬王坂と呼ばれる山道で、最近の山歩きブームで人気のコースです。流行の山ガールにはあまり会いませんが、春や秋など季候の良い時期には、中高年の方々の団体にしばしば出会います。健康志向や自然志向と結びついて、中高年の登山やトレッキングがブームになって久しいといわれています。

山歩きをする人が増えると、当然事故も多くなります。この辺りの低い山でも、道に迷ったり、下山できなくなることがあるのです。そのたびに警察、消防、そして消防分団の皆さんが大勢で捜索にあたっていらっしゃいます。特に地元の消防団の活動には頭が下がります。山中で迷った人が自分の位置を伝えやすいように山道の主なポイントに番号をつけた標識を立てるといった工夫もされています。
山に入る人が増えると、当然ごみなども増えます。皆が故意に捨てているわけではないのでしょうが、ごみを捨てないなどマナーの向上に期待したいところです。

散歩に行った子どもたちが、山道に落ちているごみを見つけて「こんなところにごみが落ちてる。」「ごみなんか捨てたらあかんのになー!」といいながら拾ってくれたそうです。一人がごみを拾うとみんなも気付いて、自然にごみ拾いが始まります。子どもの注意力はすごいので、いろいろなところでごみを見つけては拾ってくれたと、一緒に行った保育士から聞きました。自然にそういう気持ちになるのが子どもたちのすごいところだと思います。次に散歩に行った時も、子どもたちがごく自然に自分からごみを拾ってくれていたそうです。そんな話を聞いてうれしくなりました。大人が子どもを見習わなくてはなりませんね。

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