園長ブログ

畑で学ぶ

2013/05/27

畑に蒔いた種が無事に芽を出したのはとても嬉しいことです。種まきした翌日にしっかりと雨が降ったのが良かったのかもしれません。畑は全く耕していなくて、育てようとしている作物以外の植物もたくさん生えています。さすがに種を蒔くときは、他の草に移動してもらいますが、種を蒔き終わったら、また草をのせておきます。そうすることで、草が地面を覆っているので、保湿効果もありますし、そこにいろいろな生き物が生活できる場が生まれます。昆虫やミミズをはじめ、目に見えない菌類などがそれぞれに関わり合いながら生きているはずです。そのバランスがうまくとれていると、そこが生き物にとって生活しやすい場、生き物が「楽しい」場になるのです。楽しいというのが変なら、それぞれが存分に生きることができる。という言い方をした方が良いかもしれません。そのことによって、落ち葉や草などが土に還る過程をそれぞれに担っているのです。枯れ草を食べる動物や虫がいたり、分解する菌類や、細菌などがいます。つまり、それぞれが自分の役割をしっかりと果たす事で、落ち葉や枯れ草を土に還すという仕事ができるわけです。その仕事は、昆虫だけではできませんし、細菌だけでもできません。みんなが、自分の役割をしっかりと果たすことが大切なのです。

人間だって同じだと思います。一つの仕事をするのに、全員が同じことをしていてはなかなかうまく行きません。それぞれが、自分の役割をしっかりと果たして、目的のために貢献することが必要です。多様性と言われますが、みんなが違うことに意味があるのだと思います。ちがうからこそ役割が果たせるし、それができると全体としてより良くなることができるのです。

私が使わせてもらっている畑は、もちろん作物を育て収穫するという目的はありますが、それだけではありません。できるだけ手を加えない自然のままの状態にしておき、その姿から様々なことを学ぶ場、自然の姿から人間のあり方を学ぶ場として機能しているのです。

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