2012年 4月

新しいクラス

2012/04/03

空気はひんやりしているものの、日差しはとても暖かくなりました。

新しい年度がはじまり、子どもたちは、ニコニコとうれしそうな顔で登園してきました。新れんげぐみ(3歳児)は保育室が2階になったのですが、ついつい今までのように、1階の保育室に行きそうになっていました。

当園では新しい年度の最初の日には、進級式という式を行っています。子どもたちが一つずつ大きくなったことをみんなでお祝いし、子どもたちは新しい名札をもらいます。名札はクラスによって色が違い、今までとはちがう色の名札をもらう子どもたちはうれしそうです。

当園では異年齢保育を行っています。それは、子どもの発達は連続しており、なおかつ一人ひとり異なるので、4月2日から翌年の4月1日生までに生まれた子どもたちを一つの区切りとして、一斉に同じことをさせるのでは、一人ひとりの発達に合った保育にならないからです。子どもが自ら環境に関わって主体的に活動する。だれとどこで何をして遊ぶのかを決めることのできる環境を用意したいからです。

それなら、なぜ新しいクラスになったことをお祝いし、クラスという枠組みを意識するような進級式を行うのかという疑問もあるかもしれません。
新しいクラスを意識することで、子どもたちの中では、「自分は一つ大きくなったんだ。」という喜びと自覚が生まれます。やってみたかった「○○ぐみになったからできること」への期待を持って取り組むことができます。また、仲間意識というか、「みんなで一緒に」という一体感を感じる単位としてのクラスは有効だと思います。

ですから、異年齢保育といっても、すべてのことについてクラスというものをなくして、毎日、全ての子どもが漫然と好き勝手に遊んでいるわけではなく、必要なときにはクラスごとに活動することもあるのです。

楽しそうに遊んでいる子どもたちは、喜びと期待を膨らませ、とっても張り切っているように見えました。

も~いい~かい?

2012/04/02

まだまだ雪がちらついたりしている鞍馬ですが、もうすっかり春の用意をして、

つぼみもこんなに大きくなって

「も~いい~かい?」と出番を待つ春の主役たち。

着々と準備進行中です

 

はじまり

2012/04/02

新しい年度がはじまります。新たな気持ちで新年度を迎えたいという想いから、年度の変わり目に古くなって汚れていた園舎の内壁を塗装し直したり、長い間使ってきて開閉がしにくくなった建具を新調したりと、修理をした箇所もあります。

0・1・2歳児の部屋に、畳のスペースを広めに取りたいいという保育士意見もあって、10畳のたたみを敷きました。それに伴い、保育室も少し模様替えしました。3・4・5歳児の保育室は今年は子どもの数が昨年より少し多くなるので、それなりの工夫が必要です。また、子どもたちが自ら選んで遊ぶ、遊びの選択肢を少しでも増やしたいという保育士の願いから、物品の整理をしようということになりました。年に1度か2度しか使わないものが、大きなスペースを占めていたり、消耗品も含めた物品の管理をしっかりすれば、無駄に使っていたスペースが有効に活用できます。物品を意識して管理するということは、ひとつひとつの物にも気持ちをかけてあげることにつながり、物も活かすことができますし、スペースも活かすことができます。保育士からそんな意見が出てきたのはうれしく思います。物品整理の方は、短時間で全てを行うことはできないので、少し時間をかけて、行ってゆくことにしました。

子どもたちは、少し変わった保育室にどれだけ気付くでしょうか?

お別れ

2012/04/01

お別れといっても、卒園や卒業、退職ではありません。17年間乗った車をついに手放さなくてはならなくなってしまいました。走行距離は15万キロくらいですが、エンジンオイルは漏れるし、ラジエターから冷却水は漏れ、最近では排気ガスに煙がたくさんまじることもあり、致命的なことにはセルモーターが空回りしてエンジンがかからないことが頻繁に起こるようになりました。こうなるとまともに使うことはできないので、しかたありません。知り合いに頼んで廃車にしてもらうことにしました。

オンボロではありましたが、いざ手放すとなるとどこか寂しいものです。長い間、洗車も掃除もしていなかったので、ボディーは泥だらけ、室内はほこりだらけです。手放す前に少しはきれいにしてやろうと、夜中に洗車しました。季節外れの小雪が舞う寒い夜だったので、手がとても冷たかったのですが、今までよく働いてくれてありがとう。といいながらボディーを洗い室内を拭いていると、なぜか寂しさが募ります。たかが車と言ってしまえばそれまでなのですが・・・

思えば、この車とはいろいろなところへ行きました。ミニバンといわれるかたちの車だったので、園の職員たちと出かけたこともありました。この車との一番の思い出は、長男と次男がまだ小さかった頃、夜に京都を出発して志賀高原までスキーに行ったことです。また、園の荷物もよく運びました。

私の場合は坂道を走ることが多く、雪が降ると動きがとれなくなるので4WDは必須です。最近の4WDは燃費重視なのか、オンディマンドっぽくなってしまったので、いざというときに雪の積もった坂道を上がれなくなってしまいます。その点、一昔前のフルタイム4WDシステムを持っていたこの車は重宝しました。タイヤさえしっかりしていれば、普段走っている坂道くらいは平気でした。

先日、廃車を依頼した知人から、永久抹消登録/解体届出手続き完了という書類が届きました。もう鉄の塊になってしまったようです。

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