園長ブログ

壁をなくす

2014/03/15

寒い日が続いています。今朝も屋根や木々の枝にうっすらと雪がのっていました。気温も氷点下、3月も中旬というのにまるで冬のようです。でも、太陽が顔を出すと、あっというまに雪は溶け出します。やっぱりは春なのでしょうね。そういえば、比叡山はもちろん、近くの山々がかすんでみえました。春霞というのでしょうか、花粉でしょうか、黄砂、それとも今話題のpm2.5などの粒子状物質でしょうか。少し前に、PM2.5の濃度が高くなっていると新聞で取り上げられていました。様々な物質が漂っています。中国から偏西風に乗ってやってくる物も昔に比べて増えたのでしょう。大気は地球全体を巡っています。人間が勝手に引いた国境なんて、自然現象には関係がないことです。

かすむ山を見ながらそんなことを思っていたら、めぐみ精舎の小学生達が、ダンボールで作った隠れ家(秘密基地)に男女を隔てる壁を作ったことで、男女間の対立が生まれた事を思い出しました。壁を作った事によって壁に執着し、対立が生まれたのです。国境とダンボールの壁を一緒にすることはできませんが、何かしら人為的に線を引くことで、一つのが二つに分かれてしまいます。

複数に分かれて争うことはずっと昔から続いてきたことです。それは私たちの遺伝子に書き込まれていて、そこから抜け出すことはできないのでしょうか。争いのない世界は夢物語かもしれませんが、争う戦うのではなく、異なる方法で問題を解決できるようにはならないものでしょうか。

私たちは一つの地球のうえに住み、同じように空気を吸い、水を使っています。大気や水に線を引いて分けることはできませんし、全地球を巡っています。地球だけのことではありません。地球が今の状態を保っているのは、月や太陽や様々な星々、宇宙のありとあらゆる要素が相互に関連し合っているからです。

市場を広げるためだけのグロ-バル化ではなく、地球のうえに生かさせていただいているいのちとして、心のグローバル化はできないものでしょうか。

子どもたちの間の壁がなくなったら、穏やかに、助け合えるようになったことにならって、私たち大人も心の壁を取り払って、穏やかに助け合うことができるようになると良いのに、と思いました。

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