2012年 11月

文化の伝承 2

2012/11/08

鞍馬小学校の柔道教室の子どもたちを10年近く見ていると、高学年になると責任感が出てくるのか、やる気が出てくるのか、練習にも真剣味が増してきます。最初のころはそうでもなかったのですが、一生懸命練習する子が多かった年代以降はそんな傾向が続いています。「やるときはやる!」といった気分を一緒に練習している子どもたち全員が感じているのでしょう。それは高学年が、時にはきつい練習も積極的に行っている姿を見ているからです。いろいろな人と一緒に過ごすことで、刺激し合ったり学び合ったりできるのです。そういう文化が伝承されてゆくのです。

そんな中で、昨年度卒業した男の子、Tくんが中学に行ってもどうしても柔道を続けたいと思っていたのですが、その子が通っている中学校には柔道部がないので、指導者の紹介で町の道場に通い始めました。ほぼ毎夜練習に通って一生懸命練習しているそうです。

先日、小学校の柔道の指導者が「Tくんが試合ですごいきれいな一本勝ちをしたよ!」と興奮気味に伝えてくださいました。試合の応援に行かれたそうですが、小学校時代に柔道を教えてきた指導者はさぞ嬉しいことでしょう。少しだけサポートをしていた私でもその話しを聞いてとても嬉しく思いました。

そんなTくんが、時間のあるときには小学校柔道教室に来て後輩達を教えてくれているそうです。高学年の指導はほぼTくんに任しているのだと指導者が話してくださいました。後輩達もTくんの話しをよく聞いて練習しているそうです。

先日の試合にもTくんは小学生達の応援と指導に来てくれていました。立っている姿はすっかり柔道家、頼もしい限りです。試合がはじまる前や要所要所で、小学生達に的確なアドバイスをしてくれていました。小学生も真剣に話し聞いてうなずいていたので、アドバイスが心に届いたのだと思います。

中学に行っても柔道を続けたいと思って道場に通い、練習の合間を見つけて後輩達の指導に来てくれる。そんなTくんの姿を見ていて、「一生懸命に練習する」という文化が伝承されてきて、Tくんで開花したようでとても嬉しくなりました。

集める

2012/11/08

こども達は、石やさら砂、木の実など集めるのが大好き!その集めた物を大切に靴箱に入れている姿もよく見ます。
そしてこの時期と言えばやはりどんぐり!お散歩でたくさん拾ってきています。おいもほりに行った時も、お弁当を食べる公園にたくさん落ちていて拾う事に・・・。いっぱいある〜!と夢中で拾うこどもたち。鞍馬にあるどんぐりとまた違う種類で、とても大きかったり、細長かったりします。中でも、Yくんは見つけるのも拾うのも得意!黙々と綺麗なのばかり見つけて拾っては「先生はい!」と持って来てくれます。みんなが段々と次の遊びに変わっていくのにYくんは夢中!1時間以上集めていました。帰りにとても満足そうに、「先生いっぱいになったなぁ。数えよっかぁ。どんぐりケーキとか作りたいなぁ。」と言っていました。私はその姿がとても素敵で、この気持ちに答えてあげたい!と思いました。そして園に帰ってすぐに二人でどんぐりの数を数えました。

文化の伝承

2012/11/07

鞍馬小学校柔道教室の子どもたちが参加した柔道の試合を応援に行きました。柔道教室の指導者はいつも子どもたちに「強い相手と試合をすれば負けるのは当然だが、そこで自分の心に負けるな。投げられても良いから、必ず自分が練習した技をかけなさい。負けたらどうしよう。投げられたら怖い。という自分の弱い心と戦いなさい。」と指導されています。

子どもたちは、「そうはいっても、怖い」という思いに負けたり、ついつい気の入らない練習や態度になってしまうこともあります。しかし、学年が上がってくると、自分から「やろう!」という気持ちが強く持てるようになるのでしょう。練習にも真剣みが増して、かなりハードな練習に涙を流しながらでも、逃げ出さずに取り組むようになります。そうなってくると、試合で強い相手に当たって、実力が出し切れなかった時などは悔し涙が流れたります。

もちろん、強い意志を持って取り組めることもあれば、くじけてしまうこともあります。そんな自分を乗り越えたり、つらくても頑張る楽しさを子どもたちが少しでも感じてくれると良いのでしょう。

そんな「やる気」になった高学年の真剣に取り組む姿を見ることが低学年の子どもたちの刺激になっているようです。低学年のうちはまだまだできないことが多くても、高学年になったときには、それができるようになっているのです。まさに文化が伝承されてゆくのです。

保育も同じです。年齢の違う子どもたちが一緒に過ごし、いろいろな人との関わる機会があった方が発達が豊かになるのです。子どもは必要に応じて相手を選んでいます。何かをしてほしいときはずっと発達が上の子、年上の子に頼みますし、まねをしながら学ぶときは時は自分より少し発達が進んだ子を見て学び、遊ぶときには同じくらいの発達の子と遊ぶのです。人という環境を自分で選んでいるのです。

学年が同じ子どもたちとしか接する機会がなければ、子どもの発達の機会はごく限られたものになってしまいます。(大人は管理しやすいかもしれませんが)だからこそ、いろいろな年齢の子が一緒に生活してゆくこと、こどもが関わる相手を自分で選べる環境が必要なのです。

いろいろな子どもたちが一緒にいることが大切なのと同じように、大人という人的環境も子どもが選べる方が良いのです。大人も子どもも、合う人合わない人がいます。思いっきり遊びたいときは、思いっきり一緒に遊ぶことが得意な大人と遊ぶのがおもしろいでしょうし、くじけそうになった時にはなぐさめてくれる大人がいることが大切です。

同学年を集めたクラスに担任1人ということにこだわってしまうと、発達の機会を著しく減らしてしまうのです。

きょうのごはん

2012/11/07

・ごはん

・ウインナー炒め

・春雨のマヨネーズサラダ

・吸い物

秋の遠足

2012/11/07

ひまわり、ゆりぐみは電車に乗って出町商店街まで行きました。今回は商店街で買い物をするのが目的です。

残念ながら25人全員は揃いませんでしたが、、、楽しい秋の遠足になりました。

子ども達がお店の方に何が欲しいのかを上手く伝えることができるのか少し不安でしたが、グループにわかれて園長先生や調理員さんから頼まれていた物を無事に買う事ができました。

そして、待ちに待った鴨川の河原でのお弁当タイム!!

大好きなお母さんに作ってもらったお弁当を、みんなでワイワイ楽しみながら食べるは美味しかったようで、みんなキレイに完食していました。

学童柔道大会

2012/11/06

京都府柔道連盟主催の第52回京都市学童柔道大会という大会が行われ、鞍馬小学校柔道教室の子どもたちが、大会に参加しました。私も以前は水曜日と土曜日に子どもたちの練習のお手伝いをしていましたが、今はとてもその時間はないので、せめて試合だけでもと思い応援に行ってきました。

午前中は学年ごとの個人戦です。しばらく見ない間に子どもたちの柔道は随分上達していました。しかし、試合となるとメンタルな部分が大きく関わってきます。強い相手に対しても果敢に攻めることは、勇気や心の強さがないとできません。

例え勝敗がどうであっても、どれだけ責められるか、自分より圧倒的に強いとわかっている相手に対して、どれだけ自分から技をかけることができるか。鞍馬小学校柔道教室で求められるのはその部分です。指導者は、いつも口癖のようにそのことを子どもたちに言って聞かせています。

でもやっぱり、子どもたちだって試合となると緊張もするし、思いっきり投げられたらどうしようという怖さもあります。そんな不安から及び腰になってしまって、自分の力が出し切れない子もいます。不安に打ち勝って積極的に技をかけている子もいました。勝敗でいえば白星の数は少なくはなかったのですが、どちらかというと、力が出し切れていない感じでした。

午後は男子団体戦が行われました。人数が少なく、先鋒なしの4人で戦いました。
このときの子どもたちの姿は、午前中とはまるで人が違ったかのように積極的です。指導者が魔法でもかけたのかと思うほど、どの子もどんどん自分から技をかけてゆきます。しかも、全員が攻めの姿勢です。応援する方も自然と熱が入ります。結果としては負けてしまいましたが、とても良い内容の試合をしていました。「みんなのためにも負けられない」と思ったのか、「何とかしよう!」と思ったのかもしれません。そんな姿を見ていて、子どもたちが全力で戦っているというのが伝わってきて心を動かされました。子どもたちは、全力を出してやりきった満足感や充実感を感じていたのでしょう。試合が終わって、一列に並んだ子どもたちの背中が大きく見えました。

お弁当デー

2012/11/06

お弁当デーの日。

すみれぐみ(1歳児)は、鞍馬の川原へお散歩に出かけました。リュックサックが嬉しくて朝からワクワク、ソワソワな子どもたち。そして、いざリュックを背負って、レッツゴー!!

ぽかぽか、でもひんやりとした風が秋を感じさせる秋晴れ。

川原にはすすきや猫じゃらし、とんぼも飛んでいて、秋がいっぱいです。

すすきのわたを保育士が吹くとぼくも!わたしも!と子どもたちがすすきを取りにきました。でもなかなか抜けないすすき!!

気付くと〝◯◯ちゃんが◯◯ちゃんをひっぱって〜〟とおおきなかぶごっこが始まりました。みんなでうんとこしょ〜どっこいしょ〜〜。

やっとすすきは抜けました!保育士をまねて吹いてみたり、ほうきにしたり、川原で釣り竿にしてみたり!!釣り竿から跳ねた川の水が冷たくてみんな身震い!これもこの季節ならでは…と秋を満喫した散歩になりました。

園に戻ると一足お先にたんぽぽぐみ(0歳児)がテラスでおべんとう!

すみれぐみは園庭貸し切りでシートを広げ、おべんとうを食べました。

たんぽぽ、すみれぐみの貸し切り保育園。いつもと違う保育園も満喫したお弁当デーでした!

おたのしみ会 3

2012/11/05

   やきいも担当のお父さん方

おたのしみ会でもう一つ忘れてはならないコーナーがありました。それは焼きいも屋さんです。参加してくださったお父さん方にお願いして、焼きいもを焼いていただきました。

昨年度お子さんが卒園されたお父さんが行ってくださった方法で、園庭に深さ30センチくらい畳1枚分くらいの大きさの穴を掘り、その中で用意した薪をどんどん燃やします。

そうしているあいだにおいもを新聞紙でくるみ、それを水で濡らしてさらにアルミホイルで包みます。ただ、参加者が130名くらいになるので、1人おいもを半分食べたとしても65個は必要です。

    おいしそうに焼けました

さつまいもに加えてじゃがいもも焼いたので、かなりの数のいもを包まなくてはなりません。これは小学生が活躍してくれました。

そして、ある程度薪が燃え、熾火ができたらおいもを入れてじっくりと焼きます。といっても火床が大きいので、近づくとかなり熱くてお父さん方が交代しながら力を合わせてやきいもを焼いてくださっていました。やきいもコーナーが暖かかったのは、火のせいだけではなかったと思います。

お店やコーナーではありませんが、オープニングではお参りやあいさつをしたあとみんなで参加するゲームを楽しみました。

   ゆったりとした時間が流れます

私は残念ながらオープニングには参加できなかったのですが、後から楽しそうな様子を聞きました。実行委員の保護者の進行で、イントロあてクイズなどを行ってくださりとても盛り上がったそうです。

私は今回のおたのしみ会には直接関わることはできませんでしたが、実行委員のみなさんを中心に、綿密な計画を立て、みんなで力を合わせて一生懸命に取り組んでくださっている様子がとてもステキだと感じました。そして保護者の底力というのか意外な一面というのか、それぞれに得意なところを持っていらっしゃるので、そこをいかんなく発揮していただける場面がたくさんあると良いと思いました。

子どもが、今を最もよく生きるという目的のために、周りの大人がそれぞれの得意技で貢献する。みんなが一番大切な目的を見失うことなく、いつもそれを見つめて力を合わせてゆけると良いと思います。

保護者の皆様ありがとうございました。

きょうのごはん

2012/11/05

・ごはん

・だしふりかけ

・肉じゃが

・ツナサラダ

・具沢山汁

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