園長ブログ

お別れ

2012/04/01

お別れといっても、卒園や卒業、退職ではありません。17年間乗った車をついに手放さなくてはならなくなってしまいました。走行距離は15万キロくらいですが、エンジンオイルは漏れるし、ラジエターから冷却水は漏れ、最近では排気ガスに煙がたくさんまじることもあり、致命的なことにはセルモーターが空回りしてエンジンがかからないことが頻繁に起こるようになりました。こうなるとまともに使うことはできないので、しかたありません。知り合いに頼んで廃車にしてもらうことにしました。

オンボロではありましたが、いざ手放すとなるとどこか寂しいものです。長い間、洗車も掃除もしていなかったので、ボディーは泥だらけ、室内はほこりだらけです。手放す前に少しはきれいにしてやろうと、夜中に洗車しました。季節外れの小雪が舞う寒い夜だったので、手がとても冷たかったのですが、今までよく働いてくれてありがとう。といいながらボディーを洗い室内を拭いていると、なぜか寂しさが募ります。たかが車と言ってしまえばそれまでなのですが・・・

思えば、この車とはいろいろなところへ行きました。ミニバンといわれるかたちの車だったので、園の職員たちと出かけたこともありました。この車との一番の思い出は、長男と次男がまだ小さかった頃、夜に京都を出発して志賀高原までスキーに行ったことです。また、園の荷物もよく運びました。

私の場合は坂道を走ることが多く、雪が降ると動きがとれなくなるので4WDは必須です。最近の4WDは燃費重視なのか、オンディマンドっぽくなってしまったので、いざというときに雪の積もった坂道を上がれなくなってしまいます。その点、一昔前のフルタイム4WDシステムを持っていたこの車は重宝しました。タイヤさえしっかりしていれば、普段走っている坂道くらいは平気でした。

先日、廃車を依頼した知人から、永久抹消登録/解体届出手続き完了という書類が届きました。もう鉄の塊になってしまったようです。

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