2012年 3月

張り切ってます!

2012/03/14

三歳児が待ちに待っていたお当番活動が始まりました。お兄ちゃんお姉ちゃんの姿をみて、とても憧れていたこども達。どんな事をするのかもしっかり把握していて、「赤ちゃん当番もするの?」と聞いているこどももいました。

主に給食後のお掃除をします。そして、こども達とお当番について色々話しをしていて、「ご飯(給食)も頑張って食べないとなぁ〜 」という話しになると、こども達から「早く食べなあかんしちょっとにしてもらうわ!」 という声があがり、私はちょっと嬉しくなりました。「〜をしたいから〜する」があり、自分がいつも食べている量を理解し、大好きな給食を減らしても大丈夫。と、その一言で色々なこどもの成長を感じることが出来ました。

これからもそういうこどもの思いを大切にしていきたいと思います。三歳児たちは毎日お兄ちゃん、お姉ちゃんに混じって頑張っています。

お別れ遠足 1

2012/03/13

5歳児たちがおべんとうを持って園外保育に出かけました。卒園も近づき、みんなで行く最後の園外保育なので「おわかれ遠足」と呼んでいます。

ここ何年かは、滋賀県草津市にある、滋賀県立琵琶湖博物館に行っています。琵琶湖博物館は日本最大の湖、琵琶湖について、湖と人との関係を過去にさかのぼって研究・調査し、資料を収集・整理し、その成果をもとに県民とともに考え、今後の望ましいありかたを探るために設置されました。その基本理念は、

○ 「湖と人間」というテーマにそって、未知の世界を研究し、成長・発展する博物館。
○ 魅力ある地域への入口として、フィールドへの誘いの場となる博物館。
○ 多くの人びとによる幅広い利活用と交流を大切にする博物館。

というものです。
当園は、山に囲まれた場所にあるので、琵琶湖のような広い水環境や水生生物に触れて知る機会が少ないので、ここに来ています。

今年は2台の車に分乗して園を出発。大はしゃぎするこどもたちを乗せ、50分ほどで到着です。入館して最初にディスカバリールームという展示室を訪れました。この展示室は全ての展示が子どもたちが自分で触れて体験する展示です。一番目を引くのが大きなザリガニで、頭の部分に子どもが入り、ザリガニになった気分で獲物を捕まえることができます。ディスカバリールームには、文字による説明がほとんどなく、子どもたちが自ら好奇心を持って、自主的に何かを発見することを目的とした展示がなされています。

園児たちは、様々な展示に自ら触れて楽しんでいましたが、最終的には囲炉裏のある民家を再現したスペースで、ままごと遊びに興じていました。体験できる展示がたくさんあってとても楽しいのですが、ある程度遊んだ後で、水族展示室を見学に行きました。

顕微鏡で何が見えるのかな?

保育園とは違う道具でおままごと

チューリップ

2012/03/13

一ヶ月ほど前に年長組のみんなと一緒にチューリップを植えました。

卒園式の頃に咲くといいのになぁ、と言いながらみんな楽しんでいました。

少しずつ大きくなってきているチューリップ、子ども達もよく観察し

「違うところから葉っぱがでてきた!」「ちょっと大きくなったんちゃう?」

などとおしゃべりもはずんでいます。

さて、卒園式まであと二週間と少し・・・

うまくいけば本当にチューリップ咲くかも!!

楽しみだなぁ・・!!

雪情報

2012/03/13

2012年3月13日(火)道路・雪情報

積雪量:なし

道路には雪は積もっていませんが、雪が降っています。
念のため凍結に注意してください。

修養道場前 2012年3月13日 06:57

鞍馬街道 2012年3月13日 06:57

保護者の皆様へ
積雪がある時、積雪が心配される時、雪と道路の情報をお伝えします。
ただし、積雪があってもお知らせできないことがありますので、ご了承ください。

地域紹介

2012/03/12

「6年生が、地域のことについていろいろと調べ、自分なりにまとめたので、一般の人に見て頂きたいと思っています。どこかに展示して頂けませんか。」と鞍馬小学校の先生から依頼がありました。保育園の中に展示しても保護者にしか見て頂けないので、お寺の建物のどれかに展示すると良いと思い、いろいろと考えた末にケーブルの駅を兼ねている普明殿という建物に展示させて頂けることになりました。

6年生の力作を展示するコーナーは、「鞍馬ビジターセンター」(鞍馬の自然と文化紹介コーナー)で、鞍馬を訪れる方々に様々な切り口で鞍馬を紹介しようというコンセプトです。鞍馬といえば、火祭り。というくらいお祭りは鞍馬の人々にとって重要な意味を持っています。そんな火祭りをテーマにした作品。鞍馬寺の行事とそこに込められた人々の思いを調べた作品。川を中心として、そこに関わる人や生き物の関係について調べた作品。鞍馬にいる様々な動物のつながりや関係性の一部を紹介したものもありました。それぞれによく調べ、わかりやすくまとめられています。

火祭り紹介では、お祭りの歴史や特徴ある衣装、それを支える人たちのことを紹介すると共に、鞍馬で生まれ育った自分たちがそれを受け継いでゆくということ、少子化でお祀りを受け継ぐ若い人や子どもが少ないことを課題として紹介していました。

鞍馬寺の行事紹介は毎月の行事を紹介しその中から節分追儺式と竹伐り会式を詳しく取り上げてそこに込められた人々お思いや、地域の人々のつながりを紹介しています。

川を軸としたつながりです。ホタルの住む川とその川を守ることの大切さ、そして川という自然環境を活かして涼をとる、貴船の「川床」の紹介です。

鞍馬山と動物のつながりの紹介は、樹木とそれを食べたり巣として利用する動物、その動物を食べる動物など複雑なつながりを紹介し、人間もその中の一員であることを意識することの大切さを紹介しています。

これらとは別に、山で見つけたエビフライ(リスがかじった後の松ぼっくり)やムササビが食べ刺した葉っぱや、鞍馬のことについてまとめた冊子も置いてあります。
どの作品もとても丁寧に作ってあって感激しました。
展示が終わり、6年生が帰ってしばらくして、見に行ってみると、来山者が何名か展示をご覧になっていたので、うれしくなりました。

ゆりぐみさん(5歳児)ありがとう

2012/03/12

ゆりぐみさんの卒園まで、後わすがになりました。あんなに小さかった皆も4月からは、もう一年生になるんですね。最近では、電車ぐみの時も乳児ぐみの荷物を進んで「持ってあげよか」と持ってくれたり、車道では何も言わなくも自分が車道側になって、手をつないで歩いてる姿があり、自然とそういう事ができる子に育ってくれて嬉しいなぁ〜と思います。

赤ちゃん当番や合同保育の時にも優しく見てくれて、小さい子もほとんど人見知りしなくなり大好きになりました。そんな、ゆりぐみさんとさくらぐみ(2歳児)が一緒に遊ぶ時間をもちました。フルーツバスケットゲームでは、ゆりぐみさんと、さくらぐみペアになってしましたが、何のフルーツか決める時も耳元で、ゆりぐみさんが「何にする?」と、ささやくように話しかけたり、手をつないで優しく誘導してくれて、さくらぐみも本当に嬉しそうにしてました。

むっくりくまさんでは、ゆりぐみさんが全員、くまになって、さくらぐみが鬼になって追いかけたりもしましたが、なかなかつかまらなくても、さくらぐみも、ずっと頑張って追いかけてる姿がありました。終わってからも「楽しかった〜」と言う声が両方から聞こえてきました。ゆりぐみさんからしてもらった事は、きっと今のさくらぐみにも、つながっていくと思います。ゆりぐみさん、本当にありがとう

久しぶりにやってきました

2012/03/11

ある朝、早番の保育士から少し慌てた声で電話がかかってきました。何事かと緊張しまし、「やられました」のことばに何事かと思いました。久しぶりに彼らがやってきたのです。長い間姿を見せなかったのに、どういうわけかまたやってきました。そうです。猿たちがもどってきたのです。

園庭には、靴箱の上に置いてあったカボチャがころがり、2歳児たちが大事に育てていたブロッコリーも無残な姿になっています。たくさん生えていたしいたけも、きれいにありません。5歳児たちが、卒園式に咲くといいねと楽しみにして植えたチューリップは、部屋の中にあったので無事でした。猿はチューリップの球根を食べるのです。

来ていたのは大きな群れではなく3頭くらいが一緒に行動しているようでした。保育士や子どもたちはブロッコリーが食べられたことを残念がっていましたが、どうしようもありません。猿は忘れた頃にやってくるのです。前にもブログに書きましたが、この辺りでは、あまりに動物の食害がひどかったので、畑で作物を育てる人がいなくなってしまいました。それで、食べ物が少なくなってしまったので、猿はしばらく姿を見せなくなっていたのです。ですから、猿のことをあまり気にしなくなっていたところに、突如やってきたのです。

幸いにも一番大きな被害は2歳児のブロッコリーで、その他は観賞用に靴箱の横に置いてあったカボチャがかじられたくらいでした。
次の日のお昼前、一人の保育士が「猿がいます。今そこでカボチャをかじってます」と報告にきました。急いで見に行ったのですが、猿は逃げた後でした。保育士によると子どもたちの靴箱の前でもう一つ残っていたかぼちゃをむしゃむしゃと食べていたそうです。お天気が良くなかったので、子どもたちはみんな室内で遊んでいて猿に遭遇することはありませんでした。もっとも、子どもたちが外にいれば猿は来ることはありませんが。

「かじられたカボチャをどうしましょうか」と保育士にたずねられて、どうしようか迷いましたが、園庭の見えるところに置いておくことにしました。その日は外に得る予定もなかったので、もう一度猿が来れば、子どもたちも室内からガラス越しに見ることができるかと思ったのです。カボチャを食べているところを保育士に見つかり、慌てて逃げ出した猿がまだ近くにいたので、写真を撮ってやろうとカメラを持って近づくと素早く逃げてしまいました。それからは猿は来ていないので、どこかに移動したのかもしれません。

せっかく育てたブロッコリーを猿に食べられるのは残念ですが、猿も食べないと生きてゆけないことや一生懸命食べ物を探していることなど、猿をきっかけにいろいろなことを学ぶことができれば良いと思います。

かじられて茎だけになったブロッコリー

たくさんあったしいたけも根こそぎです

元気ないねん

2012/03/10

土曜日はお休みする園児さんが多く、少ない人数でゆったりと過ごしていることが多いのです。今日もみんなのんびりと過ごしていました。職員のお休みも多かったので昼食も子どもの年齢などに関係なく、みんなで一緒に食べました。

私が少し遅れてランチルームに行き、5歳児の子どもたちが多くいるテーブルの近くを通ったとき、5歳児の子どもたちに、呼び止められました。「園長先生、今日、○○先生がなんか暗いねん。」「そう、なんか元気がないねん。」「いつも笑ってるのに、今日は笑ってへんねん。」「なんでかなー?」「どうしゃはったんやろ?」と口々に聞いてきます。

○○先生は5歳児の卒園に向けて、様々な仕事があったので、保育に入らずに、専ら事務的な仕事をしていたようです。そんなこともあって、子どもたちがそう言っているのかと思ったのですが、子どもたちは真剣です。「だって、ごはん食べるのも一人で食べるって言ったはるし…」「どうしたらええかなー?」と子どもたちは真顔で悩んでいました。

そんな子どもたちの姿を見て、優しい気持ちが育っているのがよく伝わってきて、とてもうれしく、胸が熱くなりました。と同時にこれだけ子どもたちとの信頼関係が築けていることはすばらしいことだと思うと。これもまたうれしい気持ちでいっぱいです。

そんな思いにふけっていたら、こどもたちが「園長先生、どうすればいいかな?」と聞いてきます。「うーん、どうすればいいと思う?」と聞き返すと「わからへん」
「なんで元気がないのかな?」と聞いてみると「イヤなことがあったんかなー?」「疲れたはるんとちがう?」いろいろな意見が出てきます。
「どうすれば、先生が元気になるかみんなで考えて作戦立ててやってみたら?」と提案すると、しっかりもののMちゃんが、「うん!わかった!」といってみんなで相談していました。

昼食が終わって2階の保育室に行くと、Mちゃんが「何するか決まったで!肩もみしてあげんねん。きっと先生は疲れてると思うから。」と説明してくれました。しばらくするとその保育士を横にならせて肩をもんだり、背中を押したりしていました。そのうち、誰かがくすぐりだして、保育士が耐えきれず笑うと、「ほら笑った笑った」といいながら、どんどんくすぐっていました。いつの間にかマッサージがくすぐりになってしまいましたが、子どもたちの、先生に笑顔でいて欲しい。その想いが伝わってきて。温かい気持ちになることができました。

散歩

2012/03/10

前の午後保育の時間。ゆりぐみ(5歳児)さんと木の根道まで行きました。

木の根道についたら、みんな、切株に乗って、芸人の物まねをしたりして、ソフトクリームの木を見に行ったりしました。

木の根道に行く事自体初めてだったので、とても新鮮な気持ちで行きました。

帰りは走って帰る子や、少しゆっくりめに帰る子に別れて、途中でかくれんぼをして帰りました。

とっても楽しい散歩で、子どもたちも楽しそうな表情をしていてよかったと思います。

 

京都観光 3

2012/03/09

雨の二条城を後にして、東寺に向かいました。東寺は「教王護国寺」「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院」とも呼ばれています。

桓武天皇によって平安遷都が行われ、羅生門の東西に東寺と西寺が建立された王城鎮護と国家鎮護の役割をになう官寺、いわば国立の寺院です。東寺の記録には延暦15年(796年)とあります。この東寺を建立する役職、造寺長官にあったのが藤原伊勢人という人で、鞍馬蓋寺縁起という鞍馬寺の縁起には鞍馬寺の伽藍を整えた人として、その名前が見られます。

嵯峨天皇の弘仁14年(823年)、真言宗を開いた空海は天皇より東寺を託され、以来東寺は真言密教の根本道場となりました。

東寺の伽藍は南大門を入って金堂、講堂、食堂が一直線に並ぶ伽藍配置や建物の規模は平安時代そのままだそうです。

最初に講堂にお参りしました。大日如来像をまん中に、如来部、菩薩部の仏像たちが曼荼羅の世界を現していらっしゃいます。あらかじめお寺にお願いして少し説明をしていただきました。中央の大日如来は、宇宙の根本原理、宇宙の真理であり、菩薩部や明王部の諸尊は、苦しみに迷う衆生に救いの手をさしのべてくださるのだそうです。明王部の仏像は、怖い顔をされています。これは少し厳しく言われないと(叱られないと)気付かない衆生に対しては厳しく説法してくださるということです。柔和なお顔の菩薩部の仏様はやさしくお導きくださいます。これは、大日如来が一人ひとり異なるそれぞれの気根(資質)に最も適切なお姿をとって、教え導いてくださるのだそうです。

一人ひとりちがう子どもたちに対して、その子に最も適した方法で、その子の今に最も良い方法で保育を行うのと似ています。

講堂の次は五重塔にお参りしました。国宝の五重塔は高さ55メートル、日本一高い木造の塔です。その美しい姿から京都のシンボルになっていると言っても過言ではありません。テレビでも京都をイメージさせるために、この五重塔を映すことが多いように思います。塔の内部をお参りすることができたので、中に入ってみました。決して広くない空間ですが、塔を支える重要な心柱をまん中に4体の仏様がその周りを囲んでいらっしゃいます。ここには大日如来は仏像のお姿ではいらしゃいませんが、塔を支える中心の心柱を大日如来としているそうです。よくこれだけの建築物が建てられるものだと感心します。

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