2011年 11月

「オルゴールの会」を行いました

2011/11/14

11月10日地域の子育てサークル「くらmama」さんとともに「オルゴールの会」を行いました。全園児が参加し、くらmamaメンバーを中心とした保護者や子どもたちも参加してくださり、みんなでオルゴールのやさしい音色につつまれ、ゆったりとした時間を過ごすことができました。

演奏してくださった皆様、くらmamaの皆様ありがとうございました。

癒しの音色

2011/11/14

幼稚園や保育園、学校などでオルゴールを紹介していらっしゃる方々が保育園にたくさんの種類の大小さまざまなオルゴールを披露しに来て下さり、その一つ一つの音色に子ども達は驚き、不思議がり、楽しい気分になったりしながら大人も一緒になってとっても楽しい時間を過ごしました(^_^)

実際に音の鳴るおもちゃや手回し式の大きなオルゴールに子ども達も触れさせて頂いて、興味のあるオルゴールの後ろには列が出来ていました。乳児クラスの子が大きなハンドルをグルグル回してメロディーを流していた姿がすごくかわいかったです!

小さな頃に買ってもらったおもちゃは今ではあんまり覚えていないけど、きっと音色も一緒に記憶に残るのでしょう、年長さん?くらいの歳に初めて買ってもらったオルゴールははっきりと覚えています。チャップリンの様な服装のペンギンがくるくる回る物で、メロディーはビートルズの“ヘイ・ジュード”でした。曲は全く知らなかったけど、うれしくてよく聞いたものです。

大人になって初めて、なぜ父がオルゴールをプレゼントするのにこの曲をチョイスしたのかが、、、解った気がします!

オルゴールの会 ♪しくみ♪

2011/11/13

オルゴールの音色の美しさの他に私が興味を持ったのは、その構造です。72弁のオルゴールだったと思うのですが、ピンが打たれたシリンダーを取り替えることなく3つの異なる曲が演奏できるそうです。どんな構造になっているのか、とても興味をそそられました。

オルゴールには大きく分けてシリンダーオルゴールとディスクオルゴールの2種類があるそうです。シリンダーオルゴールは円筒の表面にピンが打ってあって、そのピンが櫛形になった金属を弾いて音が出る、よく目にするもです。ディスクオルゴールはアナログレコードのような金属の円盤に穴があいていて、ディスクが回転するとその穴が、歯車のようなものを回し、その歯車が櫛形の金属を弾くという構造です。ディスクにピンが出ているのもあるそうですが、演奏していただいたオルゴールは穴があいたタイプでした。

私が一番興味を持ったのは、幅20㎝、奥行き10㎝、高さ5㎝ほどの小さな四角い青い箱です。その箱の上部に金色にメッキした金属のふたが取り付けてあって、演奏を始めるとその金属のふたが開き、3㎝ほどの美しい色をした小鳥が出てきて左右に向きを変えながらやさしい声で囀るのです。鳥の体は本物の鳥の羽でできているそうです。鳴き声はオルゴールというよりも、笛を鳴らしているような柔らかい音です。くちばしが鳴き声に合わせて開いたり閉じたり、尾羽が動いたりしていたと思います。そして、小鳥の足下は精緻な透かし彫りの入った金属で飾られています。演奏が終わると、小鳥が箱の中に戻っていってふたが閉じるのですが、透かし彫りの一部が鳥の大きさにくりぬかれていて、その部分が開いて小鳥が中に入るようになっているのです。どこがくりぬかれているのか、ほとんどわからないくらいの細工がなされていました。

これを見て、どんな構造になっているのか、どういう仕組みで動いたり音が出たりしているのか知りたくてしょうがなくなってしまいました。そんなわくわくしている自分に気付いたとき、子どもの頃におもちゃの中がどうなっているのか、ラジオがなぜ鳴るのか、知りたくて、分解していたことを思い出しました。直すと言っては分解して結局は壊してしまうのですが、ここがこういう部品で繋がっているから、こんな動きをするのだとわかると楽しくてしょうがなかったのを覚えています。

子どもは、いろいろなことに興味を持ち、知りたくなります。不思議なものがあれば、どうなっているのか見たくなります。それは世界を理解しようとする試みなのです。子どもたちがその探求心をしっかりと満たすことができ、さらなる探求心につながるような環境を整えておきたいと思います。

オルゴールの会 ♪ 音色 ♪

2011/11/12

鞍馬に「くらmama」という子育てサークルがあって、子育て中のお母さん方が集まって、手芸をしたり、おしゃべりしたり、たこ焼きパーティーをしたり楽しく活動していらっしゃいます。その「くらmama」さんにお誘いいただいて、一緒にオルゴールを聞く会を開催しました。

オルゴールはみんなよく知っていますし、聞いたことがあると思います。私も最初はオルゴールそのものよりも、いろいろな人が園に集まってきていただいて一緒に何かができる。つながりが広がるということに主な意義を感じていました。ところが、事前の打ち合わせで様々なオルゴールを体験させていただいたときに、その音色の優しさと音の深さに驚きました。それもそのはず、聞かせていただいたオルゴールは72弁といって、音を出す櫛形になった部分に櫛の歯が72あるのだそうです。72音階の音が出せるということです。私が知っていたのはせいぜい18弁くらいなので、出せる音の数が圧倒的に違います。もちろん単純に出せる音が多いからだけではなく、様々な部分の作りがちがうのでしょうが、そこだけとってみても違います。そのステキな音色を奏でるオルゴールを共鳴箱の上に置いていただいたら、そのすばらしさが一層増しました。音のボリュームが増すだけでなく、聞き取りにくかった周波数が聞こえるのか、様々な音が響き合うのか、音が更に深まり、まさに楽器です。打ち合わせもしばし中断で、音色に聞き入ってしまいました。正直言ってオルゴールがこれほどのものだとは思っていませんでした。最近の電子的に処理した音になれてしまった耳には、とても新鮮に響いてきます。ともすれば、便利さにつられてバーチャルが多くなってきているこの頃ですが、そんな時だからこそ、本当(実際)の物(=ホンモノ)のもつ存在感に触れる機会があった方が良いと感じました。それにしても、心が落ちつくやさしくて柔らかな音色です。気持ちよく聞き入っていたら、「オルゴール療法」というのがあって、心と身体の調子をを整えるのにオルゴールの音が効果があるということを、演奏してくださる方が教えてくださいました。納得できます。

オルゴールは共鳴箱を使ったとしてもそれほど大きな音が出るものではないので、必然的に耳を澄ませて、演奏に意識を集中して「聴く」ことになります。五感の内の聴覚を意識して使うことになります。子どもたちが、どれくらいオルゴールの音に聴き入るのか、楽しみになってきました。

散歩の楽しみ

2011/11/12

探検したり走り回ったり、落ちている木の枝や花・木の実を拾うことはもちろん!そこにプラスして散歩先で見つけた物を食べる事ができたらもっと!もっと!散歩が楽しくなります。

さくら組(2歳児)はイタドリ・草イチゴ・くわの実など、その季節にお散歩で楽しめる味覚を楽しんできました。そして季節もいよいよ冬になり冬イチゴを探したのですが、川の側にはえていたり車がよく通る側にあったりすることが多く、さくら組みのみんなが楽しめるところがなかなか見つかりませんでした。そんな時、保護者の方から「木野にたくさんはえている場所があるよ」と教えて頂き早速行ってきました。
その日は天気もよく丁度いい季節だった事もあり、本当にたくさんの冬イチゴに出会えました。子ども達にも安全な場所で自分達で取り放題!食べ放題!そして、おまけのしいの実まで発見!持ち帰ったしいの実は炒って、イチゴはジャムのして3時のおやつに食べました。

鞍馬小学校学芸会

2011/11/11

5歳児たちが、鞍馬小学校の学芸会に行ってきました。事前に小学生から手作りの招待状が届き、学芸会鑑賞のお誘いと出演の依頼を受けました。ただ見せていただくだけではなく発表となると、どんな内容の発表をするのか選ばなくてはなりません。子どもたちと相談すると運動会で踊った『まつりがきたぞ』を発表したいという意見が多かったようで『まつりがきたぞ』の踊りと歌2曲を歌うことにしました。

子どもたちは運動会がよほど楽しかったらしく、今でも運動会で行ったことを遊びの中で再現しています。運動会などの行事は、もちろん日常ではありません。しかし、生活から離れたどこかからもってきて行ったものではなく、日常の生活の姿を、いつもの遊びで行っていることを、その中でで育ったところを見えるように形にするだけなので、もともと子どもにとってはあそびなのです。他の要素もたくさんありますが、基本はそこです。だから、こどもはそのまま遊べるのです。これが先生に怒られながら辛い思いをして、訓練したものなら遊びにはなりにくいのです。自らやりたいという意欲が湧かないからです。やらされてやったことは、やらされないとやらなくなります。自らやろうと思っていないからです。だから、自らやってみようという子どもの内側から湧き出てくる気持ちを、意欲が育つようにしたいと思っています。

小学校の学芸会当日、叡山電車の時間の都合でどうしても9時からの開会には間に合わなかったので、小学校のみなさんは2番目の1年生の劇を始めるのを園児たちが到着するまで待っていてくださいました。1年生には、去年まで一緒に過ごしていた先輩たちがいるので、園児たちも親しみを持って見ています。その1年生の劇を園児さんに見てもらいたいという小学校の先生のご配慮に感謝です。卒園児たちもしっかりと台詞をいい、意欲的にいきいきと表現しています。小学校でしっかりと育っていることがよくわかってとても嬉しくなりました。

鞍馬小学校は児童数が少ないので、学年の枠を超えた取り組みや、全校生徒が力を合わせられる取り組みが多く、学芸会のプログラムのなかにもそれを形にしたものがありました。地域の高齢者の方々の歌や、PTAのコーラスの発表もあって、こぢんまりとしたなかに一体感のあるとてもあたたかな学芸会でした。

いよいよ、園児たちの発表の番です。緞帳が上がってステージに立っている子どもたちの姿からは、緊張感と意欲が伝わってきます。初めての場所、多くの観客の前でライトに照らされながら、いきいきと発表する園児たちの姿が大きく見えました。

お弁当DAY

2011/11/11

とても良い天気に恵まれた先日の木曜日、‘お弁当デイ’ということで、電車に乗って岩倉東公園まで出かけました。

まだ、ヨチヨチ歩きの子どもが数人いる我が0・1歳児クラスは‘遠足’‘お弁当デイ’というと園の近辺を散歩してそこでお弁当を食べることが多かったのですが、今回は引率職員がたくさんいたこともあって思い切って遠出することに決めました。

当日子ども達は初めての電車、みんなで初めて見る景色に大興奮!!公園には乳児でも楽しめる大きくて優しい作りの遊具があり、それぞれによく遊ぶことができました。

お弁当もみんなで楽しく頂きとても充実した一日でした。

・・・そして、一番心配の帰り道ですが。

何が心配かというと、普段給食を食べた後(たまに給食の最中に)眠たくなる子がちらほらいるので、朝早くから園外に出た上に帰る時間が遅くなるとみんな眠たくなって帰り道はグダグダになるのではないか・・と。

ところが、なんと実際は一人も眠たくなる子がいなかったのです!!

帰りの電車も大いに楽しみ、興奮状態で園まで帰ってきました。一人も「だっこ~」ということなく鞍馬駅からの道のりもみんな張り切って歩いて帰ることができました。(いつもならお布団に入っている時間なのに!)

楽しいことがあると子ども達も普段の力以上のものが発揮できるんだ、と思ったと同時に

いっぱい楽しんでいっぱい歩いて一つ大きくなったみんなを感じることができました。

たまにはちょっぴり枠から飛び出してみること(私が。笑)も大事ですね!

おかたづけ

2011/11/10

どうすれば、子どもたちが自ら片付けをするようになるのかな。ご家庭でも悩むところだと思います。先日、おかたづけに関してうれしいことがありました。

夕方、子どもたちがお迎えを待ちながら遊んでいる時間。私が出かけようと、ままごとコーナーの脇を通ると1歳児Hちゃんと4歳児Mちゃんの女の子2人がいるのが見えました。4歳児のMちゃんが小さなHちゃんと遊んであげているのだと思ったのですが、どうもMちゃんは浮かない顔をしています。「どうしたの」と聞くと「だれも、かたづけてくれへんねん。」確かにままごとコーナーがずいぶん散らかっています。Mちゃんはこの散らかり方を見て片付けようとしたけれど、1人ではとても手に負えないので、どうしようかと思案していたのです。

Mちゃんが散らかったままごとコーナーを自ら片付けようと思ってくれたことが何よりも嬉しく、「片付けようとしてくれてたんや、ありがとう」とお礼を言った後、ここは大人が手を出すよりも子ども同士の関わりにつなげる方が良いと思い、「1人で片付けるのが大変だったら、お友達に手伝ってって頼んでみたら。1人でできないときは手伝ってて頼んだらええんやで。」と提案してみました。「片付けるの大変やし手伝って。」「ええよ、一緒に片付けよ。」という会話があって何人かで片付け始める。そんな姿を想像しながら、その場を立ち去ろうとしたら、「先生手伝って」とMちゃんの声。まさかの展開に、出かけようとしていた私は一瞬戸惑いましたが、手伝ってと頼んで良いと言った舌の根も乾かないうちに断るわけにはいきません。一緒に片付けることにしました。

片付け始めてみるとかなり散らかっていて、子ども1人では手に負えないのがわかりました。私は何をどこに片付けると良いのかわからなかったので「フライパンはどこに片付けるの?」と尋ねると「そこに写真が貼ってあるからそれを見て片付けて!」とMちゃん。「お人形はどこ?」「それはこっち!」「この洋服は?」「それはこの箱やけど、先生たたみ方が違うで!」この調子でしばらく片付けるとだんだん美しくなってきました。「見てみ、だいぶきれいになったで」「ほんまやな」と少し嬉しくなりながら、片付けていると2歳児さんが2人やってきて、遊び始めました。Mちゃんは「今、片付けたとこのおもちゃ出さんといて!」とぷんぷんしていましたが、「まあええやん。小さなお友達におかたづけの見本見せて教えてあげたら。」というと、少し納得してまた片付け始めました。15分ほどかかったと思いますが、とてもきれいになりました。「Mちゃん見てみ。めっちゃきれいになったで。きれいに片付けると気持ちええなー!」「ほんまやなー!」Mちゃんも満足げです。

Mちゃんが自ら片付けようと思ってくれたこと、一人で手に負えないときは誰かに頼んで良いと理解して、私に応援を頼んだこと、最後までやり遂げたことが、とても嬉しくて翌日のお参りのときにみんなに「昨日とっても嬉しことがありました」と伝えました。最初はMちゃんとは言わず、4歳児の女の子とだけいって紹介していたら、5歳児のKくんが「4歳児の女の子ってだれ?」と何度も聞いてきました。誰だったかは最後に言おうと思ってたので、すぐには答えなかったのですが、当のMちゃんが「先生、Kくんが誰って聞いたはんで!」というので、名前を明かしました。

「それはMちゃんです」といったときのMちゃんの笑顔は忘れられません。

カマキリ

2011/11/10

乳児クラスに新しい仲間、カマキリがやってきました。

みんな見たり、触ったり喜んでいました。

こういう子どもの姿を見ると捕まえてよかったと思いました。

生き物と触れ合うことは大切ですね。

ただ、意外と餌やりが大変だとも思いました。

 

 

認める

2011/11/09

子どもたちが、この「お互いを認め合う」ことに喜びを感じてほしいと思います。そのためには、子ども自身が親や周りの大人から認められる必要があります。大人が、子どもの気になるところ(直した方が良いと思うところ)ばかりを見て、その子を認めず、それはダメ!これをしなさい!と自分の思うとおりに子どもをコントロールし、動かそうとしてばかりいると、子どもも他の人を認められなくなります。子どもが育ってゆく力の元が萎えてしまいます。それは避けたいものです。子どもに足りない部分ばかりを見る減点法的な見方ではなく、ちょっと足りない部分もあるけど、こんなステキなところもある、あんなすばらしいところもあるという見方をしたいものです。

みんながそうだとは言いませんが、親となるとどうしても自分の思うように子どもを動かしたくなってしまい、必要以上に干渉したくなるときがあります。「この子はより良く育ってほしい」という気持ちからなのはよくわかりますし、何度言ってもわかってもらえないとついイラッとしてしまうことだってあるのもわかります。そんなときに自分の心に余裕がないと、ついその気持ちをことばや態度にして子どもにぶつけてしまいます。そうなると子どもは辛いし、大人も悲しくなってしまいます。一歩下がって、イライラを子どもにぶつけようとしている自分を冷静に観察して、イライラに翻弄され暴走しそうになっている心にストップがかけられると、子どもも大人もいやな思いをしなくてすみます。

この一歩下がるという距離感はとても大切です。自分の心を冷静に見つめるという意味でも大切ですし、子どもとの距離という意味でも大切です。つい子どもにべったりくっついて、ああしなさい!こうしなさい!と指示をだしてしまいます。子どもに甘え依存してしまわず、子どもを丸ごと信じて認め少し離れたところから見ることができると、お互いハッピーでいられると思います。

子どもがやっていることには全て意味があります。たとえ、大人にはつまらないことに見えてもその子にとっては大切なことがあります。もし大人にとって困ったことをしていても、それはつぎの育ちのための準備をしているのかもしれません。

子どもの今を丸ごと信じ、認めるということを大人自身が実行することで、子どもも誰かを認めることができるようになるのです。もし、子どもに「お互いを認め合えるようになってほしい」と願うなら、まず大人がそうすることが必要です。子どもは周りの大人を真似て育つのですから・・・

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