2014年 3月

「安心」

2014/03/04

先日、乳児クラスがお着替えをしている時の事。偶然通りかかりました。0歳児の男の子がズボンをはかせてもらおうとズボンを持って待っていました。私が通りかかるとニコニコしてついて来ました。私はズボンをはかせて欲しいのかと思って「ズボンはく?」と聞くと、私の問いかけに「・・・・・・・・」無言のまま保育室の先生の所に行ってしましました。
でも、先生は他の子どものお着替えをしています。もう一度私が「ズボンはこうか?私と一緒にはく?」と言うと、隣にいる先生に訴えかける表情をしています。その先生が「大丈夫。一緒にどうぞ。」と言ってくれた次の瞬間、私にズボンを渡してくれました。そして一緒にお着替えをしました。いつも一緒に過ごしている先生に心からの安心をしている姿を見てすごいと思いました。人ってすごいですね。

節句

2014/03/03

3月3日はひなまつり、桃の節句です。上巳(じょうし)の節句とも言います。節句とは季節の変わり目と言うことですが、もともとは竹の節という意味だった「節」という文字が、ものの取扱などの規定を定めた「節度」礼儀や作法を定める「礼節」、そして一定の次第や順序のあること「季節」に使われたそうです。また、「句」の字には「まがる」という意味があり、文章の意味の切れ目にまがった「、」を印としてつけたので、文章中のひと区切りのことばを「句」というのだそうです。(白川 静 著『常用字解』より一部抜粋)ですから、季節の区切りが節句なのでしょう。漢字の由来を調べてみましたが、他の説として「節供」と書いて、節日という季節の変わり目の日に天皇に捧げた供御(飲食物)という意味で、節日に供した供御で「節供」と書くという説ものもあります。広辞苑の「節供」の項には「節日に供する供御(くご)。元日の膳、正月15日(上元)の粥(かゆ)、3月3日(上巳)の草餅、5月5日(端午)の粽(ちまき)、7月7日(七夕)の索餅(さくべい)、10月初の亥の日の亥子餅(いのこもち)の類。せく。おせち。せちごと。」(広辞苑 第六版)と説明されています。

また、節会ということばもあります。広辞苑には「古代、朝廷で、節日その他公事(くじ)のある日に行われた宴会。この日、天皇が出御して酒食を群臣に賜った。元日・白馬(あおうま)・踏歌(とうか)・端午(たんご)・重陽(ちょうよう)・豊明(とよのあかり)・任大臣など。せち」(広辞苑 第六版)とあります。

「節日その他公事(くじ)のある日に行われた宴会」が節会、「節日に供する供御(くご)」が節供、節句は節日とほぼ同じ意味と理解してよいでしょうか。言葉の持つ意味の範囲は時代によっても異なり難しいと思います。

1月7日の人日(じんじつ)、3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午(たんご)、7月7日の七夕、9月9日の重陽(ちょうよう)が五節句となったのは、江戸時代に幕府が式日として定めてからなのだそうです。

きょうのごはん

2014/03/03

(お膳給食)
・ちらし寿司
・大根の煮物
・魚の西京焼
・菜の花の和え物
・花麩のおつゆ

(おやつ)
・ホットケーキ
・牛乳

 

*本日の給食は桃の節句のお膳給食でした。まだまだ寒い日が続いていますが暦の上では、もう春ですね。大根の煮物にはフキを使い、和え物は菜の花を使いました。給食でも季節を感じられるように努力します。

子ども達には菜の花の苦さが無理かなぁと思っていたのですが、沢山おかわりをしてくれていました。菜の花を小さく刻み、小松菜とキュウリはしっかり歯ごたえがあるようにし工夫をしました。

早春の散歩

2014/03/03

いいお天気になったので、さくら組(2才児)でのんびりお散歩に出かけました。まだ風はつめたいけれど、陽射しがふわっと暖かく、子ども達も足取りが軽いように見えました。

「まだ雪が残っているよ〜。」お友達がみつけると、そこから雪さがしがはじまりました。
まだまだいろんな所に雪が残っていて、雪をつかんでは冷たさや固さを感じている子ども達。
どんどん歩いて行くと、つばきの実が半分かじられているのがたくさんみつかりました。
「多分ムササビが食べたのかなぁ〜」と話をしながら今度はつばきの実を探しながらの散歩です。
電車ごっこをしたり、かくれんぼをしたりしながら転法輪堂までいきました。

「お腹がすいたから保育園までかーえろ〜」
帰りはケーブルに乗って。早春ののんびり散歩はいろんな物をさがしたり…とっても素敵な散歩になりました。

噛む

2014/03/02

人間の身体って不思議です。歯はそんなに変化するものではないと思っていますが、歯も動きます。だから、矯正ができるのですが、歯の位置や高さが、考えている以上に早く変わります。前にも書きましたが、1本の歯を失うと、その隣の歯が傾いていきますし、かみ合っていた歯は長くなるそうです。

実は私も、かみ合わせが悪くて治療中なのですが、その治療方法が樹脂製のマウスピースを上顎に装着して、少しずつ歯を動かしてゆくのです。マウスピースは取り外し可能なので、食事の時に取り外して、着けるのを忘れてしまうことがあります。そのまま寝てしまって、翌朝マウスピースを装着すると、少し入りにくく違和感を伴います。マウスピースを外している間に自分の歯が動いているということなのだと思います。たった一晩で変わってしまうのには驚きます。マウスピースをしばらく着けていた後は、安定して噛むことができます。噛んだときに同じところで噛んでいる感覚というか、意識しないで口を閉じたときに、上の歯と下の歯の同じところが当たっているという感じです。治療を始める前は、噛んだときにどこで噛んで良いのかわからない感じでした。このマウスピースを少しずつ調整しながら治療を進めてゆきます。

うまく噛めなくなった原因には、ついつい歯をくいしばってしまったり、寝ている間に強く歯ぎしりをしているからだそうです。歯を食いしばることは大切なことですが、常にそういう状態だと、かみ合わせのバランスが崩れます。自分の口がどうなっているか、時々意識をしてみると、思わぬ時に強めに噛んでいることが多いのです。例えば、パソコンをさわっているとき、本を読んでいるとき、軽い力でできる事なのに、強めに噛んでいることがあります。それに気がついたときは力を抜くようにしていますが、かなり頻繁に噛んでいます。寝ている間の歯ぎしりはどうしようもありませんが、人は自分の体重くらいの力で噛んでいるそうなので、そんな力で噛みながら歯ぎしりすれば、固い歯もすり減ってしまうのはわかりますね。

もちろんくいしばるのが悪いことではありません。椅子に腰掛けた状態で、口を開けたまま立ち上がるのは、力が入らない気がします。力を出すとき、がんばるときは歯を食いしばらなくてはならないのです。しっかりとくいしばって力が出せるように、がんばれるように、歯も整えておくのが良いと思います。

きょうのごはん

2014/03/01

(昼食)
・パン
・ポトフ
・フルーツ

 

 

*本日、乳児クラスの子ども達が、園庭にある原木から獲れた6つの椎茸を「お鍋にいれてください!」と持って来てくれたのでポトフに入れました!

省みる

2014/03/01

歯の治療について、いろいろと学ぶことができましたが、良い歯科医院の選び方というのも教えてくださいました。

まず、選ばない方が良い歯科医院。「インターネット情報で選ばない」インターネットだけでは正確な情報が得られないので、治療経験者からのいわゆる口コミ情報を参考にすると良いそうです。「距離で選ばない」近いからという理由だけで選ばない方が良iい。当然ですね。堤デンタルクリニックには、全国各地から治療に通ってくる方々がいらっしゃいます。「一歯治療だけでは不十分」虫歯になった歯だけを治療するだけでは不十分なことは前にも書きました。「不潔感のあるところは避ける」医療機関なので、不潔ということはないのだと思いますが、どこかスッキリしていなかったり、雑然とした雰囲気があるところは避けた方が良いということなのかと思って聞いていました。それは何も歯科医院に限ったことではありません。どこでもスッキリとしているところの方が良いのだと思います。スッキリとわかりやすく整理整頓してある方が、仕事が効率よく進み、ミスも少なくなるのだと思います。美しく清らかなところにこそ神仏ましますと言いますが、そういうことなのではないでしょうか。私たちも気をつけなくてはならないところだと思います。「説明なく治療を進めるところは避ける」インフォームドコンセントがしっかりしていなければ、なにより患者さんは不安です。

これに対して、「口腔全体で治療してもらえる」うえに「全身管理のできる歯科医」を選んだ方が良いのだそうです。前にも書いたように、歯が悪いと全身の体調に影響するのです。膝や腰が悪く、整形外科などでどんなに治療しても治らなかった人が、歯を治すことで、膝や腰がすっかり良くなったという例もあるそうです。「治療内容を説明してくれる歯科医を選ぶ。」インフォームドコンセントがしっかりしているところは患者さんの状態をしっかりと把握していて、それに対してどんな治療方法があるのか、しっかり説明できると言うことは、それだけの知識や技術があることの証ですし、何よりも患者さんの気持ちを考えてくださっている。患者さんの気持ちになって考えてくださっているということです。これは、保育園も同じだと思います。保育者の見方や価値観を一方的に押し付けるのではなく、子どもや保護者の皆様の気持ちを考え、勇気づけることができるようなことばを注意深く選んで、説明や対応をする必要があります。
「清潔感のある歯科医」は前にも説明したとおりですし、「友人などの評判がよく丁寧に対応してもらえること。」はいわゆる口コミの評判が良いところです。

このお話を伺い、否応なしに自分自身をふりかえりました。反省すべき事ばかりです。改善すべきは改善してゆかなくてはなりません。

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