2012年 2月

まめまき

2012/02/03

寒さが厳しくなってきました。昨日は最高気温が氷点下3度でした。鞍馬から17キロメートルほど北の花脊から通っている職員が、朝の気温は氷点下12度だったと言っていました。とても寒いのですが、相変わらず雪は少なめです。

今日は節分、みんなでまめまきをします。しかし、先日紹介したように鬼から手紙が来ていたので、今日はもしかしたら保育園に鬼が来るかもしれません。子どもたちは朝からそわそわ、職員のブログにあるように、「鬼が来たらどうする。」「怖がらんと豆を投げつけなあかんで。」などと相談していました。

全園児が集まって、手遊びをしたり、歌を歌ったり、節分の話を聞いたりしたりしますが、みんなどことなくそわそわしています。見に来られた保護者や職員が出入りするのに扉を開けるたびに振り向いて出入り口を気にしていました。

話しを聞いた後は、5歳児の子どもたちが自分で作った鬼のお面をつけ、鬼役になって登場、他の子どもたちをおどかします。鬼のお面をつけた顔を0歳児のHくんの前に近づけて「ウォー!」といいますが、Hくんはキョトントしているだけでした。5歳児は懸命に脅かしますが、脅かされている方はあまり怖そうではありません。

しばらく5歳児鬼を相手にまめまきをしたあと、床に散らばったまめをみんなで拾い集めていると、どこからともなく太鼓の音が、そして「ウォー!」という叫び声、今度の声は5歳児のかわいらしいものとは違って、低く迫力のある大きな声です。子どもたちの顔がこわばったかと思うと、バーンと勢いよく障子が開いて、恐ろしい形相の二体の鬼が部屋に入ってきました。顔色を変えて逃げ惑う子、後ずさりしながらも鬼にまめをぶつける子、何が起こったか訳がわからずポカンと口を開けている子、勇敢にも鬼に向かっていって豆を投げつける子もいます。
豆を投げられても鬼はものともせず、金棒を振り回し、「ウォー!ウォー!」と叫びながら暴れまわります。鬼が来る前には強がりを言っていた子も、鬼に追い詰められ、顔を近づけて「ウォー」といわれると、怖くてたまりません。鬼に手をつかまれ子もいました。一人の保育士が鬼に連れて行かれそうになったときには、2人くらいの5歳児が助けようと鬼に向かっていっていました。
床に落ちた豆を拾っては投げ続けるうちに鬼も力がなくなってきたのか、退散して園庭から、畑の方へ逃げていってしまいました。

鬼が去ったと後は、泣きじゃくる友達の頭をなでて慰めるやさしい子の姿があちこちでみられ、とてもたのもしく、心が温かくなりました。

子どもにはとても怖い体験かもしれませんが、どうしようもなく怖いこと、自分ではどうにもならないことを体験することも必要かもしれません。

     鬼のお面をつけて・・・

     鬼がおおあばれ

オニオニ大作戦

2012/02/03

去年の節分前に「鬼来たら目ん玉に向かって投げんねん」とか「足元に豆をまいて鬼を転ばす」と言って作戦を立てていた旧ひまわりぐみ(昨年度4歳児で、今年度は5歳児)の女の子達。今年も鬼からの手紙が届いたのを受けて、次の日には作戦を立てていました。今年は作戦に男の子も何人か加わり、午後保育のちょっとした待ち時間に『どうしたら鬼から逃げれるか』の車座会議が始まりました。鬼はヒイラギとイワシが苦手だというところから、話はいろんな展開をしていきます。

「トゲトゲしたもんが苦手ちゃうん?」、「ほんまや!サボテンとかは?」、「あれは砂漠にしかないねん!!」、「家にはあるけど・・・」、「えっあんの!?」。

「ポケットに豆を隠しといて鬼来たらぶつけるわ」、「何で?マスからそのまんま投げた方が早いやん」、「ちょっと、大声でしゃべったら鬼に聞こえるって!」。

「ガラスもトゲトゲしてるわ」、「ガラスはあかん!鬼がかわいそうや」、「ほんまや、鬼も踏んづけたら痛いやろ、ガラスはやめよう」。

「鬼が出てきたらバーンてなるのを仕掛けといたらいいねん」、「どこから出てくるかわからんやろ」、「小さい子が間違えて仕掛けに行ったらどうすんのよ」。

「アフロオニが出てきたら良いのに、うち黒オニ恐い。」、「黒オニだけは嫌や、赤と青がいいな~」。

さて、無事に作戦は立てられるのでしょうか…。 続く

 

雪情報

2012/02/03

2012年2月3日(金)道路・雪情報

積雪量:うっすら

積雪量は多くありませんが、道路は凍結しています。
充分注意してください。

修養道場前 2012年2月3日 07:14

鞍馬街道 2012年2月3日 07:14

保護者の皆様へ

積雪がある時、積雪が心配される時、雪と道路の情報をお伝えします。
ただし、積雪があってもお知らせできないことがありますので、ご了承ください。

みんなで作る

2012/02/02

この冬一番の寒気がやってきて、この冬一番の冷え込みになりました。今朝の気温は氷点下5.5度、11時頃でも氷点下4度です。各地で大雪が降って被害が出ているところもあるようです。被害が広がらないことを祈ります。鞍馬でも昨夜から粉雪が降ったりやんだりしていますが、積雪量は5センチほどにとどまっています。今度こそ20センチ以上積もるかと覚悟していたのですが、そうでもありませんでした。まだ強い冬型の気圧配置が続くそうなので、節分の朝にかけての積雪が心配されます。
外はとても寒いのですが、子どもたちは元気に過ごしています。

先日、ランチルームに大きな段ボールの箱が置いてあったので、何が始まるのかと思っていたら、2歳児と3歳児がいっしょにバスを作り始めました。作品展が近いと言うこともあるのでしょうが、2歳児と3歳児が一緒にひとつのものを作り上げることを経験して欲しいという保育士の願いがあったようです。

最初の日、みんなで青い絵の具を使ってダンボール全体を塗りつぶす計画で、ひとり一人筆を使って背丈より高いダンボールに着色していました。

なぜ、青いバスなのかというと、去年の秋、2歳児と3歳児は一緒に遠足に行きました。そのとき動物園へ行くのに使ったのが、青いバスだったのです。みんなで行った遠足を思い出してバスを作ろうということになったそうです。

どの子も手も足も真っ青にしながら、とても楽しそうに、でもとても集中して塗っています。みんなとても真剣な顔つきで、あっという間にきれいに塗り上げ、内側に入って塗っている子もいました。

バスを作ったことをきっかけに、遠足に行ったときのことを思い出したようで、動物園のこと、バスのこといろいろと話していたようです。「バスにはハンドルがあった。」「ハンドルはまわるんやで。」「アクセルとかブレーキもあった。」「タイヤもあるしな。」「みんなが座るイスもあった。」と話が弾んでいたよいうです。「園長先生に運転してもらわなあかんな。」と言っていた子もいたとか。たまたまその日は私が運転していったのをちゃんと覚えていたのです。

2日ほどおいて、絵の具が乾いたところで、シートやタイヤ、ハンドルなどを作って取り付けていました。回せるハンドルは難しかったようで、保育士に頼んで作ってもらったようです。

完成したところで、みんなでバスに乗ったのは良いのですが、ラッシュ時の電車のようにギュウギュウです。それでもみんな楽しそうに窓から手を振っていました。2歳児、3歳児という枠組みを超え、一人ひとりが楽しんでいました。

タイヤもつくろう

  乗り込めー!

とり

2012/02/02

いつも通り給食で食材当てをしていました。その日のメニューはシチュー。これは?と聞くと「お肉!」、何のお肉かわかる?「鶏肉!」、すごい!よく知ってるやん!と言うと子どもの顔はニコニコ!
そして「とりさんが食べるお肉やで」と子どもが一言。私はえーっ!と心の中で思いながらも子どもの発想は面白いなぁと思っていました。
このお肉が鶏さんなんやで。と言っても、??な顔をしていました。

チャレンジ体験の中学生が来て

2012/02/01

チャレンジ体験の中学生が5日間、保育園に来て各クラスに入ってくれました。

優しいお兄ちゃんお姉ちゃんに乳児クラスの子ども達もすぐに慣れて絵本読んでもらったり甘えたりする姿がありました。
また、幼児ぐみの子ども達も「〇〇先生、来て〜」と、お兄ちゃんお姉ちゃんを何回も呼んで嬉しそうでした。

チャレンジ体験の中学生に鞍馬山保育園を選んだ理由を聞いてみると、卒園児だから、お兄ちゃんが保育園に来て楽しかったと言ってたから、子どもが大好きだからというような声がかえってきました。

子どもがとにかく大好きだと言っていた中学生は、お迎えぐみの園児さんが帰り際、お姉ちゃんもう帰るの〜といった感じで寂しそうにされると後ろ髪ひかれると言ってました。

子ども達が忘れる前にまた会いに来たいと言っていて、将来は保育士になりたいと思ってる事も少し話してくれました。チャレンジ体験の中学生の皆、5日間お疲れ様でした。

雪情報(2月2日分です)

2012/02/01

2012年2月2日(木) 道路・雪情報

現在 2月1日(水)23:00です。

気 温:マイナス3度
積雪量:うっすら

現在、鞍馬では雪が降ったりやんだりして、
道路がうっすらと白くなっています。

2月2日の朝は、たとえ積雪量が少なくても、
道路が凍結している可能性は高いので、
お車の方も、徒歩の方も十分注意してください。

2月2日朝に雪情報をお伝えできないかもしれませんので、現在の様子をお伝えします。

進化

2012/02/01

子どもたちの遊びが進化しています。前にも紹介した5歳児のこままわしです。

保育士が「スタジアムが増えましたよ」というので朝の遊びの時間に見に行きました。5歳児の男の子を中心に熱心にこままわしに興じているグループがあります。「スタジアムが増えたんやて。」と聞くと「そうやで!見てみ!」と新しく増えたスタジアムを見せてくれました。

以前は20センチ角(周囲に幅2センチの縁がついているので、こまがまわる内寸は、16センチ四方)が最小だったのですが、15センチ角(内寸11センチ四方)、10センチ角(内寸6センチ四方)、2種類が増えていました。
ちなみに、このスタジアムには、「こま場スタジアム」という名前がついているそうです。よく知らなかった私は、前回「こまスタジアム」と書いてしまいました。訂正します。

子どもたちは、それぞれのレベルにあった広さのスタジアムで、こまをまわすのに果敢に挑戦していました。そこで遊んでいる子どもたちは、慣れた手つきでまわしています。子どもはすぐにうまくなるものです。私も挑戦したくなって、使っていなかった子のこまを借りてまわそうとしたら、おかたづけの時間になってしまいました。

保育士に聞くと、最初から一番小さいのを作らなかったのは、あまり目標が遠くにあると、達成できる見通しが立てにくくてあきらめてしまいがちなので、ある程度できるようになってからさらに小さいものを作るようにしたと言っていました。確かにそうでしょう。最初は、こまをまわすこと自体ができなくて練習していたのですから、狙ったところに投げて、そこでまわすなんて想像もできないと思います。ある程度まわせるようになって、20センチ角くらいの大きさなら狙えるようになってきたところで、さらに小さいものを見せてあげると、それにも挑戦してみようと思えるのでしょう。

もちろん子どもによって、すぐにできるようになる子もいれば、そうでない子もいます。こままわしにはあまり興味のない子もいます。その子の今の興味に合う環境を用意しておくと、子どもたちはそれぞれに楽しく遊べます。上手にできる子は更に上を目指し、そうでない子は上手な子を見て学び、教えてもらってできるようになるのです。

大切なのは、どんなことでも「やってみよう」「やってみたい」という気持ちだと思います。子どもが自分からやってみようと思って取り組めるようになるには何が大切か、よく考える必要があります。

小さいのが増えた「こま場スタジアム」

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