園のこだわり

左右

2014年3月5日

男雛女雛の左右は良く話題にされます。ひな祭りの日にラジオでも取り上げられていました。前回も書いたように、有職と呼ばれるひな人形は男雛が向かって右女雛が向かって左に飾られますが、それは昭和天皇の即位の礼の時に、西洋式に倣って天皇が向かって左、皇后が向かって右に立たれたれました。そのときに関東地方を中心に男雛、女雛の並び方が変わったようです。ところが、天皇が向かって左、皇后が向かって右の西洋式の並び方になったのは明治時代だともいわれています。文明開化の時代の中でいろいろなことが西洋化したのかもしれません。

上座、下座というのは良くないのでしょうけれども、向かって右が上座ということはあるようです。ひな人形でも左大臣、右大臣がありますが、ひな人形では老人の姿をしている左大臣は天皇の左手側(向かって右側)に飾り、右大臣るのが一般的なようです。そういえば、お寺で行われる法要でも、本尊に向かって右側に法臈の長い、つまり先輩の僧侶が座ることが多いです。

「左近の桜、右近の橘」といいますが、御所紫宸殿の左近の桜は、南を向いて建物の東側、建物の中にいらっしゃるであろう天皇の左手側に植えられ、右近の橘は西側、天皇の右手側に植えられています。ひな人形でも桜が向かって右、橘が向かって右に飾られる方が多いのではないでしょうか。

ですから、関東式といわれる、男雛が向かって左、女雛が向かって右の飾り方は、男雛女雛の位置だけが違っていて、他のならびは変わっていないようです。

左右を決めているのは、中国の陰陽説によるとも言われています。陰陽説は、全ての成り立ち陰と陽とは互いに対立する属性を持った二つの気であり、万物の生成消滅といった変化はこの二つの気によって起こるとされています。太陽は陽、月は陰、天は陽、地は陰、性別で言えば男性は陽女性は陰、左右で言えば左が陽、右が陰なのだそうです。それも関係ありそうです。

いろいろなことは、時代とともに移り変わってゆくものですね。

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