2013年 7月

おとまり保育 〜たのしみ〜

2013/07/26

おとまり保育で子どもたちが露天風呂を楽しんだことを紹介しましたが、楽しみはこれだけではありません。

みんなで、何かをして夕食後を楽しもうという意見をもとに話し合い、そこで決まったのがお化け屋敷だそうです。2グループに分かれ、グループごとに思い思いのお化けを作りながら、お化け屋敷を構成していったそうです。2グループに分かれたのは、1つのグループがお化けになっておどかす役をし、もう一方がお客さんになるためです。ですから、おとまり保育当日まで、もう一方のグループではどんなお化けを作っているのかお互いには知りませんでした。

どんなお化けを作ろうかと、グループのメンバーで話し合って決め、何を使ってどう作るかも意見を出し合って決めていったと聞きました。もちろん先生にアドバイスを求めたこともあったでしょう。

何かを行うために、先ずは様々なアイデアを出し合って、構想を練る。プランができあがったらそれを形にするために、自分は何ができるのか、できないところは誰のどんな力をどう活かすかを考えて頼み、任せる。みんなで何かを作り上げるプロセスを子どもたちは感覚でわかっているように思います。そして自分が何によって目的に貢献できるかも知っているのではないでしょうか。

ちょうちんお化けの中が光った方が良いというアイデアを形にするため、中に入れるために小さなライトを家からもってくる。ろくろっくびがそれらしく見えるためにはどうしたら良いかと考え、ダンボールなどをうまく使って表現する。ゾンビは床を這っていたほうが怖いだろうと考えてそうする。どうやってお客さんを怖がらせようかと、とてもよく考えていたことが伝わってきました。

当日、お風呂脳トラブルで多少時間が早まったお化け屋敷のオープンにあわせて見に行ってみると、思いがけないところにじっと立っているので、ドキッとさせられたお化け役の子がいました。

みんなが心と力を合わせれば、楽しいし、色んな事ができるということを子どもたちは知っているのかと思ってしまいます。

きょうのごはん

2013/07/26

・ライスコロッケ

・ささみのさっぱりサラダ

・スープ

・フルーツ

2013/07/26

最近あった出来事・・・

保「先生急いでるから、先に下の部屋におりるで~」

子「ちょっとまっ・・・ちょっとまってーPlay Back Play Back♪」

どこから、覚えたのか・・・

きょうのごはん

2013/07/25

・ごはん

・ぶりの照り焼き

・ひじきの煮物

・具沢山汁

やってみたい!から…

2013/07/25

先日、年長組はお泊まり保育で保育園に泊まりました。

午前中にみんなで夕食の買い物に出かけ、みんなで相談して決めたハヤシライスを作ってくれました。

夕食の時間、〝ぼく、じゃがいも切ったんやで!〟〝ウインナーはぼくやったんやで〜!!〟とみんなが話し出し

楽しい夕食が始まりました。おうちの人はいつもひとりでぜんぶ作らはるんやな〜という会話にも、すごいな〜

ありがとうやなあ〜と感謝をする子どもたちです。

会話が絶えない夕食も後半になり、ふと園長先生のお皿を見ると、ハヤシライスのお皿がピカピカに!!!

それを見た子どもたちは、洗ってきたん!??と驚くほどです。

〝園長先生よりきれいになるかな?〟と言われ、一生懸命さらえ出したこどもたち!

ごちそうさまの時間にはさっきまでのこべこべだったお皿がとてもきれいになっていました。

その後のお皿洗いも、自分たちでしました。

お皿がきれいだったおかげで洗い場もスムーズに使う事ができました。

いや〜、でも園長先生のきれいさには敵わないな〜〜笑

 

おとまり保育 〜露天風呂〜

2013/07/25

おとまり保育の楽しみはもちろん食事だけではありません。みんなでどうやって楽しむかも、話し合ったり考えたようです。おとまり保育全体が子どもたちにとって特別な2日間なのですが。そのなかでも特にスペシャルな時間といえば、夕方からお布団に入るまでの時間ではないでしょうか。先生が子どもたちに「おとまり保育で何が一番楽しかった?」と尋ねたところ、この時間帯の活動を楽しいと感じていた子が多かったようです。

準備から片付けまでの多くを自分たちで行った夕食も楽しい時間ですし、みんなで入るお風呂も特別です。といっても園にお風呂があるわけではありません。先生が事前に子どもたちに「お風呂はどうする」と尋ねると、これもいろいろな意見が出たそうです。近くにある「くらま温泉」(最近人気の入浴施設です)にみんなで行こうという意見があったり、簡易シャワーを使うという子もいました。最終的には普段使っているプールにお湯をはり、露天風呂にしてみんなで入ろうという案に落ち着いたようです。

普段のプール遊びでは、鞍馬の水は冷たいので少しお湯を足している程度ですが、このときばかりは給湯器をフル稼動させる必要があります。ところが、お湯を一気に出し過ぎたからか、ガスメーターがガス漏れと勘違いして、お湯がストップ。私たちでは復旧できなくなってしまい、業者さんを呼ぶことに。しかし、業者さんが到着するまでは1時間以上かかります。(田舎の不便なところです)

「お風呂が・・・」と、職員は一瞬青ざめましたが、機転の利く先生が何人かいて、園舎の反対側のシャワールームならガスの系統が違うのでお湯が出るはず。ホースを延長してそこからお湯を引こうということになりました。そう決まったら、早いもので、ホースをつなぐことができる蛇口に取り替えるなど様々な工夫をして給湯成功。業者さんが来てくださるまでなんとかつなぎました。みんなが心を合わせ力を合わせることで、何とかピンチは乗り越えられました。

ようやく、お湯がたまった露天風呂に入った子どもたち。この時期にしては湿度が低くさわやかな空気に包まれながら、少しトーンの落ちた青い空を眺めながら入る露天風呂は気持ちいいに違いありません。私も思わず入りたくなりました。あまりの気持ちよさに興奮気味の子どもたちはキャーキャーはしゃいでいます。その中で、Sくんは「せっかく気持ちいいお風呂なんだから、静かに入ろうよ。ほら、静かにして!セミの声が聞こえる。セミもきもちいい〜」って言ってるよ。そのことばに他の子どもたちも耳を澄ませてセミの声に聞き入っていました。

Sくんのひとことにとても心が和み、黄昏の柔らかな光に包まれたその場が、更にやわらかさを増したように感じたのは私だけではなかったはずです。

水遊びについて何となく思うのは・・・

2013/07/24

水遊びが楽しい季節になり、初めて保育園でのプール遊びを経験した子ども達の反応も様々です。幼児にもなると自分と同じくらい水遊びを楽しめる仲間と入る時間を選択出来るようになってきますが(異年齢クラスの園では多いのでは)、その前段階の乳児は水遊びが好きな子はダイナミックにバシャバシャと、水が苦手な子はペットボトルを使ったりしながら遊んでいます。同じ空間で遊んでいるので、どうしても水が苦手な子の顔に水がかかって泣いてしまうということも起こりうるのですが、そこで大事なことは、水遊びが得意な子は水が苦手な子の存在に気づくということ、水が苦手な子は得意な子の姿を観察しつつどうしたら顔に水を浴びないで楽しく遊べるかを考えるということにあると思います。すると、子ども達は自然とこの子は水をかけたら嫌がるな、自分と一緒で全然平気だなと理解しながら遊ぶようになります。こうした他者に対する気持ちが思いやりの心につながると信じ、子ども達に夏の水遊びを通してぐんと成長してほしいと願うのはこういった面かなぁ
…と思います。

おとまり保育〜まねる〜

2013/07/24

「子どもが自分で生活する」ことをテーマに行ったおとまり保育、夕食の支度は買い物から調理、そして自分の使った食器を洗うことまで、できる限りを子どもたちが行いました。夕食の調理ではにんじんやじゃがいも、たまねぎの皮を剥き切っていましたが、みんなとても真剣に取り組んでいます。中にはとても慣れた手つきで包丁を使う子もいます。きっと家でも家族で調理をしているのでしょう。

子どもは、まねをする事で学んでゆきます。様々な動作はもちろんそうですし、心もまねをする事で育まれるのです。ですから、子どもにこうなってほしいと思うのなら、何かを教え込むよりもまず大人がそのことに真剣に取り組むことが必要です。その姿が自然と子どもの心に映り込んでゆくのです。子どもにテレビばかり見ないで本を読みなさいというのなら、大人も本を読むべきです。しかも真剣に楽しそうに。

子どもたちは食べ終わった後の食器を洗うことにも一生懸命でした。もちろん動きがぎこちなかったり、上手ではなかったり、時間がかかったりしますが、そのことに一生懸命取り組もうとする姿勢が大切なのです。子どもたちははとても真剣にに取り組んでいました。

夕食のハヤシライスを食べ終わった後に、先生が「みんなが食べ終わった後のお皿はきれいかな。園長先生のお皿を見て。」と子どもたちに声をかけていました。私は食事をした後に食器ができるだけきれいになるよう心がけていて、園で子どもたちと昼食をとるときも、食べ終わった後の食器に少しお茶を入れてきれいにするようにしています。そのことを知っていた先生が、子どもたちに、きれいに食べることの大切さを伝えようと、私のお皿を引き合いに出したのでした。食べ終わった後のお皿がきれいなら、食器も洗いやすいし、水も汚さない。なによりも、食べ物のいのちに感謝していただくということが伝えたかったようです。私のお皿を見た子どもたちは自分のお皿もきれいにしようと工夫していました。お皿に残ったハヤシライスのルーをスプーンできれいに集めて食べたり、私がお茶を使ってきれいにしているのを知っていて、まねをしている子もいました。先生が声をかけてくれたので、子どもたちが気付いて取り組んでくれたのです。きっと子どもの心に「食べ物に感謝する」というメッセージは届いたと思います。

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