園のこだわり

文化の伝承

2012年11月7日

鞍馬小学校柔道教室の子どもたちが参加した柔道の試合を応援に行きました。柔道教室の指導者はいつも子どもたちに「強い相手と試合をすれば負けるのは当然だが、そこで自分の心に負けるな。投げられても良いから、必ず自分が練習した技をかけなさい。負けたらどうしよう。投げられたら怖い。という自分の弱い心と戦いなさい。」と指導されています。

子どもたちは、「そうはいっても、怖い」という思いに負けたり、ついつい気の入らない練習や態度になってしまうこともあります。しかし、学年が上がってくると、自分から「やろう!」という気持ちが強く持てるようになるのでしょう。練習にも真剣みが増して、かなりハードな練習に涙を流しながらでも、逃げ出さずに取り組むようになります。そうなってくると、試合で強い相手に当たって、実力が出し切れなかった時などは悔し涙が流れたります。

もちろん、強い意志を持って取り組めることもあれば、くじけてしまうこともあります。そんな自分を乗り越えたり、つらくても頑張る楽しさを子どもたちが少しでも感じてくれると良いのでしょう。

そんな「やる気」になった高学年の真剣に取り組む姿を見ることが低学年の子どもたちの刺激になっているようです。低学年のうちはまだまだできないことが多くても、高学年になったときには、それができるようになっているのです。まさに文化が伝承されてゆくのです。

保育も同じです。年齢の違う子どもたちが一緒に過ごし、いろいろな人との関わる機会があった方が発達が豊かになるのです。子どもは必要に応じて相手を選んでいます。何かをしてほしいときはずっと発達が上の子、年上の子に頼みますし、まねをしながら学ぶときは時は自分より少し発達が進んだ子を見て学び、遊ぶときには同じくらいの発達の子と遊ぶのです。人という環境を自分で選んでいるのです。

学年が同じ子どもたちとしか接する機会がなければ、子どもの発達の機会はごく限られたものになってしまいます。(大人は管理しやすいかもしれませんが)だからこそ、いろいろな年齢の子が一緒に生活してゆくこと、こどもが関わる相手を自分で選べる環境が必要なのです。

いろいろな子どもたちが一緒にいることが大切なのと同じように、大人という人的環境も子どもが選べる方が良いのです。大人も子どもも、合う人合わない人がいます。思いっきり遊びたいときは、思いっきり一緒に遊ぶことが得意な大人と遊ぶのがおもしろいでしょうし、くじけそうになった時にはなぐさめてくれる大人がいることが大切です。

同学年を集めたクラスに担任1人ということにこだわってしまうと、発達の機会を著しく減らしてしまうのです。

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