2014年 7月

聞くということ 6

2014/07/06

ところで、自分自身の感じている感覚や、一挙手一投足とそれに伴う感覚に神経を集中したことがありますか。例えば、この時期なら、とても蒸し暑く、じっとしているだけでも汗が流れ落ちてきます。普通なら暑いからいやだなーとか、汗が流れて気持ち悪い
とか思ってしまいます。そうではなく、暑いとはこういう感覚!と感覚だけに意識を集中することにとどめ、その先を考えない、そこに嫌だとという価値判断をつけない。汗が流れている感覚だけは感じるけれど、汗がほほを伝って流れ、顎から落ちていった。と事実だけを感じることに集中して、気持ち悪いとか、何とかしたいとかということを考えるところまで結びつけないのです。

動作なら、歩くことを考えてみてください。上げた右足がかかとから地面についてゆき、つま先で地面を蹴ったら今度は、上げた左足が地面に着く。そんな動作とそれに伴う感覚、足の裏が地面をとらえる感覚や、歩くことで感じる風の流れに神経を集中してみる。足が痛いとか、歩くのがきついとか、考えることはしないのです。

普段はあまりそんなことは意識せずに、暑かったら、暑いから嫌だなー!とか、汗だくで気持ち悪いとか、感覚と感覚から起こってくる感情とを一緒にしているのではないでしょうか。

聞くということ 5

2014/07/05

自分の心の中で起こる、妄想の連鎖、特に広がりやすい負の妄想の連鎖は暴走し出すとなかなか止めることができません。でも、この心の暴走をなんとか止めないと、結局、自分自身がどんどん苦しくなってゆきます。

どうしたらそれがとめられるのでしょうか。そのためには自分の心に起こっていることを冷静に、客観的に見つめられるようになることが、第一歩かもしれません。どんどん連想が進んで妄想が膨らみ、何度も反芻するようにそのことを考えていたら、だんだんそれが固定概念のようになって思考に染みついてきます。そうするとそこから抜け出すのは難しくなるので、そうなる前のできるだけ早い段階で、負のスパイラルに陥るまでに食い止められるといいとおもいます。

まず最初は、感覚器官から情報が入ってきて、それに心が反応する時です。ですから、感覚器官から入ってきた刺激はそのままに受けとめて、それについてとやかく考えなければ良いのかもしれません。つまり感じたことを感じたままに受けとめて、それに良いとか悪いとかいう価値判断をしなければ、連想が膨らむことがなさそうです。

きょうのごはん 7月5日

2014/07/05

(おひるごはん)
・さっぱりパスタ
・ミモザサラダ
・スープ

 

 

 

*本日のパスタは、ジメッとした梅雨時にさっぱりと食べられるように工夫をしました。

パスタには「しそふりかけ」をまぶし、上には副菜で人気メニューの「ささみのさっぱりサラダ」を和風だしであんかけにアレンジしたものをかけました。

乳児クラスも幼児クラスも、たくさん食べてくれました!

聞くということ 4

2014/07/04

聞くことを始め、様々な感覚器官から入ってきた刺激に心が反応して連想が始まり、いつの間にか妄想になってしまう。その妄想も、良い方ならまだしも、不平不満や、誰かに対する批判、悲しい、苦しい、腹立たしい妄想が広がりやすいように思います。

こう書くと、とんでもないことのようですが、意外と気がつかないうちに自分自身にも起こっていることだと思います。気づかないうちにといいましたが、まさに気づかないうちにそうなっていることの方が多いようです。特に自分が正しいと思っているとき、そう思い込んで、心が硬直しているときにはなおさら気づきにくくなります。だって、正しい自分とちがうことを行ったりしたりする人は、自分が正しいという想いにとらわれている人にとっては、間違っているとしか思えないですし、「あの人は間違っている」というイメージにとらわれてしまうと、その人の良いところまで、「間違っている」と思い込んでしまいます。

でも、こんな負のスパイラルには陥りたくないものですし、深く陥る前に抜け出したいものです。だって一番苦しいのは自分自身ですから。

聞くということ 4

2014/07/04

聞くことをはじめ、様々な感覚器官から入ってきた刺激に心が反応して連想が始まり、いつの間にか妄想になってしまう。その妄想も、良い妄想ならまだしも、不平不満や、誰かに対する批判、悲しい、苦しい、腹立たしい妄想の方が広がりやすいように思います。

こう書くと、とんでもないことのようですが、意外と気がつかないうちに自分自身にも起こっていることだと思います。気づかないうちにといいましたが、まさに気づかないうちにそうなっていることの方が多いようです。特に自分の主張ややり方が正しいと思っているとき、そう思い込んで、心が硬直しているときにはなおさら気づきにくくなります。だって、自分が正しいという想いにとらわれている人にとって、正しい自分とちがうことをする人は、間違っているとしか思えないですし、「あの人は間違っている」というイメージにとらわれてしまうと、その人の良いところまで、「間違っている」と思い込んでしまいます。

でも、こんな負のスパイラルには陥りたくないものですし、深く陥る前に抜け出したいものです。だってそこで最も苦しむのは自分自身ですから。

きょうのごはん 7月4日

2014/07/04

(おひるごはん)
・ごはん
・ウィンナー炒め
・ごぼうサラダ
・みそ汁

(おやつ)
・スパゲッティーサラダ
・りんごジュース

 

 

*本日の給食のウィンナー炒めは、モロヘイヤを使いました。少しの量だったので、ネバネバが目立つ事は無かったのです。今日はズッキーニも入れました。彩りが良くなりました。味付けは、塩、こしょうとしょう油で、シンプルにしました。

聞くということ 3

2014/07/03

感覚器官は、耳だけではなく、他の感覚器官からも様々な刺激を受けていますから、心の池にはいつも様々な波が立っていることになります。
おいしそうなご馳走を見て、食べたいという波が心に起こる。食べてみたらおいしいので、もっと欲しくなる。でも少ししかなくて、他の人も欲しがっている。どうしても自分が食べたくなる。食べられないのは嫌だと思う。何とかして自分が食べようとする。食べたいけれども食べられない。

このどうしても食べたい!という気持ちが強ければ強いほど、食べられないことに対する苦しみは大きくなります。

また、心の中だけで想いが勝手に広がることもあります。誰かに自分の至らないところを指摘される。自分の至らなさは棚に上げて、指摘されたことに腹を立てる。指摘した人のことを嫌だと思う。いったん嫌だと思うと、そこからそういえばあのときもこんな意地悪をされた。きっとあの人は自分のことを嫌っているんだ。性格が悪い人だ。どうしようもない人だ。という思い、というか妄想がひろがり、その妄想にとらわれる。妄想にとらわれると、その人のことが、本当に意地悪に見えてくる。一旦そういう目で見ると、その人のステキなところがあってもそこを見ようとせず、悪いところばかりが目につくようになる。それどころか、親切にしてもらっても、何か裏があるのではないかと疑ってしまってしまうこともある。もうそうなるとどうしようもありません。ネガティブな妄想ばかりがどんどん広がり、その妄想に飲み込まれ、巻き込まれていってしまって、ますます抜け出せなくなる。どこかでこの負のスパイラルを打ち切らないと、結局自分自身の心が苦しくなってゆくばかりなのですが、なかなかそれに気付く事はできません。

きょうのごはん 7月3日

2014/07/03

(おひるごはん)
・ごはん
・おかか和え
・五色きんぴら
・みそ汁

(おやつ)
・粉ふき芋
・牛乳

 

 

*本日の給食の五色きんぴらは、じゃこで作りました。先月、ちくわで作ったのですが、ちくわを食べられないお友達はじゃこを使いました。その時に「じゃこ、いいなぁ。」と言う声が上がったので今月はじゃこにしました。来月は何にしようかな?

聞くということ 2

2014/07/02

耳から音が入ってきて、それを感じる。その刺激が心にいろいろな想いを描かせる。その想いを発端として、いろいろなことが連想される。一旦、連想が始まると、次から次へといろいろなことが心に浮かんできます。意識をしないでいると、その連想や想いの中に入り込んでしまいます。そして、そこに自分の良いとか悪いといった価値判断やそれに対する感情も伴ってきて、いろいろなことをぐるぐると巻き込みながら、とんでもない方向に発展していったりするものです。

まるで、静かな池の水面に小石を投げると、そこから波紋が広がって、岸にぶつかった波紋は反射してまた広がる。波どうしがぶつかって、水面は様々に入り組んだ波で覆われる。波と波がぶつかって新しい波が生まれたり、打ち消し合ってきえたり、最初に小石が作った波は、全く別のものになってしまいますし、そのべつのものが増幅されて、また違うものになっていったりもします。

私たちの心の中で起こることも、この池の波に似ているかもしれません。耳という感覚器官を通して感じた音という刺激が、心に様々な波を起こして広がり、またその波が別の波をおこす。聞いたこと、聞こえたことに心が様々に反応し、感情が生まれ、その感情がまた別の心の動きや感情を産みだし、それがまた次の感情につながり、連鎖反応を起こします。ひとつのきっかけから次々といろいろなことが心に浮かんできて、たのしくなったり、うれしくなったり、悲しくなったり、嫌な気持ちになったり、腹が立つことがあります。そしてそれらの感情がまた次の連想を生んで際限なく広がり続いてゆくのです。

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