園長ブログ

草木染め教室 3

2015/10/20

子どもの頃、よく見かけた草が茜で、その根を使うと、赤く染められるなんて、全然知りませんでした。体験と知識がつながると、体験の意味が広がり深まります。ですから、子どもたちが興味を持ったものやことを、より深く広くいろいろな体験できるような環境を用意する。必要なことは伝える、導くなどして、子どもが自分の興味をさらに広げてゆくようなことを考えると良いのでしょうね。

もうひとつ知らないことがありました。二ノ瀬は「茜の里」と言われるくらい茜がたくさんあるそうです。身近なことなのに知らないことがいっぱいです。

青、赤、黄色に染めた紙の原料と、染めていない白いままの原料をそれぞれ水に溶いたものが大きな桶に入れてありました。今回の紙漉は、これを柄杓ですくって枠をつけた金網の上に流すだけです。これなら、園児にもできそうだなと思いました。

小学生たちは、ひとり一つずつ枠付きの金網を貸してもらって、早速チャレンジしていました。まずは、ベースとなる紙を作るのに、全体に薄く原料を伸ばします。もちろんここで、赤、青、黄色に染められた原料を使ってもかまいません。色で模様をつけたり、少し色の調子を変えたいといったときには、色のついた材料を使うといいのでしょう。

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