2013年 12月

きょうのごはん

2013/12/04

(昼食)
・ごはん
・ブリの照り焼き
・ひじきの煮物
・具沢山汁

(おやつ)
・マカロニきな粉

 

*本日のブリの照り焼きも好評でした。やっぱり旬の食材は美味しいですよね。具沢山汁も旬のお野菜を使いました。今日は全部おかわりがなくなりました。ごちそう様でした。

お十夜参拝

2013/12/04

11月15日にゆりぐみ(5歳児)は午後から、真如堂(真正極楽寺)で行われたお十夜の結願法要の参拝に出かけました。
この日は就学時健康診断に行った子があったので、お十夜への参加者は7人でした。

午前中の雨が少し残っていましたが、真如堂に着く頃には雨も上がり、急速に晴れ間も広がってきました。お参りが始まる前に子ども達と境内を散歩したら、雨に濡れた紅葉が陽射しに輝いてとても美しかったです。

子ども達も初めての場所でしたが、あっちにもこっちにも行きたい!と、探検隊気分で散策を楽しんでいました。

いつもとはまた違った法要に、緊張しながらも興味津々な顔をして参拝していたのが印象的で、お堂の仏像や装飾、鐘の音、読経の声やその場の空気感などいろんな事を小さな瞳や体で体験しているなぁ〜と感じたひとときでした。

大切にすべきもの

2013/12/03

オランダの認知症施策についてほんの少し知るなかで、認知症になった人をケアする制度が、本人の希望を最大限に優先し、介護者である家族も同時に支援してゆく、そのことでみんなが安心でき、結果的に本人の認知症の中核症状は進んでも、心理・行動症状がひどくなることが少なく、本人が穏やかに過ごせること、家族も幸せに暮らせすことができるように感じました。

教育においても、どんな子どもでも、ひとり1人が最も発達できるよう、自ら学ぶ力をつけ、自分の幸せに向かって人生を切り開いてゆくことができるように、考えたしくみが作られているように思います。そうして育った子どもたちは、自分が幸せであると同時にみんなの幸せに貢献できることを学び、そうすることに価値を感じられるように育つのでしょう。

大人が子どもを管理し、一斉に画一の方法で知識を詰め込み、知識の量だけで子どもを比べるような教育で、子どもは本当に幸せになれるのでしょうか。子どもたちの様々なストレスが、子どもをとりまくいろいろな問題となって溢れているように思えてなりません。ひとり1人の子どもが現在を最も良く生きることが、望ましい未来を作り出す力になるのです。今こそ、子どもが現在を最も良く生きるためには何が必要かをしっかりと見据え、それを形にするためのしくみを考えなくてはなりません。見つめるべきは子どもです。ひとり1人の子どもの育ちです。全てをそこから考え、本当に子どものためには何が必要かを議論し、そこを明確にした上で、そのためのしくみを作らなくてはならないのです。たとえそのために今、手間やコストがかかり、回り道のように見えても、それは長期的な視点からは、プラスになると思います。ひとり1人の子どもが望ましい未来を作り出す力を備えるのですから。

ただ、望ましい未来というのが、均質な労働力としての人を育てることだったり、まるで全体主義のように、言われたことに従順に従う人を育てることなのであれば、話はまるで違ってきますが・・・

きょうのごはん

2013/12/03

(昼食)
・ごはん
・高野豆腐の煮物
・きのこのサラダ
・赤だし
・昆布の佃煮

(おやつ)
・手作りヨーグルト バナナ入り

 

 
*本日の給食の昆布の佃煮は、おだしをとった後の昆布で作りました。好きな子ども達が沢山いて完売しました。ごはんもいつもよりたくさん食べていました。

ひとりひとりを大切にする国

2013/12/02

オランダでは認知症のケアが進んでいることを知りました。本人と共に家族をさえるためのケアがしっかりできているのだそうです。本人が不安が少なく、できるだけ穏やかな心境で過ごせるように、そのためにも介護者である家族をしっかりとサポートすることを大切にして、ひとり1人のケースに対して最も良いサポートができるようなしくみが国家プロジェクトとして作り上げられてきたようです。国家プロジェクトというと、国で決まったことが、上から下りてくるというイメージを持ちがちですが、暮らしの場である地方自治体レベルでいろんなサポートやサービスを展開してゆく必要があります。ですから、実際に現場で活動する人が専門性を活かせるように裁量権をもっていて、地域にもっとも適した、サポートが展開できるようになっているのだそうです。例えば、認知症ケースマネージャーという人がいて、本人と家族にとって必要なサポートは何かを見極め、家族に対するカウンセリングなども積極的に行っているようです。

オランダで思い出したのが教育です。オランダの教育が日本でも話題になっています。教育学者でオランダ在住のリヒテルズ直子さんが、イエナプラン教育の学校を日本に紹介しようと努力されていますし、教育評論家の尾木直樹さんがイエナプランの学校を訪れて絶賛していたテレビ番組を見たことがあります。私もオランダの教育について研修で少しだけ学んだこともありますが、子どもひとり1人がその子らしく生き、社会でより良く生きてゆくためにはどんな力が必要かという視点で、子どもの主体性、自発性を尊重した教育が行われているそうです。こどもが自ら時間割を組み、学習計画を立てて、自分で課題に取り組むなど子どもが自発的に学ぶことが中心となっているそうです。

オランダ教育の特徴の一つは、個に応じた教育ということでしょう。ひとり1人を大切にするという考え方があるのだと思います。性別や、年齢、しょうがいの有無といったことで区別するのではなく、その子に今、最も必要なことは何かが考えられ、子どもたちひとり1人が自分のペースで、自分に一番適した方法を選んで発達することができるように配慮されているといって良いと思います。

この、ひとり1人を大切にする考え方をどうすれば具体化できるのか、そのしくみを考え、実践し、それぞれに異なるひとり1人がもっとも幸福でいられるために教育や介護が為されているように感じました。

きょうのごはん

2013/12/02

(昼食)
・ごはん
・大根の煮物
・春雨の酢の物
・よしの汁

(おやつ)
・バナナケーキ
・牛乳

 

 

*本日、給食を食べている時の事です。たまたま給食調理員の私と園長先生が同じテーブルで食べる事になりました。私が「今日のだし昆布は初めて使う昆布です。」と園長先生に言いました。今まで使っていた昆布があまり採れなくなったので、違う種類に変えるかどうか検討中なのです。すると園長先生から「今まで使っていた物と、新しい物を全く同じ条件で調理して味比べしたいね。」と言う言葉をいただきました。「そうですね。」とだけ返事をし、給食を食べ終わってから早速味比べの支度をはじめました。

1. まずは昆布だけでだしをとり、それを味比べ。
2. 次はいつものだしのとりかたで比べるために、昆布、だしじゃこ、削り節でだしをとりそれを味比べ。
3. そして最後は吸い物を作り味比べ。

合計3段階の味比べをしました。前から使っている物と新しく試した物にそれぞれの良さがあり、甲乙つける事は難しかったです。園長先生の一言で始まった味比べ。奥が深く言葉では上手く言い表すことが難しいのですが、食べるものの奥深さに触れたようで、なにか心に響きました。

先進的な取り組み

2013/12/01

認知症になっても適切なケアがあれば、みんながそれほど困難を抱えなくてすむということが海外の事例から明らかになっているそうです。ハートネットTVの認知症シリーズの第2回では、オランダの取り組みが紹介されています。オランダでは、「認知症の人が住み慣れた我が家で穏やかに暮らせる状態を保つこと」を目標に2000年代から認知症ケアの国家的プロジェクトが進んでいるそうです。暴力や徘徊といった認知症の症状は本人の不安を取り除くことで和らぎ、家族も無理なく介護できるのだと言います。本人のケアと共に介護をしている家族もケアすることが必要なのだそうです。様々な人が連携して家族ごと支えることによって、オランででは認知症の8割の人が自宅で暮らし、そのうちの半数が一人で暮らしていると言います。

ディレクターの取材後期には、オランダを取材して、本当にこの人達が認知症なのかと疑ったと驚きのコメントが綴られています。重度の人でも穏やかに読書や散歩をして過ごしていらっtしゃることが全く信じられなくて、余命2年くらいの末期の人たちが入るという入所型の施設でも、穏やかに過ごしていらっしゃったと言います。

どうやら私の「認知症の人」のイメージそのものが、「固定概念」にとらわれていたようです。「重い人を!寝たきりの人を!」と色眼鏡で捉えようとしていた自分に反省するとともに、同じ人間なのに一体なぜこんな違いが出るのか?どうしてこんなことができるのか?という疑問からあらためて取材をし直した次第です。(ハートネットTVホームページ)オランダが認知症の早期発見と治療、そして家族支援という国家戦略をとって10年、その戦略が功を奏しているそうです。

1人ひとりの幸せをめざし、そのための仕組みをつくり、その中で様々な人がそれぞれの役割を果たし、チームとなって問題に取り組む。オランダの人々のそんな姿勢が感じられる内容です。

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