2013年 12月

ステンドグラス 3

2013/12/22

   試しに作ってみました

この鞍馬駅を飾るステンドグラスプロジェクトの企画がやってきたのは発表会直前だったので、先生達はみんな忙しく、子どもたちと一緒にプロジェクトに取り組むのは私と主任の先生が担当することになりました。最初どうやって子どもたちに提示しようか、いろいろ考えましたが、クラスごとに一斉にやらせることだけはしないようにしました。どうすれば子どもたちが興味をもってくれるか、やってみたくなるのかと考えましたが、もっとも目立たず自然な方法でアプローチすることにしました。

             

     楽しく作れます

最初に始めたのが土曜日の朝だったので、登園している子どもの数も平日よりも少なめです。園庭で遊んでいる子どもたちを見ながらランチルームに机を出して道具や材料を用意し、試作したものを見本がわりに並べていたら、5歳児の女の子が3人くらい集まってきて「先生なにしてんの?」と聞くので「楽しいことしようかなーって思てんねん。」といいながら試作品を見せ「こんなん作ってみたい?」と尋ねると、「うん!やるやる!」と答えが返ってきました。その子達に何をするのかを説明し、難しいやり方と、あまり難しくないやり方、そして簡単なやり方があることと、それがどんなことなのかを説明した後に、子どもたちにどれをやりたいのか選んでもらいました。その子達は下絵を描いて輪郭を描き、最後に色を入れるという難しいやり方を選んで取り組んでいました。いつもはおしゃべりが大好きな子たちですが、おしゃべりもせず、真剣なまなざしで黙々と取り組んでいる姿が印象的でした。通りかかった何人かがそんな様子を見て「なにしてんの?」と興味をもってくれたので、「あとでやってみる?」と誘うとみんな「うん!」と嬉しそうに返事してくれました。

派手に始めるのも一つの方法ですが、地味にやっていても、子どもが見つけて興味を示してやってくるものです。今回は、3・4・5歳児全員が最低一つは作品を作りたいという大人の都合もあったので、みんなが興味を持ってくれるのか少し心配ではありましたが、だれかが楽しそうにやっている姿を見たり、ステキな作品を作っているのを見たりすると、やってみたくなるようです。

ステンドグラス 2

2013/12/21

     ガラス絵の具

叡山電車の鞍馬駅を飾ろうという叡山電鉄さんの提案でステンドグラスを作ることになりました。試作をしてみると、これが結構おもしろいのです。ガラス絵の具は少し粘度が高めのトロッとした液体がプラスチックボトルに入っているので、絞り出すようにして使います。子どもの手の力でできるだろうかと少し心配になりました。特に黒色は粘度が高く、大人でも長くやっていると疲れます。

ステンドグラスのイメージするは黒い輪郭が縁取られていて、いろいろな色のガラスが入っているというものです。そこで考えついたのは、紙にあらかじめした絵を描いておいて、

乾く前のガラス絵の具 透明感はない

その上にCDケースをのせて、黒いガラス絵の具で輪郭を描き、乾かしてから色を入れてゆくという方法です。これならあらかじめ下絵を描いておくことができるので、しっかりと描きたいときには良い方法です。ところが、黒色の粘度が高いので、絞り出しながら描いてゆくのは難易度が高そうです。そこで次に考えたのは、下絵は省略して黒色で輪郭を描き、乾かしてから色を置いてゆく方法です。下絵がないので、自由度は高いのですが、黒色はしっかり使わなくてはなりません。輪郭を描かず、様々な色を子どもたちが好きなように置いてゆく方法も考えられました。そこで、子どもたちに、難しいやり方、あまり難しくないやり方、簡単なやり方として提示し、

少し乾いたら透明感が出てきました

子どもたちに選んでもらうことにしました。

試作をしているととても楽しくなってきて、試作兼見本がたくさんできてしまったのでした。

きょうのごはん

2013/12/21

(昼食)
・焼きそば
・白菜のサラダ
・スープ

 

 

 

*昨日、大阪の保育園に見学に寄せて頂きました。そして厚かましくも給食までいただきました。薄味ですごく美味しい味付けに、私の作っている給食が最近、味が濃くなっていたことに気づき反省。今日は薄味を心がけ初心に戻り調理することが出来ました。ありがとうございました。

挨拶

2013/12/21

ある日の朝、給食調理をしていると、

私の背後にある給食室のドアが「ガラガラ!!」と勢いよく開いたので

驚いて振り返るとそこに3歳児クラスのSちゃんがいました。

Sちゃんは「おはようございます!」と元気よく挨拶をし

私の返事を聞くと、ドアを閉め笑顔で去って行きました。

ドア越しに挨拶をしてくれる子ども達はたくさんいるのですが

わざわざドアを開けて…というのは私自身、初めてだったのでとても嬉しかったです。

ステンドグラス 1

2013/12/20

先日、叡山電鉄の方から電話をいただきました。お話を伺ってみると、鞍馬駅を装飾するプロジェクトに子どもたちの力を借りたいというお話しでした。具体的な打合せのために来園して下さった担当の方が説明してくださったのは、駅を利用する園児や生徒が毎日乗降する駅を自分たちで飾るという企画を立ち上げるので、協力してほしい。沿線の同志社中学校や菊の花幼稚園、鞍馬山保育園がそれぞれ、八幡前駅、宝ヶ池駅、鞍馬駅で生徒・園児の手作りの作品展示や装飾を行い、沿線のクリスマスムードを盛り上げて、お客さまに楽しんでいただく。という企画なのだそうです。どんな方法で鞍馬駅を飾ればいいかなと考えていたら、叡山電鉄の方がステンドグラスを提案してくださいました。

100円ショップなどで販売しているガラス絵の具で透明のプラバンに絵を描きます。絵の具が乾くと、半透明になりステンドグラスのようになります。それをプラバンではなく、CDやDVDを入れるケースに描いて穴を開けて駅のつり下げられるようにするという構想です。話を聞いているとなかなかおもしろそうなので、私がやってみたくなりました。

まずは材料探しからです。100円ショップの中でも売り場面積の大きそうな所を狙って、あらかじめ電話で確認してから出向きました。最初に行ったお店では黒色がなくて赤、青、緑、黄色、赤の5色を購入、日を改めて別のお店に行ってみたら、黒の他に茶色もありました。次はCDケースです。オーソドックスな透明のものでも良いのですが、破損しにくいという理由で、半透明ながらポリプロピレン製の少し弾力のあるケースを探しましたが、どこのお店に行っても見つからず、結局透明なCDケースにしました。

材料が整ったら試作をしてみなくてはなりません。今回はCDケースのふたの部分だけを使うので、ふただけ外し、つり下げるための糸を通す穴を開けました。これが、充分に注意しないとすぐに割れてしまいます。3・4・5歳児の人数分40数個に穴を開けるのは意外と時間がかかりました。

きょうのごはん

2013/12/20

(昼食)
・カレーライス
・海鮮サラダ
・たまごスープ

(おやつ)
・みかん

 

 

*本日のカレーライスはじゃがいもの代わりに、レンコンを使用しました。やはり今が旬というだけに粘り気が強く、煮込むとホクホクになりとても美味しいカレーライスに仕上がりました。

きょうのごはん

2013/12/19

(昼食)
・ちりめん和えごはん
・筑前煮
・ネバネバ汁

(おやつ)
芋ようかん

 

 

*ある日、おやつでさつま芋の茶巾絞りを作ろうとしたことがありました。しかし、寒天の量が足りなかったためか上手く形成することが出来ず、急きょ型に流し冷やし固めることにしました。そうして出来たのが本日のメニューの芋ようかんです。はじめは、「失敗したー!」と思いましたが、この失敗のおかげで、芋ようかんにたどり着いたのでした。災い転じて福となすとはこのことです。

「そんなたいそうなー!」

職員バンド 4

2013/12/19

発表会当日、子どもたちがとても楽しそうにいきいきと発表をして、保護者の皆様も練習を重ねたダンスや歌を披露して下さったあとの、職員バンドです。気付くのが遅すぎて、練習も十分ではない自分自身に不安を抱えながらも、もうここまできたら覚悟を決めて楽しむしかありません。

職員が舞台に並んで幕が開くと、担当者が今回、なぜ職員バンドをするのかをこんなふうに説明してくれました。

今回、職員が、自分たちで曲を選び、自分の選んだ楽器をもって一つの曲を演奏することにしました。ひとりひとり違う個性豊かな職員が、自分の選んだ楽器を使って一つの曲を演奏するためには、全員が自分のパートをしっかりやること、その上で、他のみんなのことを考え、ハプニングにも対応できるように実力を養い、気持ちを一つにして曲に向かうことが大切だと考えたからです。
当園の理念は「みんなのいのち輝く保育園」です。自分の持ち味を活かすことによってひとり1人が輝く、その持ち味をもって、みんなの幸せに貢献することで自分のいのちも輝き、みんなのいのちも輝く。つまり「いのちが輝く」に通じるのです。
みんなが同じことをやるよりも、ひとり1人が自分のよいところを活かして、みんなのために貢献する。それは、当園がめざす姿であり、バンドの姿でもあるのです。だから職員バンドをやることにしたんです。

私はステージの上でこの説明を聞きながら、心の中で大きな拍手を送っていました。まさか理念に繋げて説明してくれるとは思ってもいなかったので、驚きのあとにはうれしさがこみ上げてきました。「みんなちゃんとわかってくれているんだ」と思うととても嬉しくなりました。

そして、演奏が始まると、練習の時以上に、楽譜を追うのが難しくなっています。明らかに練習不足です。練習量が豊富であれば、練習も本番もそれほど違わないものです。

多少ハプニングがありながらも、何とか無事に最後まで納めた職員の皆さんの力には心を動かされました。

後日お目にかかった保護者から、「職員バンド良かったですね!」ということばもいただきました。担当者を中心に、職員のみんなが理念に向かって心を合わせ、力を合わせて下さったからです。

ありがとうございました。

職員バンド 3

2013/12/18

職員全員でバンドを組んで、発表会で発表することになりました。保護者の方にお願いして作っていただいた楽譜が少しむずかしかったにもかかわらず、みんながんばって練習して、どんどんマスターしてゆきます。みんなとても忙しいのに、通勤途中に担当者の作ったCDを聞いたり、自宅で夜遅くまで練習したり、それぞれに努力していたようです。

みんな忙しいなか時間を作ってがんばっているんですから、私だってやらないわけにはいきません。CDを聞きながら、楽譜が読みやすいように書き足して練習してみるのですが、音楽苦手の私にはかなりのハードワークでした。

発表会前日、みんなで合わせてみると、初めて全員で合わせたにもかかわらず、結構いい感じではありませんか。私は、ついて行くのが精一杯というより、すぐに迷子になる(今楽譜のどこをやっているのかがわからなくなる)自分に嫌気がさして、ちょっと自己嫌悪というか嫌な気持ちになっていました。

家に帰ってもその嫌な気持ちが収まらず、心のもやもやを持って行くところがなくてイライラしたり、不機嫌になったりしていましたが、一通り葛藤したあとで少し心が落ち着いてきた時にこんな思いが浮かんできました。

みんなが、とても忙しいなか文句も言わず、それどころか半ば楽しみながら、がんばってここまで来た姿に触れて、みんながやってるから自分もやらなくてはいけないなんて思っていること自体が、みんなに対して失礼なのではないか。そう思ったら、いままで心にかかっていたもやもやの雲が少し晴れて、みんな、ステキな姿を見せてくれてありがとう!ぜんぜん気づけていなかった自分に気づきを与えてくれてありがとう!という感謝の気持ちにかわりました。そこからはなぜかスッキリして、「夜を徹してでも自分のパートをマスターしよう!」という気持ちに切り替えることができたのです。

でも、音楽の苦手な私が、気づくのが遅すぎる状態で、何時間かでマスターできるはずもなく、中途半端な状態で本番に臨むしかありませんでした。

きょうのごはん

2013/12/18

(昼食)
・ごはん
・魚の洋風焼
・ポテトサラダ
・おろし汁

(おやつ)
・チーズトースト

 

 

*本日のおろし汁には少々私のこだわりがあります。出汁の中に一番初めに入れるのは大根おろしです。この状態の時に塩としょう油で味付けをするのが私のこだわりです。なぜ、この状態の時に味付けをするのかと言うと、色々試した結果大根に味がついている方が子ども達はよく食べるからです。後は順に残りの具材を入れて最後に味を整えて出来上がりです。

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