shigaraki (鞍馬山保育園 の投稿者) - 109ページ目 (186ページ中)

発達から見た「話し合うこと」〜発達とは〜

2013/02/19

5歳児がみんなで話し合って一つのことを決めている姿がありました。こういった姿を子どもの発達からみるとどういうことなのでしょう。そもそも子どもの発達とはどういうことで、発達には何が大切なのでしょうか。

保育所保育指針第2章には「子どもの発達」ということが書かれています。

「子どもは、様々な環境との相互作用により発達していく。すなわち、子どもの発達は、子どもがそれまでの体験を基にして、環境に働きかけ、環境との相互作用を通して、豊かな心情、意欲及び態度を身に付け、新たな能力を獲得していく過程である。」(保育所保育指針 第2章 子どもの発達)

とあり、子どもが自ら環境に働きかけることが大切なことがわかります。幼稚園教育要領にも「環境を通して行う教育」ということが書かれています。

「幼児期は自分の生活を離れて知識や技能を一方向的に教えられて身に付けていく時期ではなく(中略)自分から興味をもって環境にかかわることによって様々な活動を展開し,充実感や満足感を味わうという体験が重視されなければならない。」(幼稚園教育要領解説)

大人が何かを教え込むのではなく、子どもが「自ら興味を持って環境にかかわること」が大切なのですね。

そして、保育所保育指針には、「特に大切なこと」として人との関わりをあげています。

「愛情豊かで思慮深い大人による保護や世話などを通して、大人と子どもの相互の関わりが十分に行われることが重要である。この関係を起点として、次第に他の子どもとの間でも相互に働きかけ、関わりを深め、人への信頼感と自己の主体性を形成していくのである。」

大切なのは子ども同士の関わりです。その基礎には大人との関わりがありますが、子ども同士の関係のなかで生まれてくる信頼感と主体性、人を信頼し、自分を信頼し自信を持ってゆくことが主体性を形作ってゆくということなのでしょう。

子どもが育つうえでもっとも大切にすべきことは「社会を構成する一員となる」ということなのだと思います。相手を認め、自分を主張し、意見を交わし合って問題を解決してゆく。皆で話し合って決めるということは、こういうことにつながると思います。

自分たちで決めたこと

2013/02/18

今日は二十四節季の雨水です。雪が雨となり、積雪や氷も融け出す頃という意味だそうです。低気圧が1日かけて日本を通過してゆき、朝から本格的な雨が降り続きました。こよみ通り少し暖かな1日だったと思います。太平洋に抜けた低気圧が発達すれば、冬型の気圧配置となり雨が雪に変わるのかもしれません。さむくなったり寒さが少し緩んだりして、少しずつ春が近づいて来るのでしょう。

5歳児たちが、お別れ会でどんなことを披露するのか、話し合っていたことを紹介しました。ちょっと聞いただけだと、きつい言葉を使っていたり、なかなか噛み合わず、前進しない議論をしているように聞こえるのですが、じっくりと子どもたちのやりとりに耳を傾けているととても丁寧に話し合っていることに気づきました。

最終的には「こままわし」を披露することに決まり、どんな見せ方をするのかはもう少し後で話し合うことにしたようです。もっとうまく回せるように、難しい技にも挑戦できるように練習しようという話になっていました。子どもたちは近くにいた担任に「せんせい教えてよ。」と頼んでいましたが、担任は「お友達のなかから上手な人を見つけて教えてもらったら?」「どうしても見つからなかったら、コマを回すのが上手な先生もいるから探して頼んでみたら。」と声をかけていました。

すぐに大人が教えようとするのではなく、まず子どもたちのなかで解決できるようにする配慮が感じられました。

早速、子どもたちはその日の午後から楽しそうにこままわしの練習を始めていました。わからないことや難しい場面に出くわしたら、友だちにアドバイスしてもらっている姿が印象的でした。教えてあげている方も嬉しそうです。なによりも、みんなとても楽しそうです。まだ上手に回らない子も、一所懸命取り組んでいました。私が通りかかると「先生 見てて」と私にも見せてくれました。その嬉しそうな、楽しそうな、いきいきした笑顔がとてもステキでした。

自分たちで話し合って決めたことには、意欲的に取り組めるのだと思います。

寒い朝

2013/02/17

今朝はとっても冷え込みました。気温は氷点下5度。天気予報が冷え込むといっていたので、大雪かなと思っていたのですが、積雪量はそれほどでもありません。ただしうっすらと積もった雪のしたはしっかりと凍結していました。積雪量がそれほどでもないので、雪かきは必要ないかと思っていたのですが、お寺の職員さんが朝早くから雪かきをしてくださっていたので、私も手伝うことにしました。お寺の職員さんは雪が降ると、暗いうちから雪かきをしてくださっているので、子どもたちの登園時間には、子どもたちも、車で送ってこられる保護者も安心です。ありがたいことです。

今日は日曜なので、園はお休みですが、少し時間があったので薄く積もった雪を箒で掃くことにしました。雪を掃くと氷が顔を出すので、かえって危ないかなと思いつつも、太陽が出たときに色い雪がない方が、融けやすいだろうとおもって、掃いてみました。手足はとても冷たいのですが、しばらくすると汗ばむくらいになってきてとても気持ちが良いものです。

ふと顔を上げると、山の端から太陽が昇ってきて金色の光で辺りが満たされています。すると、あちこちで木の枝に積もった雪がさらさらと落ち始めます。細かな雪の粒が朝日にきらきらと輝きながら、ゆっくりと下りてゆく姿はとても美しく、しばらく見とれてしまいました。気温は低いのに、日の光の暖かさと枝から落ちる雪に改めて驚きました。

自然の姿は、ひとときとして同じではなく本当に美しいものです。もちろん美しいだけではなく、どうしようもなく厳しいこともあります。その両方を知ったうえで、もう少し私たちの生活が自然に近づくと良いのかもしれません。

話し合う

2013/02/16

5歳児たちがお別れ会で何を披露するのか話し合っていました。アイデアはいろいろでるのですが、話が脱線したり、いろいろな子がいろいろなことを言って、もめたりしてなかなか前に進みません。話しが混乱するたびに「Kくんを中心に!」って先生も言ってたし、みんなもそう決めたんだから、Kくんのはなしを聞こう。ということを何度か口にしていました。担任がファシリテーターを誰かにしてもらった方が良いと判断して、Kくんがファシリテーターになったようでした。Kくんは、どんどん話してみんなをまとめようとは全くしません。どちらかというとほとんど話さない感じです。ところが、話が進まなくなって「Kくんどうなん」とみんなから半ば詰め寄られると、ようやく口を開いて、「Aちゃんのいうこともそうやと思うな」とあまり声の大きくない人の意見をとりあげ、みんながいろいろな意見に耳を傾けるような発言をしていました。

みんな、結構激しい口調で議論しています。それだけ真剣なのだと思います。ついつい声が大きくなったり、きつい言い方になってしまったときに、Kくんが十分な間を取ったあと穏やかな声で発言すると、その場の雰囲気が一気に落ち着きます。なんてすばらしいファシリテーションなのだろうと思いながら、聞いていました。

Kくんだけではありません。興奮気味の子を落ち着かせたり、どんどん斬新ななイデアを出したり、場の雰囲気を盛り上げたり、子どもによって様々です。それぞれに得意なところを持っているのです。

子どもたちの話し会いは少し聞いただけでは、全くまとまらなさそうな話をしているのですが、よくよく聞いていると不思議に前進しているのです。

そして、ついにみんなでコマを回して見せようということに落ち着きそうになりました。もちろん全員が諸手を挙げて賛成し、全会一致でコマ回しになったわけではありません。

コマを回すのに自信のないYくんが渋っていました。「もう、みんなで決めたのだから、コマ回しにしようよ!」と半ば強引に説き伏せようとする子。「コマ回しのどこがいやなの?」と理由を聞く子。「コマ回しが嫌ならほかのことにする?」と話しを振り出しに戻そうとする子。「多数決で決めたら良いやん」と決めたがる子。そんななかでKくんは「Yくんが嫌だといっているのだから、Yくんの話しをよく聞いた方が良いと思う。」と発言しみんなで、じっくりYくんの話しを聞くことにしたようでした。

自分の意見を聞いてもらったYくん、気分がスッキリしたのか、いつの間にかコマ回しで納得ようでした。

それにしても子どもたちの力にはおどろかせられます。ことばはたどたどしいのですが、何か本質的なものをおさえて話し合っているように思えてなりません。

雪情報

2013/02/16

2013年2月16日(土)道路・雪情報

積雪量:2〜3センチ

雪が少し積もっています。
雪が積もっていないところでも凍結しているかもしれませんので、
十分注意してください。

     修養道場前

      鞍馬街道

相談

2013/02/15

今朝は7時頃から急に雪が降り出して11時頃まで降り続きました。辺りはすっかり雪化粧です。まだまだ2月なので雪も降るでしょう。今週末も寒くなりそうです。

体調を崩したり、回復してからもなかなか本調子になれないまま、バタバタしていたら園に仕事が山のようにたまってしまい、ちょっと腰を落ち着けて片付けるべく昨日はデスクにかじりついていました。

朝の会が終わった頃、5歳児たちが集まって来てなにやら相談を始めたようです。しばらく離れていたデスクにもどると、活発に話し合う声が聞こえてきました。

事務仕事をしながら聞くともなしに聞こえてくる子どもたちの話題は、お別れ会で行う出し物についてのようです。卒園を控えた5歳児たちと楽しむ「お別れ会」を毎年行っていますが、どんなことをするのかをみんなで話し合って決めようとしていたのです。

担任はどうしたのかと思えば、少し離れたところで、自分の仕事をするふりをしながら、子どもたちを見守っている様子だったので、子どもたちに全て任せていたのだと思います。

5歳児みんなで、歌を歌うのか、なわとびを披露するのか、野球をするのか、いろいろなアイデアが出てきますが、誰かが何かを言うたびに話が脱線していました。誰かが野球というと、「オレの剛速球は誰も打てヘンからなー」「休みの日はお父さんとキャッチボールをしてるんやで」「キャッチボールって難しいんやで!できるん?」などと話しがどんどあらぬ方向に行ってしまいます。そうすると必ず、「今その話ししてるのと違うやん!」と軌道修正をする子が出てきます。

そうかと思えば、「なわとびがいい人、手をあげて!はーい!」と採決を取ってまとめようとする子、全く関係のない話題を突然持ち出してくる子、ほとんど口を開かない子、たまにボソッとおもしろいことをいう子、本当に様々です。

「大人でもこんな人っているよなー」と思いながらついつい聞き入ってしまうと、事務仕事が全く進まなくなってしまいました。

「新メニュー」

2013/02/14

幼児クラスの食事ルームで給食の配膳準備をしていた時の事です。

給食室の前の廊下を歩いていた2人のひまわり組(4才児)の女の子達が突然、「うわ〜っ!何?何?このにおい!和風ハンバーグ!?」と興奮して話しています。

そして、「今日の給食は何?」と聞いてきたので、調理の先生に聞いてみる事に。
すると「新メニューでーす!」との返事が返ってきました。

しばらくして新メニューが入ったお鍋を食事ルームに持っていくと、お鍋を置いたとたんに、子ども達がわぁーっとお鍋のまわりを囲んで「何?何?」と大興奮!

答えは新メニューの「肉団子の甘酢あえ」でした〜

それにしても子ども達の嗅覚のすごいこと!

給食室からただよってくる新しいにおいにとても敏感に反応した子ども達。みんな大喜びで新メニューを食べていました!

実験

2013/02/14

   土が削られてゆきます

以前、学童保育に来ている子どもたち3〜4人が園庭で遊んでいました。やかんでせっせと水を運んでは、築山の上からどんどん流しています。水は山の頂上付近から川となって土を削りながら流れてゆきます。何度も何度も流すものですから、流水は土を削り最初は浅かった川はあっという間に切り立った渓谷のように姿を変え、土を下流に運んでいます。子どもたちが水を流すたびに、川は姿を変え水の流れ方は変わります。低学年の子どもたちは、水が流れる様子がおもしろかったのか、目をキラキラ輝かせながら、せっせと水を運んでは流します。6年生も楽しそうにはしていたのですが、小さい子たちと遊んであげているという感じではありました。

畑を見に行こうとして通りかかったら、なんだ楽しそうなので、土がどんどん削れてゆく子どもたちと一緒に楽しんでいました。

6年生に「これが侵食やなー!?」というと「えっ?」というので、「理科で習わへんかったか?」と聞くとキョトントしていたので、「山に雨が降った雨が集まって、小さな流れになり、小川から谷、そして川へとなって流れてゆく、流れるときに土を削るので、山が形を変えるって習わへんかったか?」と再度聞くと、もう一度水の流れる様子を見て「ホンマや!ホンマや!流れが山を削っている!侵食や!削られた土が流されてる。」と少し興奮しながら「理科でやったわ。」と言っていました。どうやらこの子の中で、学校の理科で勉強したことと、目の前で起こっていることがつながったようでした。

私も、土が深く深く削り取られてゆくのがおもしろくて見入っていたら、「あっ!扇状地ができてる。」というので、目線の先を見てみると、山裾から少し離れた流れが弱くなる部分に、流された土が少しずつたまっているではありませんか。「こういうの堆積って言うんやったなー」と嬉しそうです。侵食・運搬・堆積と河川のはたらきを習ったのを思い出していたのかもしれません。

現実の遊びのなかで自分の知識が確かめることができるのって、ステキだなと思いました。

柿の木 3

2013/02/13

  

ようやく畑から外に出した柿の木を今度は園庭の高さまでロープでつり下げて下ろします。これはあっというまに完了。新しく植えるところまで移動しました。

柿の木を掘り起こすまでに、新しく植える場所には1人の方が大きな穴を掘ってくださっていました。柿が無事に落ち着いて根を張り安定した頃に栄養たっぷりの腐葉土に根が届くようにという配慮から、穴の底の方に腐葉土を敷き詰め、その上からは、また一定の厚みで園庭の土を入れてから柿の木を植えるという手間な方法をとってくださいました。腐葉土には天然肥料も少し混ぜるという念の入れようです。

そうして準備した土の中に、ビニールシートを外した根をそっと下ろして土をかけ、幹が安定するように配慮し、なおかつ根があまり深く埋まってしまわないように高さを調整してくださいました。あとは幹の周りに土を盛って水鉢を作り、根が切られて水をあげる能力の落ちた根を助ける配慮もして下しました。

  


それで、完成かと思ったら、植え替えたあとは幹が直射日光をたくさん浴びると良くないとのことで、わらを使って幹を覆ってくださいました。年配の職員さんが器用に幹をわらで巻き、わらを2~3本とってくるくると結んでゆかれます。わらをいつも生活の中で使っていらっしゃるのだろうということが見てとます。そうやって止めしたあとは、縄を使ってキュッ!キュッ!と男結びで止めてゆかれる手際の良さに感心していました。

そうして、幹を藁で巻いてもらった2本の柿の木の植え替えが無事に完了しました。

新天地で元気に根を張り、すくすくと育ってくれることを祈らずにはいられません。毎日子どもたちと「元気に育ってね」と声をかけてゆきたいと思います。
     

  

それにしても、寒い風が吹きすぎるなか、丁寧に作業をしていただいたみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。一つのことに情熱を傾けて全力で取り組むまさに「一所懸命」な姿勢に学ぶところは多かったと思います。

ありがとうございました。

豆まき

2013/02/12

節分前から「鬼さん来たら、お豆ポイする」「鬼、来ても こわくない〜」と、言っていた すみれぐみさん(1歳児クラス)その中で昨年度、鬼を経験した、すみれぐみのA君だけは、「鬼さん来たら、エ〜ンエ〜ンいう。」と、言ってました。

実際鬼が来てみると、「こわかった〜。」と、すみれぐみ、どの子も号泣してましたが…。次の日も鬼の話題で、もちきりでした。「鬼さん、来たな〜えーんえーん泣いた。」「また、お山から鬼さん来るかな〜お肉、持って帰らはったな〜。」など、恐がっていたわりには、よく見ていて、感心しました。

今も鬼あそびは続いていて、タンバリンを太鼓のかわりにして、たたいてはドンドンと鬼になりきっています。

鬼は外と、お豆を投げる動作すると「お山に帰ろか。」と、功技台のところを お山にして登っては、また下りてきてをずっと繰り返して遊んでいます。

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