園長ブログ

水晶婚 2

2015/11/13

フランス人のご夫婦の水晶婚の式典をお手伝いするにあたって、なぜ、わざわざ日本で、しかもお寺で式典を挙げようと思われたのか、失礼ながら、たずねてみました。お答えは、15年ごとの節目を大切にしたいからということ、以前、鞍馬で行われた知人の結婚式に参列して深く感銘を受けたから、大切に思っている15周年の節目の式典を是非とも鞍馬で行い、神仏や知人の前で、改めてお互いの愛を誓たいと思った。とのことでした。

式典は約1時間、結婚式の次第に準じましたが、最も大切なのは、お二人が神仏に誓いを立てていただくことです。お二人の誓いのことばは、「結婚してから15年が経ち、今もとても幸せです。なぜもっと早くに巡り会わなかったのかと思います。これからも、私達の愛を深め、守ることを誓います。生まれ変わってもまた巡り会って夫婦でいたい。」とそれぞれに誓っていらっしゃいました。お二人の深い思いが式場に満ち、参列者の皆様も感動していらっしゃる様子でした。

どんなことでもそうですが、時間が経つとあたりまえになって、ついつい日常に流されてしまうものです。どこかで立ち止まってふり返り、思いを新たにする事が大切なのでしょうね。それが節目なのかもしれません。

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