2013年 4月

義経桜

2013/04/11

    本殿前のソメイヨシノ

花盛りは過ぎましたが、鞍馬ではさくらが美しく咲いています。山の上、本殿前のソメイヨシノやヤマザクラはもう散り始めていますが、八重桜の花が少しずつ開いてきました。園庭にある大きなヤマザクラをはじめ、山麓の山門や保育園付近のソメイヨシノやヤマザクラはまだまだ美しく咲いています。この2〜3日は冬がもどって来たかのような寒さですが、その前はとても暖かかったので、草花が一気に生長しました。もみじがかわいらしい新芽を出して日に日に大きくなり、ちいさな赤い花を咲かせています。山吹も咲き始めました。

     もみじの花

お寺の本殿の前庭に大きなソメイヨシノと八重桜の間に細い桜の木があります。「義経桜」という名前の桜です。お寺でこの桜のお話しを聞きました。

平成18年に宮城県の栗駒市の方からこの「義経桜」が奉納されました。栗駒市には判官の森と呼ばれる森があり、そこには義経の胴塚と言われている場所があります。その近くには、義経が馬の鞭として使っていた桜の枝を土にさしたのが根付いたという義経鞭桜という桜があるそうです。その桜なのかどうかは定かではありませんが、

      さくらと園舎

「義経桜」という桜が鞍馬にやってきました。

お寺ではそれを大事に育てていたそうです。ところが、ある日そのうちの一本が、人のいたずらか、鹿にかじられたのか、折れてしまって、1メートルくらいの棒を地面に立てたような姿になってしまいました。せっかく心を込めて奉納してくださった桜なのだから、なんとかもう一度芽を出さないものかと、鹿の被害に遭わなくて、条件の良い場所に移植して、毎日「元気になれよ」「頑張って芽を出してね」と声をかけ大事に育てたそうです。そうしてしばらくしたら、   

       義経桜

一本の棒きれのようになった桜から芽が出てきて、すくすくと順調に育ったのです。なんか「義経鞭桜」みたいです。

そうしているうちにずいぶん大きくなったので、昨年の冬に本殿前庭に植え替えたところ、今春、ついに花が咲いたのです。それにあわせるかのように、義経桜という名前のお菓子がお供えされたり、義経桜に関する問い合わせがあったりと、義経桜が少し話題に上るようになっているのだそうです。何だか少し不思議な気がします。

きょうのごはん

2013/04/10

・ごはん

・ウインナー炒め

・ブロッコリーのサラダ

・いとこ汁

はなまつり 2

2013/04/10

学童のみんなは、甘茶を誕生仏の尊像にかけてお祝いしたあと、甘茶をいただきました。甘茶は独特の味がするので、子どもたちはあまりの飲まないのかと思っていたら、ほとんどの子がおかわりをしています。おいしい?ときくと、甘くて苦くて甘いと答えてくれました。おもしろい表現です。最初口に含んだときには、甘さが口いっぱいに広がるのですが、飲み込むときにはなんとなく苦いような味になります。そして、飲み込んでしまうと後味に甘さが残る。そんな感じを「あまくて、にがくて、あまい」と表していたのだと思います。それにしても、おかわりまでしてたくさん飲んだものだと思います。

甘茶はとても大きなやかんにいっぱい入っていたので、低学年の子にとっては湯飲みにつぐのに一苦労です。湯飲みの位置を調節する姿もありましたが、2人で力を合わせる姿も見られました。大人がああだこうだ言わなくても子どもたちは自分で工夫するのです。

甘茶でお祝いしていたら、お昼前になってしまいました。少し自由な時間を過ごして、おべんとうです。

午後は、外で遊ぶと釈尊物語のビデオの続きを見るのどちらかを選ぶことができました。お天気も良かったし、午前中は室内で過ごす時間が長かったので、ほとんどの子が外で遊ぶことを選びましたが、2人だけがビデオを見ることを選んだそうです。

外で遊ぶ子どもたちにと一緒に過ごしていた職員が、部屋に戻って、ビデオを見ていた子に「どうだった?」と聞いたら「死んでしまわはってん・・・」とぽつんと言った子がいたそうです。お釈迦様が涅槃にお入りになるのを知ったその子が、どんな気持ちでそう言ったのかはわかりませんが、ちょっと気になりました。

「ちょい悪!?」

2013/04/10

新年度がスタートしました。

在園の子どもは一つお兄ちゃん、お姉ちゃんになった事をすごく誇らしく感じているように思います。

新年度早々だからこそ起こる出来事がありました。

給食の時間の事です。幼児クラスになったばかりの男の子が少し食べ終わるのが遅くなりました。

遅くなった人は食器を給食室まで持ってきてくれます。その男の子も給食室までもて来てくれました。

「遅くなってごめんなさい。」と言って食器を渡してくれました。

「ありがとう。」と受け取ると、ニチャっとちょい悪な顔をしてすごい速足でお部屋に戻って行きました。

ちょい悪な顔をして入って行ったお部屋は乳児クラスでした。

「あっ、あっそっちのお部屋じゃないよ。一つお兄ちゃんになったから・・・」と言うと今度は

少し恥ずかしそうな顔をして幼児クラスに入っていきました。

新年度早々によくある事ですよね。自分も同じ事をして顔を赤くしたのを思い出しました。

はなまつり 1

2013/04/09

灌仏会はお釈迦様がお生まれになったことを祝う行事です。たくさんの花で飾った花御堂の中に灌仏盆を置いて甘茶を入れ、その中に安置したお釈迦様の像に甘茶をかけてお祝いします。お子お釈迦様の像は誕生打つと言われ、右手で天を左手で地を指すお姿をされています。これはお釈迦様がお生まれになった時に、右手で天,左手で地を指さして「天上天下唯我独尊」(自分自身が世の中ので最も尊い)とおっしゃったという伝説に基づいています。

灌仏会ははなまつりともいいます。4月8日には、乳児クラスは園で、幼児クラスはお寺の本殿まで行ってお祝いしました。ちょうど新入園児さん達の初登園の日だったので、一緒にお祝いすることができました。新入園児さんにとってはそれどころではなかったかもしれませんが・・・

それに先立つ4月5日は春休み最後の学童保育の日でした。せっかくなら、学童保育に来ている小学生たちにも、お釈迦様のお誕生をお祝いしてもらおうということになりました。それなら甘茶をかけるだけでなく、子どもたちがお釈迦様について知る機会にしたいという思いから小学生がわかりやすく、しかもある程度内容のある本がないかと探したらお寺に『釈尊物語』というビデオがありました。今ではあまり見なくなったVHSビデオ2巻セットです。2巻で80分ほどのなかに、お釈迦様のお誕生からお悟りそして涅槃までがまとめてあります。ちょうど2巻に分かれているので、1巻目をみんなで見てから、誕生仏に甘茶をかけてお祝いすることにしました。子どもたちは、きれいに1列に並んで、1人ずつ誕生仏の前まできたら、慎重に甘茶をかけ、丁寧に合掌礼拝していました。1人が終わると誰からともなく拍手が起こりました。その場はとても暖かくやわらかなしかし自然と背筋が伸びるような雰囲気に包まれていました、子どもたちの心もスッとまっすぐになっているかのようでした。

きょうのごはん

2013/04/08

・ちりめん和えごはん

・根菜のゴマ味噌炒め

・おつゆ

使命

2013/04/08

4月6日には入園式を行い新入園児さん達が元気に入園してきました。入園式はあいにくの雨、天気予報は台風並みに発達した低気圧が通過するため、春の嵐になるという予報でしたが午前中はそれほどひどくならずに入園式も無事に終わりました。

ところが午後に食育会議をしていたら、聞いたこともないような風音が鳴り続き、大きな木がゆさゆさ揺れて、あらゆる葉っぱが宙を舞います。たびたび話しを中断して外の様子をうかがうほどでした。

それほど強い風雨でしたが、お陰様でいたるところ杉の葉っぱだらけになったくらいで大きな被害もなく無事に過ごすことができました。ありがたいことです。

今日、保育園のまわりのさくらがようやく八分咲きくらいになりました。お寺の本殿前は、ほぼ満開です。あれだけ激し風雨だったので、咲き始めのさくらもほとんど散ってしまったのではないかと心配しました。嵐の翌朝さくらを見てみると、雨風に打たれ、少しくたびれた姿にはなっていましたが、ほとんどの花が元気に咲いています。あれだけの風雨に耐えたのだと思うと、そのけなげさがとても凛々しく、愛おしささえ感じられました。

さくらの花というとはらはらと舞い落ちる可憐なイメージを持っていましたが、あれほどの風雨に耐える強さも持ち合わせていることがわかりました。

咲き始めの花は強いのでしょう。花には花の役割があって、その役割を全うするまでは、何があっても耐え抜くのかもしれません。

美しく、そして強い。そんなさくらの花を見ていたら、「おまえは全力で自分の使命を果たそうと努力しているか」と問いかけられているように感じました。

味噌作り 4

2013/04/07

楽しく歌いながらつぶした大豆と麹を混ぜていると、手がすべすべになってきました。豆と麹に手が磨かれたのかもしれません。人の皮膚には様々な微生物が住んでいて、細菌叢を形成しています。手で混ぜるということは、自分の手に住んでいる微生物も麹と一緒に味噌作りを手伝うということです。

汚いとか言わないでくださいね。うちのおばあちゃんの漬け物は天下一品という漬け物名人のおばあちゃんっていませんか。こういう漬け物名人の人は漬け物に適した細菌叢を持っているとも言われています。いろいろな微生物が複雑に役割を果たし合うことで、漬け物も味噌もおいしくできるのだそうです。変に人間が干渉しすぎず、人間は人間の役割だけを果たし、微生物が楽しく働き合える環境を整えるだけで、あとは微生物を信じて「お願い!」と任せれば、自然に様々な微生物がそれぞれの役割を果たし、おいしい漬け物や味噌を作ってくれるのです。

ただし、大切なのは微生物が働くための環境です。その環境(場)が楽しい環境だと微生物たちがうまくバランスをとりあい、必要なときに必要な微生物が自分の役割を果たすようになるという話しを聞いたことがあります。

あれ?どこかで聞いたような内容です。子どもが自ら育つ力を丸ごと信じ切り、大人はこどもたちが自分を発揮していきいきと活動できる環境を整えて、あとは見守る。そして、子どもたちの育つ「場」である保育園はいつも楽しいところでなくてはならない。

当園の理念です。味噌作りと当園の理念とがこんなところで繋がっているとは・・・

ちょっと強引すぎますか?

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