hiw アーカイブ - 鞍馬山保育園

長いこと、ありがとう。

2016/12/06

先日、給食の配膳を手伝ってくれていた女の子が「長いこと、ありがとう。」と言ってくれました。
なんのことかなぁ?と頭をフル回転させたのですが思い当たる節がなく、「う、うん。」と曖昧な返事をしてしまいました。
すると女の子は腑に落ちない表情で去り、もう一度給食室に来て同じ言葉を言ってくれました。
そこで「ありがとう。だけどなんのことかなぁ?」と聞くと「わたしもわからへんねん。だけどお母さんがそう言われた人は嬉しくなって喜んでくれるって言っててん!」と言ってくれました。
その時、女の子の腑に落ちない表情の理由と喜ばせたいという気持ちを知り、とても嬉しくなりました。
また「ありがとう」という言葉が持つ温かさを心の奥からじんわりと感じることができた出来事でした。

宝石箱

2016/11/14

10月29日、保育園でお楽しみ会という行事がありました。
その前日の子どもたちの午睡中、幼児クラスさんが各々の靴を片付けている靴箱の掃除をしていました。
靴を取り出して小さな箒で中に溜まった砂を掻き出すのですが、靴箱に入っているのは靴や砂だけではありませんでした。

数々のどんぐりや落ち葉、平べったい栗、枯れてしまった金木犀の花、泥でつくったお団子、小さなカップに泥をいれて表面をツルツルに固めたもの、片付けないといけないはずの飛行機のおもちゃ、季節外れの蝉の脱け殻、脱いでひっくり返ったままの靴下などなど…
子どもたちにとって靴箱は単に靴を片付ける場所ではなく、思い出や大切なものをしまっておく宝石箱のようだなと感じました。
普段は給食室で過ごすことが多いので、靴箱の掃除は私にとって子どもたちの様々な一面を知ることができた大切な時間になりました。

暖かいお茶

2016/10/25

ある朝、その日はとても冷え込んでいたので、いつもは冷たくなるまで冷やすお茶を暖かい状態で用意しました。
すると早速、給食室まで「お茶をください」とやってきた子どもたち。
コップに注いだお茶をグビグビッと飲み干すと年長の女の子が「お茶あったかかった。だから心もあったまるわぁ。」と言ってくれました。
そんなすてきな言葉を受けて、わたしの心もあったまりました。

母の日

2016/05/09

先日、勤務を終えて帰ろうとしたとき、年中クラスの男の子に声をかけられました。

「ねぇ、ねぇ、ちょっと待って!! 明日何の日か知ってる??」

え?!なんやろ…  もしかして母の日?

「うん、そう!!」と男の子はクシャっと笑い、お迎えに来ていたお母さんのもとへ走って行きました。

そのとき男の子からお母さんへの暖かい気持ちを感じ、とても幸せな気持ちになりました。

蝉

2015/08/25

おやつの時のことです。
年長児の女の子に「なんで蝉は鳴くの?」と聞かれました。
結婚相手を探すために一生懸命鳴いてはるんやで、と答えるとその女の子は
「蝉ってすぐに死んでしまうんやろ?やから一生懸命鳴いて、一生懸命結婚相手を探してはるんかぁ。蝉ってかわいそうやなぁ。」
と言ってくれました。
すると隣に座っていた同じく年長児の女の子が
「なんでかわいそうなん!?すごいことやん!あんな大きな声で鳴いてお嫁さん探してはるんやで!わたしには出来ひんわ!」
と言ってくれました。
誕生してから迎える七度目の夏に、彼女たちはこんなに暖かく優しい気持ちで蝉のことを想えるんだなぁと感慨深い気持ちになりました。

温かくしてくれて…

2015/01/05

先日、給食の後片付けをしていると

「せんせい、ありがとう。」と年少クラスの男の子が声をかけてくれました。

何にお礼を言ってくれているのだろうと思い、

少しの間、記憶をさかのぼり心当たりを探したのですが…見つかりません。

「先生、何かしたっけ??」

「うん。おつゆとか、おかずとか温かくしてくれた。」

「えっ!そんなことで『ありがとう』って言ってくれるん?!」

「ぼく、嬉しかってん。ごはん、温かくしてくれてありがとう。」

私にとってこんな些細なことで、こんなに喜んでもらえるなんて

ありがとうってわざわざ言いに来てくれて「ありがとう」、と

そんな気持ちになった出来事でした。

トライアングル

2014/12/07

ある日の夕方、2階にあるピアノで
こっそり練習をしていた時のことです。

難しい曲だなぁ〜、と苦戦していると
遠くからトライアングルの音が聴こえてきました。
振り返るとそこには
トライアングルを片手にニッコリ微笑む
年中児の男の子がいました。

どうしたの?と聞くと
「先生がピアノ弾いてたから、ぼくも楽器もってきてん!」
と話してくれました。
その気持ちがとても嬉しくて
心がポッとあたたまりました( ^ω^ )♪

挑戦すること

2014/11/11

ある日のおやつの時間のことです。

1歳児のAくんがクラスの先生と一緒に
給食室までおやつをもらいに来てくれました。
クラスの先生がおやつを運んでいる姿を見て
Aくんは私に
「あー、あー!」とおやつを指差していたので
「おやつ、運んでみる??」と聞くと
「うん!」と笑顔で答えてくれました。

おやつが入った小皿をAくんに渡すと
おやつを落とさないように
人とぶつからないように
色んなところに目を配りながら
そーろり、そーろり、お部屋まで運んでくれました。
そして配膳台に丁寧に小皿を置くと
後ろにいた私を見て「おぉ〜!」と安堵の表情を見せてくれました。

その表情を見て、
おやつを運ぶことはAくんにとって
すごく勇気のいる挑戦だったんだなと感じました。

きっと子ども達は毎日、
このような挑戦をして経験を積み重ねて
たくさんのことを学んでいるのですね。
私もAくんを見習って、挑戦することを大切にしたいなと思いました。

「ごめんね」

2014/10/01

給食後、食器を取りに行こうとランチルームに向かった時のことです。

その頃ランチルームでは4.5歳児クラスのお当番さんが掃除をしてくれていました。

食器を重ね給食室に運ぼうとしていると5歳児クラスの女の子が同じクラスの友達に謝る声が聞こえてきました。

「今日はごめんね。ご飯、〇〇ちゃんの横で食べられなくて。」

「べつにいいよ」

「次は隣で食べよな!」

その会話を聞いて、素直に「ごめんね」が言えるってとても素敵なことだなぁと思い、

最近の自分は素直に「ごめんね」って言えてるかなぁと振り返ると、反省することが幾つも見つかりました。

子ども達に気づかせてもらい感謝、感謝です。

みかん

2014/08/06

最近、1歳児クラスの男の子が給食室をのぞきに来てくれます。

「あーあー!」と話しかけてくれたり、包丁で野菜を切っている姿をジーッと見ていたり

大きなお鍋に次々と野菜が入っていく様子を背伸びをして見ていたり…

そんなある日、その男の子が小さなみかん(おもちゃ)を持って来てくれました。

その気持ちがとても嬉しかったので、

「ありがとう。今日のおやつのヨーグルトに入れとくね!」と言ってみかんを受け取ると

にこっと笑ってお部屋に帰って行きました。

その姿がとても可愛くて、心の底から癒されました(*^。^*)

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