shigaraki (鞍馬山保育園 の投稿者) - 36ページ目 (186ページ中)

理念

2015/09/26

いつも車のことでお世話になっているディーラーさん。以前から、スタッフの方々はみなさんとても親切だな!と感じていました。どのスタッフも理念を見据えて、「お客様のため!」を考えて行動していらっしゃるのだろうと思います。

スタッフひとりひとりが理念を自分の基準として行動する事ができている組織は、外部の人にどこか心地よさを感じさせるのかもしれません。

先日、当園の保育士の先生が、こんな話しをしてくれたのを思い出しました。
夏に旅行に行ったときに宿泊したホテルスタッフの対応がとても心地よかった。マニュアル通りに丁寧なこどばづかいをして、決められたことを話している雰囲気は全くない。どちらかと言えば、フランクに自分のことばで話してくださっているのだけれど、それが心地よいし、さりげなく細やかなところまで気遣いができている事を感じた。それは、マニュアルで言わされているのではなく、スタッフひとりひとりが、理念を自分のこととしてとらえ、良く理解して、それを基準に行動しているからなのだろうと感じた。ルームサービスの担当スタッフが部屋に入るのに靴を脱いで入ってきたが、それがとてもさりげなくて、心に残った。きっと、理念が浸透しているのだろうなーと思った。
と話してくれました。

その話を聞いて、まず、先生が自分が宿泊したホテルの印象を、そんな風にとらえていてくれたことがうれしいと感じました。そして、ひとりひとりが、理念を自分のこととしてとらえ、自分の使命を見つめ、そこに向かって努力する。そのことに歓びを感じることができる。そんな状態でいると、ひとりの力が2倍にも3倍にも膨らんで、発揮されるのだと思います。そして、それがまた、理念の実践へと向かう原動力となる好循環を生み出すのでしょうね。

基準

2015/09/25

車の点検をお願いしたディーラーに行ったら、いろいろなことが変わっていました。毎日していることを変えようというのは、エネルギーのいることです。特にいろいろな人が、慣れ親しんでいることを変えることは、抵抗もあるでしょうし、エネルギーが必要なことです。しかし、いつもやっていることだから、という理由だけで同じようにしていると、停滞はしても、改善されることは少ないと思います。

もちろん、なんでもかんでも変えれば良いというものではありません。何を変えて、何を変えないのか。どう変えるのか。全ての基準になるのが、「なんのためにそれをするのか?」「誰のためにそれをするのか?」と言うことではないでしょうか。その根本にあるのは、理念だと思います。そのディーラーの企業理念には「自動車を通じてお客様に奉仕し・・・」とあります。「お客様に奉仕する。」という理念が、様々な顧客サービスとして表されているのではないかと感じました。

考える基準となる理念があると、改善する場合でも、「お客様に歓んでいただくために!」「お客様のために!」という基準に添って考える事ができます。飲み物のサービスも、部屋の模様替えも、そんな視点から考えてあるのかな?そう感じました。

私たち、保育園で言えば、「みんなのいのち輝く!」ために
○子どもが主体的に生活できる環境を整えているか
○子どもの自発的な活動としての遊びを保障できているか
○ひとりひとりの個性や発達に合わせた保育ができるよう、子どもひとりひとりをとらえているか
○様々な人との関わりが持てる配慮をしているか
を基準として考えています。

このことをいつも心に留めて、常に自分に問い掛けながら考え、行わないと、知らず知らずのうちにそこから離れていったり、見失いそうになったりしてしまいます。気をつけたいものです。

車のディーラーと保育園、業種は全く違いますが、理念を忘れず、そこから遠ざからず、理念を基準に考え、行動するのを大切にしなくてはならないのは同じだと思いました。

改善

2015/09/24

先日、点検の時期を迎えた車をディーラーに持って行って点検していただきました。1時間くらいで点検が終わると聞いたので、待合室に入って一人掛けのソファに腰掛けると、案内してださったサービスの方がメニューを持って来て、飲み物は何が良いかとたずねてくださいます。アイスコーヒーをお願いして、本を読んでいると早速アイスコーヒーを持って来てくださいました。コーヒーの表面が細かな泡で覆われていたので、ボトルから注いだのではなく、コーヒーメーカーで作ってくださったのでしょう。小さなお菓子までついていて、まるでカフェのようです。

そのディーラーでは、以前は紙カップに注ぐタイプの自動販売機が設置してあって、お客さんが自由に飲み物を飲めるようになっていたのですが、今回はスタッフの方がカフェのようにサービスしてくださいました。その他にも自分で自由に飲み物が楽しめるように缶やペットボトルの自販機も置いてあります。もちろん無料です。

取り扱っている車のカタログはもちろんですが、雑誌やテレビ、小さな子どもが遊ぶスペースなど、お客さんが待ち時間を快適に過ごすことができるような工夫が凝らされています。

そういえば、少し前までは一人掛けのソファはありませんでした。無料の自動販売機で飲み物を自由にいただけるだけでも、お客さんが過ごしやすいように配慮してくださっているのだと思っていましたが、さらに改善されたようです。

トイレに行こうと部屋を出ると、以前はオフィスとして使われていた広い部屋が、お客さんの待合室として開放されていました、こちらもソファや雑誌があり、観葉植物などの緑も置いてあって、くつろげそうなスペースになっていました。

ついつい、毎日のことだから、そのままで良いのではないかと思いがちですが、そのままにしないで、常にお客さんの事を考えて、改善を続けてゆこうとされているのだろうな。と感じました。

秋

2015/09/23

空が高くなってきました

空が高くなってきました

シュウメイギク(キブネギク)

シュウメイギク(キブネギク)

お寺の参道を歩いていたら、ふっといい香りが漂ってきました。ふと見ると、ギンモクセイがかわいらしい花をつけていました。そういえば9月も下旬です。季節は進み秋は深まっているのですね。

忙しくバタバタしていて、季節が進んでいることにも気づ

ギンモクセイ

ギンモクセイ

キンモクセイ

キンモクセイ

かないなんて、こころに余裕がない証拠ですね。余裕がなくなると、
シュウメイギク(キブネギク)

シュウメイギク(キブネギク)

ヒオウギ

ヒオウギ

目の前のことしか見えなくなって、遠くにある本当に大切なことが見えなくなってしまうことがあるので、気をつけなくてはなりません。

忙しすぎて、余裕がなくなると楽しいからやっているはずのことが、やらなくてはならないことに変わってしまいます。余裕はあそびと言ってもいいかもしれません。車のハンドルだってブレーキだってあそびがないと、ちゃんと機能しません。

余裕とあそびごころを忘れな

ススキ

ススキ

ヒガンバナ

ヒガンバナ

いようにしたいものです。

そう思って、秋を探してみると、ちょっと気をつけて見ただけでいろんな秋が見つかりました。

描く 2

2015/09/22

お地蔵さまの姿を描いていた年長児たち。一所懸命に取り組む姿がとてもステキでした。何度も言いますが、集中しているときの顔、特に目がステキです。

もちろんどの子も一様に描くわけではありません。さっと筆が進む子もいれば、なかなか描き始められない子もいますし、「どう描いたらいいのかわからへん・・・」と困っている子もいます。そんな子には、保育士の先生が、その子にはお地蔵さまがどう見えているのか、などその子が自分のイメージを具体的にしやすいように声をかけたり、自信を持てるような声がけをしていました。

割り箸ペンで輪郭を描き終わったら色をつけます。石でできたお地蔵さまは石の模様や、苔が生えている所はあるにしても、基本的にはグレーです。何を使って塗るかを考えないと、画面がグレー一色になってしまいます。保育士の先生は、すごく薄くしたグレーの絵の具を使って、お地蔵さまのお身体だけを塗ることを子ども立ちに提案したようです。子どもたちはとても良い感じに仕上げていました。お花がお供えしてあるのですが、子どもたちはそのお花もしっかり描いて、そこだけに違う色を入れており、それがアクセントになって画面が引き締まりました。

毎日登降園の時には手をあわせ、地蔵盆の前には一所懸命にお身拭いをして、美しくなっていただき、地蔵盆ではお参りをしたお地蔵さま。お地蔵さまが、一瞬光って笑うところを見た子もいます。そんな経験を経て子どもたちのお地蔵さまへの思いはいつもより深くなっていたでしょう。だからこそ、先生はこの時期に子どもたちにお地蔵さまを描く機会を提供したのだと思います。今までの経験によって子どもたちの心の中にお地蔵さまが深く入っていらっしゃるからこそ、絵を描くことができるのです。

もちろん、いろいろな経験を経なくても、「お地蔵さまを描きなさい」といって描かせることはできます。でもそれでは、ただ描いただけになってしまって、心からの表現ではなくなってしまいます。

先日開催した祖父母会で、展示されたお地蔵さまの絵をご覧になった方が、芸術作品ですね。と仰ってくださいました。描画技術というよりも、子どもたちの心の中のお地蔵さまが紙の上に現れていらっしゃったからこそ、ご覧いただいた方がそう感じてくださったのだともいます。

20150922_描く2

20150922_描く2_2

描く 1

2015/09/21

9月に入ってすぐのある日、童形六体地蔵尊の前に年長の子どもたちが、並んでいました。お地蔵さまのお姿を描いていたのです。割り箸を削って作ったペンに墨汁をつけ、B4くらいの大きさの和紙風の上に描いてゆきます。

お地蔵さまを見つめる子どもたちの目は真剣そのもの。紙の上にお地蔵さまのお姿だけではなく、お地蔵さまの御心までを写し取ろうとしているかのようです。一心に描く子どもたちの傍らを通る参拝客の皆さんが口々に「上手だね」と声をかけてくださいますが、子どもたちはニコッとほほえみ返したら、またすぐに描きます。

一心に何かに取り組んでいるときの子どもたちの顔ほどステキなものはありません。そんな子どもたちのステキな顔が少しでも増えることを心から願ってやみません。
では、子どもたちのステキな顔を見ることができるのは、どんなときか?それは、その子が「やりたい!」と思ったことをやっているときです。「やりたい!」と思ったことに一心不乱に取り組んでいるとき、子どもたちはとても集中しています。集中しているときは、たとえ周囲が騒がしくても、全く意に介さず自分のやりたいことに取り組みます。そんな姿を見ていると、「片付けなさい!」なんて一方的に中断させるような言い方はとてもできません。

一心不乱とも言えるほど集中してものごとに取り組む経験を、子どもたちにたくさんさせてあげたいと思います。幼児期に集中する経験をたくさんしていると、その、充実感、楽しさ、満足感がよくわかるので、大きくなっても集中しやすくなります。勉強でも、スポーツでもどんなことでも、集中して取り組むことができるようになるのだと思います。

20150921_描く1

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お役に立つ 3

2015/09/20

「何かお役に立てることはありませんか?」年長児が何気なく私たちに投げかけてくれたことばが、いつも考えていることだったので、ちょっとビックリしました。

子どもが、「お役に立つ」ということばを使うのは、普段からご家庭や、園でそういうことばや考えに接しているからだと思います。子どもに一番近い大人が、何を考えて道子どもに接するか、それは人的環境として子どもの発達に大きく影響します。物的環境よりも影響力が大きいかもしれません。

ずっと前、子どもたちに指示したり、やらせたり、注意することが多かったときには、子どもたち同士も、「あかんでー!」「○○しぃや!」といった口調で話すことが多かったように思います。今では、子どもたちの中でも「どうしたかったの?」「何が嫌だったの?」「どっちがいい?」といった、相手の気持ちを尊重することばがけが、圧倒的に増えたように思います。もちろん、きついことを言って喧嘩をしていることもありますが、お互いの気持ちを汲むような態度で、仲裁していることもあります。

大人が、どんな心持ち、態度、言葉づかいで子どもに接するかによって、子どもの心持ち、態度、言葉づかいは大きく変わります。

大人が、子どもをひとりの人格として認め、上から目線でやらせようとするのでははなく、相手を尊重し、尊敬する基本的な姿勢を持っていれば、子どもどうしもそうなってくると思います。

子どもはみんな仏の子
子どもは天からの預かりもの
子どもは親の心を写す鏡

童形六体地蔵尊の前にこんな事が書かれた駒札が立っています。「親」を「保育者」に置き換えて、心を澄ませて子どもと接したいものです。

お役に立つ 2

2015/09/19

私が保育士の先生と監査の準備をしていたら、「何か先生のお役に立てることはありませんか?」とたずねて、ぞうきんがけを手伝ってくれた年長児の女の子。ぞうきんがけだけではなく、その前に掃除機をかけたり、遊びのゾーンを配置を変えるのも手伝ってくれました。とても助かり、うれしく思いました。なによりもうれしかったのは「何かお役に立てることはありますか?」とたずねてくれたことです。

当園は「みんなのいのち輝く!」を理念に掲げています。それはつまり、姿も形も考え方も、得意なことも苦手なことも、ひとりひとり違う人間が、それぞれにいきいきできること、お互いを認め合い、活かし合って、みんなが共により良く生きてゆくことです。
みんなで認め合っていっしょに生きてゆくことができるより良い社会を実現するために、自分のできること、得意なことで、みんなのために貢献する。そのことがうれしくてイキイキできる。そうなれると良いな。と思うのです。
そんなに難しく言わなくても、ありのままのお互いを認め合い、自分のできる事で精一杯皆さんの役に立つこと。そして、いきいきと生きることです。

ですから、普段から先生たちと話していると「みんなのお役に立つことができているか?」ということばをよく使います。ことばで言うのは簡単ですが、自分自身をふり返り、「今日は自分の得意なことで、みんなの役に立つことができただろうか?」と自分に問い直してみると、自信を持って「できた!」と言えることは少ないかもしれません。

子どもが「何か先生のお役に立てることはありませんか?」とたずねてくれたときには、いつも心に留めている「お役に立つ」ということばを子どもが普通に使ったので、少し驚きました。その子は掃除をしている大人を見て、「何か自分にできる事はないか。」「役に立てることはないか。」心からそう思ってくれたのでしょう。

うれしいことです。ありがたいことです。そして、「あなたは心からそう思っているか?」「お役に立つを実践しているか?」と問い直されたようで、気持ちが引き締まりました。

お役に立つ 1

2015/09/18

監査をうけたことをかきましたが、「子どもたちのより良い育ちのために」という目的のために、みんながそれぞれの立場で力を発揮し、その力が合わさって様々なことが改善されてゆく。園内の職員はもちろんのこと、行政の皆様も、その他の方々も、その輪につながってくださっているのです。いいかえれば、皆さんのおかげで保育園が成り立っているのです。

監査を受けるにあたって、事前に書類を整えて準備しました。監査では施設内に危険な箇所がないか、調理室の衛生管理はできているかなど実際に園内を見て指導してくださるので、園内で行っていただくのが良いのですが、ただでさえ狭い園舎内に監査用の場所を設けなくてはなりません。仕方なく保育室の一部を使うので、子どもたちには、お部屋を貸してね。とお願いして使わせていただいています。

普段解放しているところに間仕切りをしたり、会議用の机やイスを出したり、その前にお掃除したりと多少の準備をします。土曜日の朝に保育士の先生に手伝ってもらって準備をしていると、少し遅めに登園した年長児の女の子が、自分のお支度を全て済ませてから、「何してるんですか?」とやってきました。「月曜日にお客様がいらっしゃるから、その用意をしてるんだよ。」というと、「ふーん!」といって何かを考えていたようです。しばらくして、「なにか先生のお役に立てることはありませんか?」とその子が聞いてくれたので、少し驚きながらも、うれしい気持ちになりました。

「えっ?! 手伝ってくれるの?」と聞き返すとにこやかに「うん!」と返事をしてくれたので、物の移動や床のぞうきんがけをお願いしました。いつもお掃除当番で慣れているからか、丁寧にぞうきんがけしてくれます。4.5m×6mくらいに部屋なのですが、ひとりで全部きれいにしてくれました。

ありがとうございました。

監査

2015/09/17

9月のはじめ、京都市の指導監査を受けました。保育園を運営する上で必要な基準は満たされているか、安全や衛生管理が基準通りにできているか、財務は適切に処理されているかなど、様々な項目について、書類や聞き取りを通じて調べ、適切ではないところ、不十分なところが改善できるよう、指導してくださいます。

監査というと、いろいろ指摘されるというイメージがありそうですが、こんなやり方でやるとわかりやすく効率的にできますよ。など、いろいろなことを教えていただくことができます。今回も労務管理や、保育の書類、財務処理、衛生管理、給食の提供に関することなど、多方面にわたっていろいろと教えてくださいました。

知らなかったり、気づいていなかったところを教えてくださるので、とても助かります。特に労務管理に関することなどは、法律が変わることが多いのですが、変更を知らずにいることがあります。そんなところがあると変更点やその対応方法も教えてくださいます。また、監査担当の皆様も、それぞれ財務専門の方、保育士、管理栄養士、社労士など資格を持った方々がいてくださるので心強いです。

保育室や保育の改善点については、主任保育士の先生が聞いて改善策を相談してくれていますし、調理に関することは調理師と栄養士の先生が、その他のことは園長が対応しました。それぞれに、いろいろなことを教えてもらって、すぐに改善できるところは改善します。調理の先生たちは、指摘のあった栄養計算の書類をすぐに訂正して、翌日には再提出してくれました。

監査を通じていろいろなことを教えていただくことが、子どもたちのより良い育ちにつながる。保育園内のいろいろな担当者はもちろん、行政の方々も応援してくださる。みんなが、それぞれの立場で、保育園に関わる。それは、「子どもたちひとりひとりの発達をしっかりと保証するため!」なのです。

「これは何のためか?」常に忘れないようにしていたいと思います。

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