2013年 10月

メガネ

2013/10/23

先日の園内研修の中でチャイルドビジョン「幼児視界体験メガネ」を使って園内を歩きました。

このメガネは実際に子どもが見えてる視野を体験するものなんですが、つけて歩くと衝撃を受けました。
真横も見えないし、上も下も。階段を降りるのは手すりを持ちたいくらい不安だし、物にもぶつかるし・・・子どもってこんなにもせまい視野で物を見ているんだなー。

これでは急に車がせまってきていてもわからないよねとか、ここに物があるのは危ないよねとか、このメガネつけて物を食べたらポロポロこぼれたとかいろんな会話がかわされてました。でも視野がせまいからか、折り紙を折ったり絵本を見るのは無駄なものが見えなくて集中できたと言う感想もでました。

私達は普段からも「子どもの目線で考える」事を忘れずにと話し合ったりしていましたが、このメガネを体験してみて、本当にその人の気持ちになって考えられていなかった事を痛感しました。

常に相手の気持ちになって考えるって、言葉に出すのは簡単だけど、自分がその人にどれだけ寄り添えるかが大事なのかな…と考えさせられました。

きょうのごはん

2013/10/23

(ごはん)

・魚の洋風焼
・野菜のお浸し
・おろし汁

(おやつ)
マカロニきな粉

鞍馬の火まつり 2013 1

2013/10/22

今年も鞍馬の火まつりの季節がやってきました。10月22日、昼間は京都市内で時代祭が行われています。今年の火まつりはずいぶん暖かな日になりました。10月に入っても暑い日が続き、台風26号が通り過ぎてから急に気温が下がりましたが、まだまだ暖かい日が続いています。鞍馬では火まつりにはこたつを出すといわれているくらいですが、今のところそれほどでもありません。

午後6時まつりのはじまりを知らせる神事ぶれを合図に、各家の前に置かれたかがりに火が灯されて、まつりが始まります。最初は子どもたちの担ぐ小さな松明が「サイレヤサイリョウ」の声と共に鞍馬街道を練り歩き、次第に大きな松明に火が灯されます。使われる松明は500本を超えるそうです。鉾が山門前で出会った後、長さ3.5メートル重さ100キロ以上もある松明が階段に立ち並び全ての松明が燃えて、注連が切られた後、由岐社、八所社の二基の神輿が出て鞍馬街道を渡御し御旅所に入って一連の祭儀が終わるのは午前1時近くです。この10月22日の夜に行われている一般的に言われる「火まつり」は神幸祭といいますが、10月16日夜には宵宮祭、22日朝からは例祭が行われ、夜には神幸祭が行われるのです。そして、23日は朝から還幸祭が行われるのです。

とても勇壮で、鞍馬の人々の心意気というのか、熱い想いが伝わってくるおまつりです。そんなおまつりを一目見たいと見学に来た人は6,000人ほどで、昨年よりは少し少なかったようです。急峻な山にはさまれた狭い村にそれだけたくさんの人が集まれば、安全確保だけでも大変です。京都府警から300名あまりの警察官が警備にあたっておられましたし、火を使うおまつりなので、左京消防署からも40名近くの消防官が地元の消防団20名と警戒にあたっていらっしゃいました。多くの方々がおまつりのために力を尽くしていらっしゃるのです。

きょうのごはん

2013/10/22

(ごはん)

・ごはん
・クリームシチュー
・フルーツサラダ

運動会ごっこ

2013/10/21

運動会は終わりましたが、まだまだ運動会ごっこをして楽しんでいる子どもたち。3歳児は運動会出で使った音楽ののCDをかけると、全てのクラスが踊ったダンスは完ぺきに踊り、行進やかけあしまですべてを再現して遊んでいます。

そして、この間運動場で運動会ごっこをしていたら、「ゆりぐみさん(5歳児)やで!だからあおにして!」とゆりぐみさんのカラーコーンを出して欲しいと言い、「〜ちゃんやし、ここ!」と話が始まり、お兄ちゃんお姉ちゃんになりきって遊んでいました。

「リズムあそびや組体操する?」(4、5歳児がしました)と聞くと、「するー!」と大喜び!で、私が色々声かけを真似して言うと、ほぼ同じようにやろうと動いているんです。あまりにもばっちり再現されていたので、私はビックリ!ここまでしっかり見てたんやな〜。と驚きと嬉しさでいっぱいでした。 こどもの憧れの眼差しがいっぱい詰まった一時でした。こんな姿、素敵ですよね!

十三夜

2013/10/21

夕方、空を見上げると、まあるい月が山の端から顔をのぞかせていました。くっきりとした月ではなく、少しかすんだようなやわらかな感じがとても美しかったので、思わず写真を撮りました。

満月かなと思って調べてみたら、十三夜の月だと知りました。中秋の名月は旧暦8月15日の月を愛でますが、旧暦9月13日の月は十三夜の月といって、中秋の名月の次に美しいとも言われています。また、中秋の名月(十五夜の月)を見て、十三夜の月を見ないことを片見月といって良くないこととされているそうです。地方によっては十五夜の月と十三夜の月は同じところで見ないといけないといわれることもあったり、十三夜の夜の天気によって,翌年の農作の豊凶を占うという風習もあるそうです。いろいろな風習が伝わっているものです。

また、十五夜は芋名月といわれるのに対して十三夜は栗名月、豆名月と言われるそうです。収穫時期の違いなのでしょうか。秋の収穫を感謝して月にお供えをする風習があるのでしょう。想像すると昔は月と暦は深く関わっていたので、月が農耕で重要なタイミングを教えてくれたのかもしれません。その月に感謝をするのは自然な気がします。

また、東日本を中心に十日夜(とおかんや)といって旧暦の10月10日に行われる収穫際もあるそうです。これは、稲刈りの後、田んぼの神様が山へ帰る日だとされていて、お餅をついて食べることもあるそうです。このときはお月見がメインではないそうですが、十五夜、十三夜、十日夜と月を愛でる、収穫に感謝する行事があるのは、季節の移り変わりや、収穫など、自然の猛威にさらされながらも、そのめぐみを享受して生きてきた日本人の感性なのかもしれません。

今年は新暦の11月12日が旧暦の10月10日にあたるそうです。十日夜の月を眺めてみようかと思います。月は、なぜか気になります。

きょうのごはん

2013/10/21

(ごはん)
・八宝菜
・ひじきのサラダ

(おやつ)
・バナナケーキ
・牛乳

 

 

ひじきをマヨネーズ味で食べるって少し変な感じがしませんか?私がこのひじきサラダのレシピと出会った時、「これ大丈夫なのかな?」と思いました。マヨネーズだけでは味に少し物足りなさを感じるので、塩・コショウ・しょう油・ごま・ごま油をプラス。すると、なんとなんとおかわりする子どもや職員が続出!!なんて喜んだのはもう5年以上前の事。それ以降サラダの定番メニューとなり人気メニューになりました。

食事の専用ページ「たのしくいただきます」ができました

2013/10/20

今まで、「園のこだわり」ページに掲載していた「きょうのごはん」は、新しくできた「たのしくいただきます」ページに移動しました。
トップページの左下「たのしくいただきます」ボタンをクリックしてご覧ください。

おいもほり 2013 2

2013/10/20

     手伝って上げるね!

おいもほりに行って子どもたちが自分で土を掘っていもを掘り出すことは、こうやって書いたり、口で言うと簡単に掘れそうにおもいますが、これも実際に体験してみないとどんなものかはわかりません。畑の土はやわらかくさらさらしていますが、素手で掘ってゆくのは大人でもけっこう大変で、一株掘り出すにはかなり根気が必要です。私はひとり一株でも自分で掘れれば良いかなと思っていたのですが、5歳児のIちゃんは、最初から最後まで、時間にすると1時間以上、ずっと自分の手でいもを掘り起こしていました。

     集中力!

「頑張ってるね!」と声をかけようとしましたが、それもはばかれるくらい真剣に取り組んでいます。一心不乱ということばがぴったりの姿です。こういうときに、声をかけたくなることがありますが、子どもが集中して取り組んでいるときには、できるだけ邪魔をしない方が良いのです。大人はついつい自分の都合で声をかけたり、手伝おうとしたり、自分が思うように子どもを動かそうとしたりするのですが、子どもが自分のやりたいことを見つけて一所懸命にとりくんでいるときには、少し離れてそっと見守るのが一番です。その時の子どもの顔のステキさといったら、他にたとえるものがないくらいです。

とても心の優しいIちゃんは、自分の分を後まわしにしても、困っているお友達を手伝ってあげてもいました。ときどきおともだちの代わりに全てやってあげたくなり、自分がやってしまうこともあるのですが、このときは、その子が自分でできるようにと考えていたようで、少しずつ手伝ってあげていました。

子どもたちはみんなとても楽しそうにしていたので、先生の配慮でお弁当を少し遅らせて畑で過ごす時間たっぷりとりました。いもを掘り終えた子どもたちは、畑の土で遊びます。とてもきめの細かいさらさらした土なので、肌触りが心地よく、適度に粘りけもあってお団子もできます。土遊びに夢中になっている子もいれば、虫などの生き物を探して遊ぶ子もいます。ほとんどの子が、いもを掘り終わりったり、飽きてしまって他のことをして遊ぶなか、Iちゃんは最後までいもを掘っていました。

おいもほりが終わり、靴を履き替えようと脱いだIちゃんの長靴からは、土がいっぱい出てきました。靴下についた土がテカテカ光るほどに汚れています。それが気付かないほど夢中になって掘っていたのですね。その集中力には感心しました。

おいもほり 2013 1

2013/10/19

   おいもをたくさんとってね

子どもたちがおいもほりに行く前に、いもの蔓や葉を刈る作業を体験したら思ったより大変で、次の日は背中や足が筋肉痛になってしまいました。いつも蔓を刈るのをお願いしてしまっていますが、自分が実際に体験してみることでどんな作業なのかよくわかります。作業が終わる頃には台風は通り過ぎ、温帯低気圧に変わったようで、雨も止んで日差しが降り注いできました。どうやら次の日のおいもほりは、良い天気になりそうです。

          

      一緒にやろう!

翌日、きれいに晴れあがり、美しい青空の下でのおいもほりになりました。土の中のいもを最初から子どもたちが手で掘り出すのは大変なので、大人があらかじめスコップを使って少し掘り起こしておきます。しかし、子どもによっては大人に手伝ってもらわずに自分の手で掘り起こしたい子もいます。その子達のためにいくつかは掘り起こさないでおきます。「大人に手伝ってもらわずに掘ってみたい人は挑戦してください。」というと何人かが取り組んでいました。前日の雨で、少し土が硬くなっているので、子どもたちには無理かなとも思いましたが、最初から無理と決めつけてはおもしろくないので、子どもたちに任せたら頑張っていました。

少し掘って、いもが見えると引き抜けるかと思って引っ張ってみる子もいますが、そう簡単には抜けません。いもの全体が見えるくらいまで土を掘らないとうまく取り出せないのです。いもが大きければ深く掘らなくてはならず、30センチ以上掘ることもあります。ですから、やり始めたものの途中で諦めてしまう子もいます。あきらめそうになっている子でも少し励ましたり、友だちに手伝ってもらうように促したり、大人が少し手伝ったりして、掘り起こせると、また次に挑戦する姿がみられます。
そんなときでも、すぐに大人が手伝うのではなく、友だちに手伝ってもらうように促すことで、子ども同士の関わりの機会を増やすことが大切です。

スクロール