園長ブログ

2013/05/25

先日、このブログで畑に様々な種を蒔いたことを取り上げました。昨年、この畑で育った作物から取った種なので、本当に芽が出るのかどうか不安でした。例えば、大豆は収穫するのが早すぎたようにも思うので、十分熟していたのかどうかわかりませんでした。大豆は2年経つと発芽しないと言われているので、毎年蒔いて毎年収穫し、そしてまた次の年に蒔かないと、代を重ねてゆく事はできません。そうして、毎年代を重ねてゆくことでその土地の大豆になってゆくのです。どこかで失敗したら、もう一度新しい種を入手するところからやり直さなければなりません。ですから、昨年収穫した種が発芽するかどうかはかなり重要なことなのです。トマトにしてもトウモロコシにしても、どうなるのかとちょっと心配していました。

種を蒔いてから10日ほどして畑に行って種まきした辺りを見てみると、黒い帽子をかぶった厚ぼったい双葉が、頭をもたげています。「あー!黒豆が芽を出してる!」と一人で言ってしまいました。このときの嬉しさは、なんと言えば良いのでしょう。ことばが見つかりません。思わず他にも芽を出していないか探しました。一定の間隔で種を蒔いたので、場所の見当をつけてを見てみると、隣もその隣も、結構たくさん出ていました。大豆や黒豆の双葉がどんなのかも知りませんでしたし、トウモロコシやトマトだって、よくわかりません。特に私が使っている畑の場合、草を抜いたり耕したりしないので、どれが種まきした植物なのかはよくわからないのです。一定間隔に蒔いて良かったと思います。等間隔で似たような芽が出ていたら、それが種まきした植物です。トウモロコシもトマトも芽を出したばかりの姿はわからないので、そうして探したら、トウモロコシはほとんどが発芽していましたし、トマトも小さな芽がいくつか集まって出ているので、それとわかりました。

      黒豆

     よいしょ!

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