園長ブログ

自然が教えてくれること

2013/05/27

畑で作物を育てるのはもちろんですが、畑を通して、さまざまな生き物がそれぞれに役割を果たし、助け合って生きている。いろいろな生き物が繋がって生きていることを学べる場でもあります。

学ぶことができるのはそれだけではありません。作物にはできるだけ自然に育ってほしいと思っているので、手を加えないよいうにもしています。他の草が生えてきたときには、少しは苅ることもありますが、基本的にはそのままにしています。水だってできるだけやらないようにしているのです。自然の雨だけで成長してゆくのです。そんなときに役に立つのが、地面を覆っている落ち葉や枯れ草です。土が直射日光にあたると、乾きすぎることだってありますし、水をやると不必要な水までやってしまう可能性が高いので、自然に任せているのです。

芽を出したばかりのかわいらしい双葉には、ついつい水をあげたくなるものです。しかし、そうすることが、かえって双葉の成長を妨げることになりかねません。ついつい、何かをしたくなってしまうところをぐっと我慢して、成長を願いながらも、信じて見守るしかないのです。

子どもに接するときの姿勢と似ています。ついつい「あーしなさい!こーしなさい!」「それはだめ!これもだめ!」と子どもに干渉しすぎてしまうことがありますが、そうすると、子どもが自ら育つ力を削いでしまいます。

畑の自然はいろいろなことを教えてくれるのです。

      ともろこし

       トマト

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