2015年 5月

こいのぼりの会 5

2015/05/10

京都文教高校ダンス部の皆さんのすばらしいパフォーマンスにつづいて、参加者は校庭に出てみんなでソフトクリームを作って食べたり、楽しくおしゃべりしたり、たくさんのこいのぼりが泳ぐ青空の下、のんびりと過ごせました。ソフトクリームを作るのは意外と難しくて、ちょっと油断するとグニャグニャと変な形になってしまいます。意外と難しいソフトクリーム作りでしたが、みんなそれぞれに楽しく作って楽しく食べていました。形は少しくらい変でも、味は形にかかわらずおいしいです。
ソフトクリームの後は、パンケーキ!いわゆるホットケーキですね。子どもたちの好きな食べ物ばかりで、みんなの顔はニコニコ!パンケーキはただ食べるだけではありません。あらかじめ焼いたパンケーキがお皿にのっているのをもらって、自分で様々なトッピングやデコレーションをして楽しむように企画されていました。子どもたちは生クリームやチョコレートクリームを絞り出してケーキに模様をつけたり、爪楊枝の先で泳いでいるかわいらしいこいのぼりを立てたりして、ホットケーキを飾っていました。スタッフの方に勧められたのでやってみたら、簡単なことですが、けっこう楽しむことができました。なにより、食べておいしいというのがうれしいですね。

こいのぼりの会 4

2015/05/09

「ようかい体操第一」のダンスを高校生のお兄さんお姉さんから教えてもらった子どもたち、ほんの短い時間だったのにもかかわらず、とても上手に踊れるようになりました。最後にみんなで踊ってから、ダンス教室は終了です。そして、もう一曲、ジーベンアクセルのパフォーマンスを披露してくださいました。パフォーマンスがすごすぎたのか、曲が終わっても拍手が鳴り止まず、ついには「アンコール」の声までかかり始めます。とても疲れているはずのメンバーですが、少しの休憩をはさんで、最初に踊ってくださったダンスをもう一度披露してくださいました。そればかりか、曲の途中で、顧問の先生が飛び入りで、ブレイクダンス(というのでしょうか?)のパフォーマンスを披露してくださり、会場は大盛り上がりでした。若い皆さんの溌剌としたパワーを間近に感じる事ができて、とても元気をいただきました。企画してくださった皆さんとパフォーマンスしてくださった京都文教高校ダンス部の皆さんに感謝です。
私は小学校の時から知っている子が、とてもイキイキと踊っていたことが、うれしくてしくて、うれしくて!

こいのぼりの会 3

2015/05/08

京都文教高等学校ダンス部、ジーベン アクセルのメンバー7人のダンスパフォーマンスには、引き込まれました。それもそのはず、この7人は60人以上在籍するダンス部員の中から選ばれたトップセブンなのですから。

まず最初に披露してくださったのは、HIGH SCHOOL DANCE COMPETITIONで3位入賞を果たしたパフォーマンスでした。満面の笑顔を絶やさず、とても早くて激しくそれでいて流れるようなパフォーマンスを次々と見せてくれます。しかも7人の息がぴったりです。ちなみにチーム名のジーベンはドイツ語で7を表すのだそうです。

すばらしいパフォーマンスの後、ジーベンアクセルの皆さんは子どもたちにダンスを教えてくださいました。子どもたちに大人気の妖怪ウォッチの「ようかい体操第一」をベースに、子どもたちにもわかりやすい動きにしたものを丁寧に教えてくださいました。

小学生はもちろん、未就学の子どもたちも教えてもらっていましたが、7人のお兄さんお姉さんが丁寧に教えてくださるので、子どもたちはとてもうれしそう!当園の園児たちも何人かいましたが、みんなうれしそうに教えてもらってました。普段は恥ずかしがり屋さんの子も、大勢の人が見ているにもかかわらず、うれしそうに教えてもらって、楽しそうに踊ってました。

たのしそう!やってみたい!と思ったことがたのしいと、どんどん意欲が湧いてきて、もっと楽しくなるんでしょうね!

こいのぼりの会 2

2015/05/07

鞍馬小学校で行われた「こいのぼりの会」
子どもたちが自作のこいのぼりを上げた後は、みんなで体育館に移動しました。体育館で行われたのはダンスパフォーマンスでした。京都文教高等学校ダンス部のジーベン アクセルというチームの7名が来校、すばらしいパフォーマンスを見せてくれました。このチームは高校のダンス部がそのパフォーマンスを競う大会、HIGH SCHOOL DANCE COMPETITION 2015 西日本大会で3位の成績をおさめたチームです。このすごいチームと、顧問の先生方が来てくださったのです。

実は、チームのメンバーのひとりが鞍馬小学校の卒業生で、保護者のかたの計らいで、こいのぼりの会に来てパフォーマンスを披露してくださったのです。その子は小学校の頃からダンスが好きで、自分で工夫しながらでいろいろと練習していたような記憶があります。その子が高校に行って本格的にダンスを練習し、西日本大会で3位に入るような活躍をしているというのを知って、自分の好きなことに一所懸命に取り組んでいるって、とってもステキだなと思いました。

こいのぼりの会 1

2015/05/06

先日も紹介した「こいのぼりの会」が鞍馬小学校で開催されました。とても爽やかな晴天に恵まれ、小学生はもちろん未就学児や赤ちゃんそして、地域の若い方からお年寄りまで、たくさんの方がいらしていました。当園の園児さんや保護者も何組か参加してくださっていました。

鞍馬小学校の学校運営協議会、鞍馬少年補導委員会、鞍馬民生児童委員協議会、鞍馬小学校PTAなどの共催で行われますが、主に鞍馬少年補導委員会の皆様が中心に進めてくださっています。「心もからだも大きく育て鞍馬の子」をスローガンに、地域の子どもたちの健やかな成長を願って毎年行われています。

準備の時に校庭にあげたこいのぼりの隣に、子どもたちが自分で作ったこいのぼりをあげることから会が始まりました。こいのぼりの形に仕立てた白い布に、子どもたちが思い思いに絵を描くなどして作ったこいのぼりが上がります。在校生のだけでは少しさみしいので、歴代の卒業生の作ったものもいくつか一緒に上げられていました。

みんなで、こいのぼりを上げたら、次のおたのしみが待っていました。今年はどんな企画なのでしょうか。

こどもの日

2015/05/05

5月5日は端午の節句、古くは5月5日にショウブやヨモギを軒にさして、邪気を払う風習があったそうですが、江戸時代以降、男子の節句とされ、武家で甲冑や幟をかざるようになったそうです。それが一般に広がって、武者人形を飾り、こいのぼりを立てるようになったと言われています。

また、現在では5月5日はこどもの日、国民の祝日でもあります。こどもの日は、こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。と祝日法にあります。

まず、「子どもの人格を重んじ」です。大人はついつい子どもを子ども扱いしてしまいます。何もわからないから、できないから、大人が教えなければならない、おとなの言うことを聞かせなければならない!と思ってしまいます。もちろん、大人に比べると知らないことやできないことがあるので、教えてあげた方が良いことはたくさんあります。しかし、子どもだって立派なひとりの人格です。ああしなさい!こうしなさい!あれはだめ!これはだめ!と子どもがあたかも大人に従属しているかのように大人の言うことを聞かせようとしがちです。

女優の安田成美さんが、テレビのトーク番組でご自身の子育てのことを話していらっしゃるのを見ました。「もともと子どもが大人の言うことを聞くなんて思っていない。意見が違うのなら、「私はこう思う」とお互い意見を述べて話し合う。」という意味のことをおっしゃっていました。子どもをひとりの人格として認め、重んじる姿勢だと思います。大人が自分の感情に流されて子どもを思うとおりに動かそうとするのではなく、ひとりの人格として認め、意見を交わす。頭ではわかっていても、自分の子どもにはできにくかったりしますが、それは子どもに甘えているからかもしれません。

子どもを子ども扱いして大人に従属させるようなことばかりしていると、おとなしい子にはなるかもしれませんが、自立した大人になれないかもしれません。

竹の子

2015/05/04

4月の終わりごろ、宅配便でダンボールが一つ届きました。箱には「たけのこ」と書いてあったので、開封してみると、箱いっぱいに、新鮮そうな竹の子が入っていました。送り主は、毎年この時期に竹の子を送ってくださる卒園生の保護者です。もう、12、3年になると思います。毎年欠かさず、新鮮な竹の子を送ってくださるのです。

箱を開けただけで、みずみずしさがあたりに広がる感じがします。鮮度が勝負だと思ったので、できるだけ早く食べられるように調理の先生にお願いしました。でも、せっかくなので、子どもたちにも竹の子を感じて欲しいと思った保育士の先生たちが、子どもたちが竹の子の皮を剥く機会を用意していました。見た目の色や形、皮の表面の産毛の感触、立ち上る香り、子どもたちはまさに五感で竹の子を感じる機会をいただきました。子どもたちが皮を剥いた竹の子は、調理の先生が早速料理して、竹の子ごはんを作ってくれました。

毎年、毎年気にかけていただいて、新鮮な竹の子を送ってくださるからこそ、子どもたちがいろいろな経験ができるのです。ありがとうございます。

散歩

2015/05/03

最近、運動不足が続いている上に、保育園のお昼ごはんがおいしくて、ついつい食べ過ぎてしまうこともあって、少し太ってきてしまいました。

そこで、時々は朝に散歩をしようと思いつき、早朝にお寺に上がってみました。その日は日の出前に目が覚めたので、まだ暗いなか出かけてみました。4時頃はまだ真っ暗で空には星が輝いていました。4時15分くらいになると、空が少しずつ白み始め、時間が経つにつれて見える星の数が減ってきます。4時半頃には東の空が明るくなり始めるのです。刻一刻と空が明るくなってゆくこの時間帯は、自然のリズムや変化をダイナミックに感じられて、改めて、地球は回っているんだ!と思いました。

夕方暗くなってゆくときでも、それが感じられるはずですが、なぜか朝の方が心にしみてくるように思います。

そして、その頃になると、あちこちで鳥のさえずりが聞こえてきます。ちゃんと明るくなるときに合わせて鳥たちは活動を開始するのです。あたりまえのことですが、自然の営みの偉大さを思い直させてくれます。

そして、5時頃には太陽が顔を出しオレンジ色の光が森に差し込み、山の雰囲気がそれまでとがらっと変わります。とても美しい光景です。

この季節でも朝の空気はひんやりとして、とても気持ちの良い時間でした。

お膳 3

2015/05/02

端午の節句のお祝いの日、私は午前中に出かけないといけない用事があったので、園を留守にしていました。ですから、保育の中でどんな楽しみ方をしていたのか実際には見る事はできなかったのですが、園庭に製作などをはじめとしたコーナーがいくつかできて、子どもたちは好きに選んで遊び、楽しく過ごしたようです。

午前中の保育が終わって昼食の時間が近づいて来ました。私は出先で、昼食の時間が気になって仕方なかったのです。もちろんおいしいごはんを早く食べたいというのもあったのですが、お膳を列べたりして準備を手伝い、私の席を用意してくれた5歳児のSちゃんが、きっと待っててくれているのだろうなーと思ったからです。気になってしょうがなかったので、用事を途中で切り上げて、昼食に間に合うようにと急いで園にもどりました。

昼食会場になっている2階に行くと、私が選んだ座布団を敷いて、私の席が用意してありました。お膳の上にはお料理も列べられています。そして、私の隣の席には5歳児のSちゃんが座っていました。「席を用意してくれてありがとう」というと、Sちゃんはニコッとほほえんでくれました。

後で保育士の先生が話してくれたのですが、先生が「園長先生が来てくれて良かったね」とSちゃんに言うと、とてもうれしそうにしてくれていたそうです。その話を聞いて、食事に遅れなくて良かった。としみじみと思いました。

Sちゃんどうもありがとう。

お膳 2

2015/05/01

端午の節句に、お膳を使って昼食をいただきますが、その準備を手伝ってくれていた5歳児のSちゃん。保育士の先生と一緒にとても楽しそうに準備をしていたので、しばらく待っていましたが、そろそろ終わりそうだったので、見に行ってしまいました。

私が行った時には、もうほとんど用意はできていましたが、私を見つけたSちゃんは「園長先生の席はどうしよ?」と聞いてきました。なにか保育士の先生の考えがあると思ったので、「先生に相談してみれば」というと、なにやら話をしていました。私の座る場所は決まったようで、Sちゃんが次に私に聞いてきたのは「どっちの色の座布団がいい?」ということでした。

この質問には、ちょっと笑ってしまいました。当園では、あらゆる場面で、できるだけ子どもが選べるシチュエーションを作ることにしています。「大きい方か、小さい方かどっちが言い?」「1つか2つか3つ、いくつがいい?」など、いろいろな選択肢を提示して、子どもが選べるようにしています。いつも保育も調理も含めた先生方が、子どもたちが選択できるように心掛けてそういう環境を用意しているのからでしょう。Sちゃんも私に「どっちの色の座布団がいい?」とたずねたのだと思います。子どもは本当によく見ています。私たち保育者の言動は些細なことでも、子どもに大きな影響を与えるのだと、改めて思い直しました。

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