shigaraki (鞍馬山保育園 の投稿者) - 33ページ目 (186ページ中)

おまつり 2

2015/10/26

火まつり当日、鞍馬街道はたくさんの観覧者であふれます。火祭りの行われる10月22日の日中には、時代祭が京都市街で行われます。時代祭が終わる午後には、鞍馬を目指す人が増えはじめます。京都市街と鞍馬を結ぶ叡山電車もとても混雑し、乗車制限が行われた年もあったそうです。鞍馬街道は午後3時を過ぎると自動車の通行ができなくなります。

実は10月22日の前に火祭は始まっています。10月16日には「宵宮祭」といって、火祭りの無事を願う神事が行われるのです。この日から各家の軒先には「御神灯」と書かれた提灯がかけられます。

午後6時に、これから祭が始まるという合図に「神事にまいらっしゃーれ」と呼びかけて回る「神事触れ」という儀式が行われます。これを合図に各戸のかがり火に火が入り、小さな子どもたちの松明から順に鞍馬街道を練り歩き始めます。続いて松明がだんだんと大きくなり、「サイレヤサイリョ」のかけ声と共に大松明が、練り歩きます。上(かみ)、中(なか)、下(しも)の各地区から鉾が出て、山門前の鞍馬街道に集まってきます。

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おまつり 1

2015/10/25

10月といえば、鞍馬ではなにを置いても「火祭」でしょう。以前にも書いたことがありますが、鞍馬の皆様の火祭に対する思い入れ、情熱は計り知れないものがあります。

松明を作るのだって、材料の入手からして大変なのです。松明には柴と呼ばれるツツジの枝がたくさん使われますが、5月頃に山に入って刈り取り、そのまま乾燥させて夏の終わりに枯れた葉などを取り除いてきれいにしたものを、9月に入ってから由岐神社の御旅所に運んで、松明を作るのに必要な量を各家に分けます。長さ、約4m、重さ100㎏ほどの大松明と呼ばれる松明も、中身はほとんどこの柴でできているといってもよいくらいなので、一本の松明を作るのにはこの柴がたくさん必要なのです。こういった材料の確保もなかなか容易ではないと聞きます。

柴を束ね、松明の芯になる丸太を通し、木端と呼ばれる薄くはいだ木材を沿わせて、最後に藤の蔓で縛って作るそうです。この藤の蔓も、藤の蔓なら何でも良いというわけではなく、地中にある蔓でないと使えないのだそうです。それを見つけるのは難しいらしく、鞍馬の皆さんはいつも藤の蔓のことを気にかけていらっしゃいます。一本の松明ができるまでに、多くの方の努力と、時間が費やされているのです。大松明は大人が2人から3人で担ぎます。その他には、中松明という中高生くらいが担ぐ60㎏くらいのもの、生姜雨声が担ぐ30㎏ぐらいの小松明、「トックリ」と呼ばれる幼児用の松明があります。
松明一つ作るにもこれだけ手間暇がかかるのです。他のことは推して知るべしです。鞍馬の人々がどれだけ火祭を大切にしていらっしゃるのかを感じられます。

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草木染め教室 7

2015/10/24

草木染め教室で子どもたちが作った作品、銘々に作ったものは、それぞれの個性が出ていたようですし、共同作品はダイナミックに、繊細に、いろいろな要素が入り交じり、なおかつチームワークが発揮されて、グループ毎にタッチの違うものができ上がりました。完成した作品は、そのまま立てかけて水を切り、乾かします。

乾いてくると、全体が白っぽくなってきます。特に、草花の上から流した、原材料が分厚ければ不暑いほど、白くなってしまって、中に入れた草花が見えにくくなってきてしまいます。材料を流しかけたときには、あまり薄過ぎると、草花がはがれてしまうのではないかと不安になって、ついつい厚めにのせてしまいます。

水に溶いた原材料を流しかけるときには、透明な部分は水だけだと思ってしまいがちですが、実はしっかりと紙の繊維が入っているようです。ですから、わざわざ繊維のかたまりで草花を覆わなくても、薄い繊維の層が草花を覆ってくれるのです。それなのに、目に見える形で、覆いたくなるのですね。

目に見えなくても、十分に役割を果たしていることがあります。目に見えなくても、なくてはならないものもあります。目に見えることばかりではなく見えないことやものの役割を信じる事が大切なのかもしれません。いや、目に見えることより、見えないことの方がずっと多いように思いますし、大切なこともたくさんあると思います。目に見えないこと似も思いを馳せ、大切にしてゆきたいと思います。

草木染め教室、毎年ステキな企画をして、子どもたちに学びの機会や楽しみを用意してくださる、多くの方々に感謝です。

草木染め教室 6

2015/10/23

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それぞれが思い思いの作品を仕上げたら、次はみんなで力を合わせて、畳1枚ほどの大きな共同作品を作ります。子どもたちが2グループに分かれ、高学年を中心にどんな作品にするのかを話し合って決めていました。

一つのグループは、白いベースの上に、赤、青、黄色の水玉のような模様をつけようと考え、少しずつ色の付いた、紙の材料を置いてゆきますが、水に溶かした材料を柄杓ですくって流すという方法なので、どうしても材料が水分と20151023_草木染め教室6_4一緒に流れて広がってしまいます。子どもたちなりにゆっくり流すなどの努力をしていましたが、なかなか難しいようです。20151023_草木染め教室6_5先生が紙コップを切って作った枠を置いて、その中に原材料を流し込むと、広がることなく丸い模様を作れることを教えてくださいました。20151023_草木染め教室6_6

そうやって模様を作ってから、草花を置いて最後にもう一度、白い20151023_草木染め教室6_7材料を流して、置いた草花を固定します。どの子もとても真剣に取り組んでいました。

もう一方のグループは、赤、青、黄色の原材料をふんだんに使用した、とてもカラフルな作品を作っていました。

子どもたちは、意見交換し、相談しながら作品作りを進めていました。20151023_草木染め教室6_8高学年の子どもが中心にはなっていましたが、高学年が指示してやらせるのではなく、大まかな方針を相談してみんなに伝え、みんなはそれを理解して、それぞれに楽しく作っていると感じました。子どもたちがチームになって、それぞれ主体的に作品作りに取り組む姿はとてもステキだなと思いました。

草木染め教室 5

2015/10/22

子どもたちの紙漉体験、草花を置いて、上から紙の原材料をもう一度流せば、作業終了です。あとは乾かすだけ!からっとした秋の日の暑いくらいの日の光に照らされて、子どもたちの作品はどんどん乾いてゆきます。色とりどり、それぞれの作品になるまでもう少し乾燥させる必要があります。
乾ききったらどんなに仕上がるのだろう?そう思うと、ちょっとドキドキします。

乾燥させるために、列べてある子どもたちの作品を見ていると、ほんとうに様々で、子どもたち一人ひとりの個性が感じられます。

一人ひとり違うこと!そのことこそが大切なのに、どうして自分と違うことを否定したり、排除したりしたくなるのでしょう?異質を排除することで安定を得られるということがあるのでしょうか?異質を排除する、否定するということを突き詰めてゆくと、結局、独りぼっちになってしまうのではないでしょうか。一人ひとりは絶対に異なり、同じではないのですから、同じじゃないことを理由に排除していったら、独りぼっちどころではない、自分自身をも否定してしまうことにつながりはしないでしょうか。自分自身だって変化し続けているのですから。
人類は社会を作ることで、生き延びるという生存戦略をとってきたと言われています。みんなが、それぞれの違いを認め合い、お互いを活かし合い、それぞれに役割を果たすことで社会が成り立つのです。
一人ひとりが尊重され、違うことが活かされるといいな。
それぞれに異なり、個性豊かな子どもたちの作品を見ていたら、そんなことを思いました。

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草木染め教室 4

2015/10/21

紙漉きで、もうひとつ忘れてはならないのが、自然の草花を模様に使うことです。花そのものや花びら、葉っぱや茎を漉き込むこともできます。子どもたちは、近くに咲いている花や、葉っぱなどを摘んできては、流したばかりの紙の上に列べて、模様を作っていました。

自然の草花の色が秋の日の光に照らされて、輝くような美しさを見せています。白い原料の上に列べられた、色とりどりの花びらや葉っぱは、あざやかさが引き立ちます。もちろん、着色した紙をあしらうのもステキですし、白を使わないという選択肢もあるでしょう。

身近な自然の色の美しさ!それを何とかして生活に取り入れたい!そんな願いから染めは生まれたのかもしれません。子どもたちが摘んできた草花の美しさを見ていたら、そんなことを思いました。

思わずとっておきたくなるような美しい色合いの草花を用いて、思い思いの模様を描く子どもたちの姿もとても美しく感じました。

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草木染め教室 3

2015/10/20

子どもの頃、よく見かけた草が茜で、その根を使うと、赤く染められるなんて、全然知りませんでした。体験と知識がつながると、体験の意味が広がり深まります。ですから、子どもたちが興味を持ったものやことを、より深く広くいろいろな体験できるような環境を用意する。必要なことは伝える、導くなどして、子どもが自分の興味をさらに広げてゆくようなことを考えると良いのでしょうね。

もうひとつ知らないことがありました。二ノ瀬は「茜の里」と言われるくらい茜がたくさんあるそうです。身近なことなのに知らないことがいっぱいです。

青、赤、黄色に染めた紙の原料と、染めていない白いままの原料をそれぞれ水に溶いたものが大きな桶に入れてありました。今回の紙漉は、これを柄杓ですくって枠をつけた金網の上に流すだけです。これなら、園児にもできそうだなと思いました。

小学生たちは、ひとり一つずつ枠付きの金網を貸してもらって、早速チャレンジしていました。まずは、ベースとなる紙を作るのに、全体に薄く原料を伸ばします。もちろんここで、赤、青、黄色に染められた原料を使ってもかまいません。色で模様をつけたり、少し色の調子を変えたいといったときには、色のついた材料を使うといいのでしょう。

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草木染め教室 2

2015/10/19

草木染め教室で、紙漉を体験した鞍馬小学校の子どもたちは、紙は何からできているのか。植物をどのように加工すると紙の原材料になるのかについて学びました。

そうやってできた原材料を使って紙を漉くのですが、それでは白い紙ができあがるだけです。草木染め教室ですから、染めの要素、色を加えることはないのかなと思っていると、ちゃんと用意されていて、先生は、赤、青、黄色に色づけされた紙の原料を見せてくださいました。

木の皮を加工して作った白い原材料に色をつけるにはどうすれば良いか。というのが先生の次の質問です。「絵の具」と答えていた子どももいましたが、昨年草木染めを体験した子どもたちは、どんな草木を使えば、赤、青、黄色に染まるのかを知っているはずです。恥ずかしいのか忘れてしまったのか、積極的に答える子は多くありませんでした。先生が説明してくださったのは、野の草を使うと黄色に染まること。青には藍を、赤には茜を使うということです。染織家の方が育てていらっしゃる藍を子どもたちに見せながら話してくださいました。低学年は小さなピンク色の花をつけたただの草なのにどうしてこの草を使って青色をだすのだろう?といわんばかりの不思議そうな顔をしていました。以前は、よく藍の生葉を使って、園児たちと藍染めをしていたのを思い出しました。かなり手間がかかりますが、とても楽し買ったのを思い出し、またやってみたくなりました。

藍については少し知っていたのですが、茜のことはほとんど知りませんでした。昨年この草木染め教室で、赤は茜の音を使って染めるということは聞いていましたが、茜がどんな植物で、根はどんな形なのかはよくわかっていませんでした。先生は、茜を1本子どもたちに見せてくださいました。「茜の特徴はどこだと思う?」先生の質問に、子どもたちは、「茎が四角い!」と答えていました。

あとで見せてもらうと、なるほど四角い茎をしています。茎には少しトゲのような物が付いていて、よく手に引っかかります。このトゲを他の植物に引っかけて蔓のように茎を伸ばしてゆくのだそうです。
子どもの頃山の中を走り回っていたら、よく見たような気がします。「あー!これが茜だったのか!」そう思うと同時に、知らないって怖いというか、残念というか、逆に言うと、知るって楽しいなと思います。

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草木染め教室 1

2015/10/18

たくさんの方がとても楽しそうにそれぞれの時間を過ごしていらした二ノ瀬町 草木染めまつりですが、毎年、鞍馬小学校の児童を対象に、スペシャルメニューがあります。昨年は、叩き染めを体験し、それぞれハンカチを染めましたし、大きな布をみんなで染め上げる共同製作にも取り組んでいました。藍の生葉はもちろん、いろいろな草花を摘んできては、石板の上でたたいて染めていました。今年のスペシャルメニューは紙漉体験です。紙漉と聞いて、よく目にするような漉槽に入った原料を漉桁ですくい、ゆらして作るような方法で作るのかと思っていましたが、実際はちがいました。

子どもたちに指導してくださる講師の先生は、三千院や寂光院で有名な大原にある、大原工房の方でした。大原工房では、綿を育て、紡ぎ、草木で染め、織るを実践していらして、そういった体験ができます。そういえば、長男が小学1年生の時、国語の教科書に「たぬきの糸車」というおはなしがあり、糸を紡ぐとはどういうことなのか体験してみようと、小学校の先生が子どもたちをこの大原工房に連れて行ってくださったことがあったのを思い出しました。

講師の先生のお話しは、まず子どもたちに「紙は何からできていると思う」という質問から始まりました。子どもたちは草だとか木だとかいろいろと答えます。紙を作るのによく使われるのは楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)といった植物なのだそうです。山に入って探せば見つかるとおっしゃっていました。先生から子どもたちへの次の質問は、紙を作るには、木のどの部分を使うか、その部分をどう加工すると紙の原料になるのかです。子どもたちは考えて答えを出します。最初から全部説明してしまうのではなく、質問をする形で子どもたちに考えるチャンスを作ってくださるのが、良いと思いました。植物の皮の部分を、蒸す煮るなどしてから水にさらして白くする。たたいて繊維をほぐすといった工程を経て、紙の原材料ができることを子どもたちは学びました。

二ノ瀬 草木染めまつり

2015/10/17

二ノ瀬地区の皆様を中心に開催していらっしゃる「鞍馬二ノ瀬町 草木染めまつり」というイベントの一環で行われています。今年で4回目を数える草木染めまつりは、地域の染色家の方を中心にして、一般の方々に草木染めの楽しさを味わっていただこうという企画で、藍や杉の葉、玉ねぎの皮、茜などを使った染物を体験するというものです。

一般の参加者の方々は、スカーフやハンカチなど、染める布地を購入して、思い思いの染め方で染めていらっしゃいました。藍の生葉を布にのせ、軽くたたいて模様をつけてから染める叩き染めも楽しそうですし、杉の葉で染めて、媒染剤に鉄を使うと美しく深みのあるグレーに仕上がるのが意外でした。布を輪ゴムや糸などで縛って模様をつける絞り染めを、思い思いの染料を使って楽しむこともできます。絞り染めはいつも園で子どもたちと行っていますが、いろいろな染料を使っていろいろな方法で染めることがわかって、園で子どもたちとやってみたいなと思うこともたくさんありました。保育の材料はいろいろなところで見つけられます。山道を歩いていても、どこかに出かけたときでも、お茶を飲んでいても、どんなところにも、どんなときにもヒントはあります。

楽しめるのは、草木染めだけではありません。やきそば、焼いたサンマ、豚汁、コーヒー、手作りアイスクリームなどなど、いろいろな模擬店が出ていて、味の楽しみもあります。焼きそばも、サンマも、豚汁も、コーヒーもおいしかったのですが、手作りアイスクリームのイチジク味をいただいたら、ヨーグルトのような酸味とイチジクの甘みのバランスがとてもおいしくておどろきました。

会場となった二ノ瀬のお堂前広場には大勢の方が来場され、秋晴れの清々しお天気のもと、やわらかな日差しを浴びながら、自然からの色の贈り物を満喫されていました。昨年も参加しましたが、年々来場される方が多くなり、とても盛況です。地域の皆様も模擬店の店員さんとして、イキイキと活躍されている姿がとても印象的でした。来場される方はもちろん、運営スタッフも楽しくイキイキとできる場になっていることが感じられ、ステキだなと思いました。

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