園のこだわり

代受苦

2014年1月9日

ケーブルの職員さんが「玉杉大黒天の杉の木は世の中の悪いことを受けとめ引き受けてくださっていることに感謝したい。」とおっしゃっていたことを、お寺の貫主様に話したら、昭和25年の台風で大杉権現の杉の木が倒れてしまったときに、先代の貫主様が「大悲代受苦」だとおっしゃっていたことを思い出していたところだったと言ってくださいました。

大悲代受苦とは代受苦ともいい、大きな慈愛の心をもって他の人の代わりに苦を引き受けることです。つまり、先代の貫主様は、大杉権現の杉の木が大悲代受苦、大慈悲の心をもって人々の苦しみを一身に受けて倒れられたとおっしゃっていたのです。まさに今玉杉大黒天の杉の木も同じ状態なのではないかと思いました。そうしたら、申し訳ないとか残念だというよりも、ありがとうございますと感謝する気持ちの方が強くなるものです。

そして、いよいよ伐採の日が近づいていきました。事前に玉杉大黒天に感謝、供養して、鋸をあてさせていただくことをお許しいただくために祈りを捧げて、はじめて作業する事ができます。12月28日に作業を行う予定でしたが、近畿地方にも強い寒気が流れ込んで、前日の夕方にはそれまで降っていた雨が雪に変わり、あっという間にうっすらと雪化粧です。夜に入っても雪が降ったり止んだり、翌朝には道路も白くなっていました。この状態では、作業のためのクレーン車が動くことができないというので、作業は翌日に延期されました。その後暖かくなって午前中に雪は溶けてしまったので、昼にはクレーン車を作業する場所に据え付けることが行われました。これほど巨大な車がよくここまで登ってきたと思うほどの大きなクレーン車が、参道の途中に無事に据え付けられました。28トンもの重さがあり、クレーンの腕を伸ばすと40メートル以上になるそうです。

翌日の作業が無事に行われることを祈るばかりでした。

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