2012年 7月

きゅうりは、キュッキュッキュッ

2012/07/24

0、1 歳児で育ててきた、きゅうりがやっと立派に大きくなりました。まずは、ご尊天様にどうぞと皆で、お供えしてから、給食のサラダに入れてもらいました。きゅうりを見るなり、野菜の手遊び歌を思い出し、きゅうりは、キュッキュッキュッと言いながら喜んで食べてました。

また、次のきゅうりが食べ頃になると今度は、きゅうりを生のまま頂くことに…
みずみずしくて、何もつけなくても十分に美味しくて、一口食べると、もっと欲しそうにしてました。

絵本で、きゅうりが出てくると園庭を指さし、ちゃんと経験したことが、繋がっています。今日の、お昼寝の時も寝言できゅうりはキュッキュッキュッと言っている子もいて、すっかり、きゅうりの虜になっています。

育つ力

2012/07/24

食育としての栽培活動はもちろんですが、作物を育てることで「いのち」のめぐりを感じて欲しいと思って始めた種作りがいろいろなことを教えてくれています。

一般に流通している種や、作物は交配を繰り返して、商品として都合の良い性質ばかりを詰め込んで、人間が作ったものであり、ほとんど種が取れないということを知りました。考えてみると、とても不自然な気がします。生物は自分の遺伝子をつないでゆこううとするので、子孫を残す戦略をとるのが自然なはずなのに、それとは全く逆になってしまっているのです。これで良いのでしょうか?

作物の育て方にしても、いろいろな方法があるものです。きれいに土を耕して種を蒔き、水をやって芽が出たら、肥料をやったり、虫がつかないようにしたり、他の草が生えてきたら草取りをしたり、とたくさん手をかけてあげなくてはならない。たくさんのことをやってあげないといけないというイメージを持っていました。

しかし、今挑戦している自然農法は、作物が自然に育つのに任せるので、世話はほとんどしません。植えるときも畑を耕すことはせずに、水はけのための溝を少し切るだけです。栽培中も水はやりませんし、雑草と言われる他の草も引き抜くことはありません。もちろん肥料もあげませんし、消毒もしません。まさに自然に育つのに任せるのです。言い換えれば作物が自分で育ってゆく事を信じて、見守るしかありません。水をやってしまうとずっと水をやり続けないといけなくなるそうです。手をかけると、ずっと手をかけ続けなくてはならなくなるそうです。

できることといえば、毎日、畑に行って作物たちに「おはよう!今日も元気?」「大きく育つんだよ!」と励ますことくらいです。たまにすることといえば、他の草が大きくなりすぎたら少し背を低くしたり、トマトが地を這っていたら、支柱を立てたりくらいのことでしょうか。

それなのに、畑に様子を見に行くと、どうしてもなにかしてしまいそうになります。何かお世話をしたくなってしまいます。そうです!作物が求めているかどうか。それが作物にとって、作物が自分の力で育つのにとって、大きなつながりまですべてを見据えたうえで最良のことなのかを考えることもせずに、自分のやりたいと思う心に流されて何かをしたくなってしまうのです。

「余計なお世話」をしたくなる、自分のわがままな心に打ち勝つのが大変です。

きょうのごはん

2012/07/23

・ごはん

・だしふりかけ

・大豆の五目煮

・野菜の和え物

・吸い物

2012/07/23

  苗を植え付ける前の畑

畑で野菜を育てることに挑戦していますが、まず今年は種を取ることが目的です。種が取れたら来年植えて、また種を取ります。そうして3世代くらい繰り返していると、だんだんとその土地の作物になってくるそうです。様々な条件が植物の発育に影響しますが、それは場所によって違うはずです。土壌はもちろん気温の変化や雨の降り方、日照から、どんな虫がいるのかまで、あらゆることが土地によって違うはずなので、世代を重ねると、その土地の特性に応じた植物になってゆくのだと思います。そうして何年かすると、鞍馬山保育園の種になるので、それを絶やすことなく育てるのです。

トウモロコシを植えてみました

考えてみれば昔はそうして、毎年種を取って翌年も植え、また種を取ることをずっと繰り返してきたのです。そうして、先人がずっと作物のいのちを受け継いで来たのですね。特に大豆は1年を超えると発芽はしなくなるそうなので、毎年植えないと絶えてしまうと聞きました。

でも、種を取るだけではつまらないですよね。やはり少しは食べたいと思います。

さて、何種類かの作物を植えましたが、大豆は畑の至る所に植えました。

ちょっと元気のない茄子

マメ科の植物は空気中の窒素をとりこみ、植物が肥料として利用できる科学的形態に変えます。これを窒素固定というそうです。正確には大豆と共生する根粒菌が働いているようです。大豆を植えることで土壌が肥沃になるのだそうです。
また、大豆とトマトは交互にトマト、大豆、トマト、大豆と植えました。トマトは水が多すぎることを嫌いますが、大豆は水を吸収しやすいそうです。植物はお互いに助け合うのですね。他に植えたのは、トウモロコシと茄子です。元気に大きくなってくれると良いと思います。

きゅうり食べました!

2012/07/23

先日、すみれぐみ(1歳児)で育てていたきゅうりが大きくなり、いよいよ食べる事に♪

子どもたちは何するの〜?? と言った感じできゅうりの側に。

みんなが毎日せっせと水やりをしてくれたきゅうり。一本目は食べごろの頃に突然姿が…。

だれだ…さる??

待ちに待った2本目ができました!形はひょうたんの様な形でしたが、愛らしいきゅうり。。。

今度は取られる前に!!

取れたてのきゅうりを水洗いし、みんなでいただく事にしました。

ポキポキっと割って手渡した時の嬉しそうなみんなの顔!目をキラキラさせてもっとちょうだいとおかわりを
していました。

みんなで育てたきゅうり!みずみずしくてと〜ってもおいしかったです。

そしてそんな笑顔に会えた素敵な一日。ありがとう、ごちそうさまでした!

いのちのめぐり

2012/07/22

以前非常勤で勤務していた調理師さんが栽培活動についてこんなことを言っていました。

みんな、畑で作物を育てるが、収穫してそれで終わってしまうのは残念だ。種から植えたのなら、次に種が取れるまで子どもに見せてあげると、子どもがいのちのめぐりを感じられる。

もちろん野菜を収穫して食べることもとても良いことだと思いますし、事実子どもたちは、あまり好きではない野菜でも自分で育てたものだとおいしそうに食べます。子どもは野菜が育つことを経験できますし、興味を持ち手間暇かけて大切に育てたものはおいしく食べられるのです。食育という観点からも大切な取り組みです。

それに加えて、栽培活動を通して「いのち」がめぐっているということも感じてくれると良いと思っています。そのために畑で作物を育てることにしました。どうせやるなら、自然農法で栽培してみようと思い立ち、詳しい農家の方に指導していただいて始めて見ました。まずは冬になる前に、落ち葉と米糠を多めに畑にまいておきました。6月になってご指導いただいている農家の方にお願いして、苗を分けてもらって植えました。植えたのは、トマト、なす。とうもろこし、大豆で、どれも固定種とか原種といわれるものを農家の方が自然農法で大切に育てられたものです。それを持って来て、植え方をご指導くださいました。

なぜそんなことをするかというと、現在ホームセンターや園芸店で販売されている野菜の種は、F1(first filial 雑種第1代)品種といって交配して作られた種です。F1品種を植えて、そこから種をとることはほとんどできないそうです。つまり一代限りです。大きくて、味が良くて、収量が多くて、虫に強く、均質で、収穫後も日持ちが良いなど、製品として育てるのに都合の良い性質を良いとこ取りして作られた品種なのです。種を取りたいのですから、F1品種を植えるわけにはいきません。ですから、無理をお願いして、昔からある種類のものをいただいたのです。

まず、今年は種を取ることが目的です。うまく実って種が取れるのでしょうか。とても楽しみな反面、少し心配もしています。だって農家の方が苦労して育ててくださった苗をお嫁か里子にもらったみたいなものですから、しっかり育てないと親である農家の方に申し訳ないのです。

きょうのごはん

2012/07/22

7月21日(土)の献立です。アップが遅れてすみません。
・パン

・ポトフ

・フルーツ

ホスピタリティー

2012/07/21

「全てのゲストにハピネスを提供する」というミッション(理念)に向かって、1万人近くのキャスト(従業員)がチームとしてそれぞれの役割を果たしているディズニーリゾート。膨大なマニュアルや、服装や身だしなみをはじめとした様々な規則があるそうですが、マニュアルや規則だけでは、ゲストのリピート率98パーセントを達成することはできないでしょう。マニュアルや規則プラスアルファがあるのです。

講師はホスピタリティーということをおっしゃっていました。ホスピタリティーというと、よく「おもてなし」といわれますが、講師は、相手への思いやり、しかもただの思いやりではなく、「主体的な思いやり」ということばを使って表現されていました。

ホスピタリティの語源は、ラテン語の Hospics「客や旅人の保護」という意味だそうです。英語のHospital(病院)やHospice(ホスピス)なども語源が同じだと考えるとイメージしやすいかもしれません。一方、「あの店はサービスが良い」というように使われる、サービスの語源は、ラテン語の Servus「奴隷」だそうです。つまり、サービスには主従関係や義務というニュアンスが含まれるのです。サービスは、やらされたり、義務的にしなくてはならないのですが、ホスピタリティーは自らが主体的に持つ「相手への思いやり」なのです。そして、思いやりに基づいた行動が生まれるのです。

これは、お店であれば、お客様への思いやりですし、保育園であれば子どもへの思いやりです。まずは、子どものことを目配り気配りをしてよく見ていることが大切です。子どものことをよく見ているからこそ、子どもの気持ちになって考える事ができます。そこではじめて、その子に今最も必要なことは何かがわかり、適切な行動がとれるのです。

そして、「最近ありがとうといわれたことがありますか」という問いかけがありました。「ありがとう」が多いところはホスピタリティーに溢れているのだそうです。いつも批判したり、誰かの性にするのではなく、感謝の気持ちをもつからこそ自分が成長でき、他の人との信頼関係も築くことができるのではないでしょうか。

例え業種は違っても、学ぶべきことがとても多い講演でした。ありがとうございました。

すんませんなぁ!

2012/07/21

お昼寝前の絵本を楽しみにしている三歳児のみんな!

でも、絵本を読んでもらう前にはトイレに行くことが約束です!

トイレに行った子から絵本を読む部屋に集まるのですが、

トイレに向かいながら

「絵本読むの待っててな!!絶対な!!」「手遊びして待っといてや!!」

などなどそれぞれに注文を言ってきます(笑)

みんな、トイレから急いで戻ってくるのですが

ある時、言葉が達者なY君が「すんませんなぁ!」なんて言いながら戻ってきました!!

みんなを待たせて悪いなぁ・・・と思ったのでしょうか・・・

その言い方が三歳児らしくなく、まるで大人のような口ぶりだったので

思わず噴き出してしまいました。

それを見た他のみんなも大笑い!!

それから 絵本の前には「すんませんなぁ!」と言いながら戻ってくることが

流行っています。

ちょっとした言葉のやり取りがたまらなく面白いんでしょうね!

そんな子ども達のことがたまらなくおもしろいです!

きょうのごはん

2012/07/20

・三色どんぶり

・わかめの酢の物

・さつま汁

・フルーツ

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