2013年 5月

暑さ指数

2013/05/18

気温が乱高下しています。5月9日の最高が30.2度10日の最高気温は21.1度で、9.1度の差、5月9日は最低気温が8.6度だったので、1日のうちでも21.6度の気温差です。5月15日の最高気温が29.3度、翌16日は22.8度でした。南風が吹いて暖かい空気が入ってくると気温が上がり、北風の日は気温は低くなる。あたりまえといえばあたりまえなのですが、それが実感できます。「今日は暑いね。」と言っていたと思ったら次の日には「今日は寒いね。」という感じです。

今年は自然の生き物たちも、戸惑っているようです。ようやくウグイスがさえずり始めましたが、あまり上手ではありません。タゴガエルというカエルも昨年は5月のはじめに鳴き出していたのですが、未だに声が聞こえません。

どうも気温が落ち着きませんが、これからだんだん暑い日が多くなってきて、熱中症も心配されます。身体が暑さに慣れていないこの時期や、気温がそれほど高くなくても湿度が高い梅雨の時期には注意が必要です。また、室内でも熱中症が発生しています。

環境省が熱中症予防情報というのを5月13日から発表しています。従来は6月1日からだったものが、今年は発表時期を早めたようです。この熱中症予防情報には、「暑さ指数(WBGT)」という指数が使われます。これは、気温だけでなく、湿度や日差しなどの輻射熱をも考慮に入れた指数で、この指数が高いと熱中症にかかる人が増えます。つまり、気温や日差し(日射量)が同じでも湿度が高いと、暑さ指数(WBGT)は高くなり、熱中症にかかる人が増えるのです。詳しい情報は「環境省熱中症予防情報」(http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php)を参考にしてください。

確かにこういう指数が出ると、数値化されるのでわかりやすくなってありがたいと思います。それと同時にそれぞれが自分自身で感じる力も高めたいものです。熱中症の原因は、外的な要因だけではなく、睡眠不足など、自分自身に起因することも多いので、自分の今の状態をよく知った上で、暑さ指数などを有効に活用すると良いと思います。

ハチの巣

2013/05/17


この写真、何に見えますか?鉛筆?それとも・・・何でしょう???

実はこれ、園の昼食で使っているお箸なんです。子どもたちが昼食をいただく時に使うのですが、食べ終わったら所定の場所に返却することになっています。ほとんどの子が食べ終わる頃には使い終わったお箸がたくさん集まって来ます。

ある日、女の子が全部のお箸をひとまとめにして握っていました。何をしているのかと思いながら自分の食器を片付けに行くと、その子が「先生見て!ハチの巣!」と言ってほほえんでいます。最初はなんのことかわからなくて、変な顔をしていたのでしょう、その子はお箸の束を私の目の前に持って来て、もう一度「ハチの巣!」と言ってくれたので、ようやくわかりました。六角形の箸の天の部分がたくさん集まると、本当にハチの巣のように見えます。この形を見て、「ハチの巣」ということばがすぐに出てくることに驚くとともに、その観察力と発想の豊かさに感激しました。どこかでハチの巣を見たのでしょう。六角形の集まりがそれを思い出させたのでしょうね。

何だか嬉しくなって、そのお箸の束を持ち歩いて、職員に見せては「ハチの巣」というと、職員もキョトントしていましたが、「○○ちゃんが、これをハチの巣だと言うんだよ」と言うとみんな一様にニコニコしながら、喜んでくれました。

子どものつぶやきのような声に耳を傾けていたいものです。

にんじん

2013/05/16

とうもろこしと黒豆は畑に入って右側に種まきをしました。そのとなり、畑のまん中では麦が花を咲かせています。左端のフェンス沿いではえんどうまめが花盛りです。

麦とえんどう豆の間には、私が蒔き時を間違えて初冬に蒔いたにんじんがあります。暖かくなり始めてから、芽が出ていないか探していたのですが、どうも芽はでていないようでした。仕方なくにんじんは諦めて、そこに大豆を蒔こうと思って草をむしりました。

半分くらい草をむしったところで、手元を見ると、草のかげににんじんのような葉がでているではありませんか。半信半疑でしたが、どう見てもにんじんです。ぎざぎざした小さな葉が3本ほど出ています。

もしかしたら他にも出ているかもしれない。そう思い這いつくばって探してみたら、他にも3箇所くらいに、にんじんの葉が出ていました。もうダメかと思っていたにんじんの種が冬を越し、春を感じて芽を出してくれたのでした。もう嬉しくて嬉しくて、にんじんくんがんばったんだね。ありがとう。と言っていました。

今までずいぶん注意して探したつもりだったのですが、他の草がたくさんある中では見落としていたのでしょう。にんじんを蒔いた場所の半分くらいは草をむしって、土を出したので、知らずににんじんをいくつかむしり取ってしまったかもしれません。でも、早めに気がつくことができ、4株くらいは無事で良かったです。

にんじんの葉のまわりに、刈り取った葉を置き、間違って踏んでしまわないように、竿を立てておきました。無事に収穫できると嬉しいのですが、そこまでこぎつけるには、越えなければならない難関がたくさんあるのだと思います。でも、私にできる事はあまりありません。気にかけることと、声をかけることくらいでしょうか。ただひたすらにんじんを信じるだけです。できれば種取りまでできると良いのですが・・・

草を取り払ったところには、予定通り大豆を蒔き、奥のフェンス沿いにはサンマルッァーノを何カ所かに蒔きました。

            にんじん

きょうのごはん

2013/05/15

・ごはん

・豆腐ハンバーグ

・和風サラダ

・ポパイスープ

 

※ 3歳児は青空ランチをしました!

たねまき

2013/05/15

ほうれんそうがまばらに生えていた畑

久しぶりに畑で作業をして、いろいろな種を蒔きました。トウモロコシ、黒豆、大豆、トマト2種類(サンマルッァーノと普通のトマト)です。ちょっと欲張りすぎたかもしれません。

先ずはほうれんそうがまばらに生えていたところをの草を取り除きます。ほうれんそうは種を取る分だけ残して収穫しました。収穫といっても大きくて10センチくらい、小さいのは5センチくらいの葉が20枚ほどとれただけです。日が経つにつれて甘さが少なくなって、代わりに苦味が出てきたように思います。葉を取り去った後の茎を噛んでみたら、これも結構甘かったのですが、

   草を取り除いたところ

繊維が固すぎて食べるのは少し難しかったです。

そうして、ほうれんそうを採り、その他の草も取り除いて地面が見えるようにしたところに、トウモロコシと黒豆、そしてトマトの種を蒔きました。少し地面を掘って種を蒔いたあと軽く土を被せ、そのうえに取り除いた様々な草を乾燥防止のために覆い被せました。草をそのまま置いても良かったのですが、草を細かく切って被せてみました。あまり分厚く覆うと、芽を出しにくいか、もしくは芽が出たときにわかりにくいかと思ってそうしてみたのですが、厚みがないだけに保湿力が低いかもしれません。うまく発芽してくれるでしょうか。

    黒豆を蒔きました


その前にもっと基本的な問題があることに気づきました。そもそも種自体が発芽する力を持っている種なのかと言うことです。昨年収穫した種なので、収穫時期が早すぎたりして、種としてうまく育っていなければ、発芽は望めません。トマトはしっかりと熟したので大丈夫だと思うのですが、黒豆は収穫が少し早かったので、少し心配です。例え、その基本的な条件をクリアしていたとしても、種蒔きの条件、つまり、時期や蒔き方、種蒔きの後の条件が悪ければ発芽しないかもしれないのです。

うまく芽を出してくれることを祈るしかありません。

    草を被せてできあがり

「ありがとう」と「ガンバレ」

2013/05/14

お寺の行事「経塚巡拝に参加して、久しぶりに山を歩き、かなり疲れました。去年はもっと楽に、快適に歩けたのに日頃の運動不足のせいだと思います。それでもペースはかなりゆっくりです。というのも、子どもがいるので、自然とそのペースになってしまうのです。ですから、かなり時間がかかりました。そのゆっくりペースでも疲れてしまって、ちょっとショックです。

それにしても、子どもたちはよく歩きました。2年生のお兄ちゃんは、5歳の子を待ってあげたり、手をつないであげたり、励ましたりしていました。それでも、後半に待っている急で、長い上りの後の上りではさすがに「疲れた。歩けない。」と訴えていました。

みんなに、「もう少しだから、ガンバレ!」「大丈夫!」と励まされていました。それでも、疲れていたようで、気分はなかなか変わらない様子です。そういえば、去年はほとんど弱音を吐くことなく、歩いていたのに、今年はどうしたのでしょう。

去年は小さかったのに、最後まで機嫌良く歩けた。今年は、少しくじけそうになった。その理由なんていろいろあるのでしょうし、その時の体調等によっても違うと思うのですが、ふと、こんなことを思いました。

去年の参加者の中には年配の方や、女性が多く、あまり速いペースで歩くのは大変で、子どもの歩く速さがちょうど良かったようです。ですから、「○○くんがいてくれてホント助かるわ。ありがとう」「○○くんのおかげで楽に歩けるわ。」と多くの人から感謝され、そんなことばをかけてもらっていました。ところが、今年は去年のように感謝されたり、頼りにされることは少なく、「もう少しだからガンバレ!」「元気出して!」と励まされることが多かったようです。

何が言いたいかというと、「ガンバレ!」と励まされるよりも、「ありがとう」と感謝してもらった方が、力が出るのではないか。と思ったのです。誰かが喜んでくれたり、誰かの役に立つ喜びの方が、励まされるよりも力になるのかもしれない。

子どもの様子を見ていたら、そんなことを感じてしまいました。ちょっと思い込みが激しすぎるでしょうか?

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