2014年 5月

いちご 1

2014/05/26

毎年5月に子どもたちはいちご狩りとさつまいもの苗を植えることを兼ねて、滋賀県の守山市にある畑に行っています。前にも紹介しましたが、お寺のご信徒が子どもたちのために畑を用意してくださっていて、春にはいちご狩りができるようにと、いちごを育ててくださっているのです。

また、秋にはおいもほりができるようにと、さつまいもを育ててくださっていましたが、秋に収穫するだけではなくて、苗を植えることも経験できると良いとと考え、春にさつまいもの苗を植えに行っています。その畑に行って、おいもの苗を植えてから、いちごがりをしています。

今年も、その予定をしていたら、保育士の先生方の、子どもたちにはいちごがりを広く深く楽しんでほしいという思いから、いちごのことを調べてみたり、絵本を読んだり、いちご狩りに行く前から子どもたちがいちごに興味を持てるような取り組みをいろいろと行ってくださったようです。

そんなこともあって、子どもたちの中では何日も前からてるてる坊主を作って、「おいのもの苗植えといちご狩りに行けるように」とお祈りするほど、期待が高まっていました。ところが、当日が近づくにつれて天気予報では雨の確立が高くなってきていました。交通手段の関係で、前日には実施か延期かを決定しなくてはならなかったので、しかたなく1週間後に延期しました。

延期になったことを知って子どもたちはとても残念がっていたようです。保育士の先生方も残念だったでしょうし、私もそう思いましたが、私にはお天気以外に、もう1つ気がかりなことがあったんです。

きょうのごはん

2014/05/26

(昼食)
・ごはん
・野菜の煮物
・春雨の酢の物
・みそ汁

(おやつ)
・バナナケーキ
・牛乳

 

*本日のおやつのバナナケーキはいつもよりバナナを細かく切りました。そして、焼温度もいつもより少し低目に設定しじっくり焼き上げました。そのせいか、すごくふっくら出来ました。子ども達からも「今日のバナナケーキ美味しい」と言うこえが上がっていました。

役割

2014/05/25

保護者のことばから、私たちが思ってもいなかった保育園という施設に対するイメージがあるものだと気付く事ができました。

お話しをうかがったお母さんは、こんなこともおっしゃっていました。
「最初は、他の保護者の方々ともどこか距離をおくようなところがあって、心から打ち解けることはなかったが、今では皆さんと仲良くさせてもらっているので、うれしい。」

職員と保護者、保護者と保護者、保育園に関わってくださる多くの方々、もちろん職員どうしも。そんな人々が、子どもをまん中に、つながり、協力する。心を合わせ、力を合わせる。「子どものより良い育ち」という目的のためにそれぞれの役割を果たす。そして、みんなで子どもの育ちを歓びあえる。保育園はそういう場でありたいと願っています。

みんなが子育てのチームになるということです。子どもの近くにいる大人達の関係性は、私たちが考える以上に子どもの育ちに影響します。子どもは雰囲気を鋭く感じ取るということもありますが、子どもたちは大人を見て学ぶからです。

大人がお互いに認め合い、心を合わせ力を合わせることを歓んでいる姿、そんな姿が常に子どものまわりにあると、自然と子どもはそう育ちます。

でも、だからといって協力しなさい!なんてだれかに命令されても、心から協力することなんてできません。それぞれが歓びを持って協力したいと思えるように環境や仕組みを整えることが大切です。

そういう環境やしくみを整えるのが園長の役割なのだと思います。とっても重い役割です。私にはまだまだ力が足りませんが、その役割が果たせるように、その役割を果たすことが楽しめるようになりたいと思います。

保護者 3

2014/05/24

保護者がいらしてくださって、お話しを伺う機会がありました。お母さんから「子どもを信じる事が大切だと気づき、心に余裕を持って子どもと接するととても気持ちが穏やかになった。」というお話しを伺っていたら、とても嬉しくなりました。

「そう思えるようになったのも、保育士の先生が話を聞いてくれたり、さりげなくアドバイスしてくれたからだ。」ともおっしゃってくださって、更に嬉しくなりました。

ところが、ちょっと意外だったのは、お母さんのこんなことばでした。「幼稚園では、学校のように子どもの教育について先生と話し合う機会が多いけれども、保育園はただ預けるという、どこか事務的なイメージが強くて、子どもの育ちや発達、教育についていろいろなことを話せるところではないと思っていた。鞍馬山保育園に来て、保育園でも子どものことについて相談できるということに気がついたし、今では先生方に話を聞いてもらったり、アドバイスしてもらうことがとても助かっている。」

私たち、保育園の職員にとって、保護者のサポートは子どもの発達を保証するうえでとても重要な仕事ですし、保護者とチームにならなくては、子どもを育てることはできません。そう考えているのだけれど、保育園って、「ただ子どもを預けるところ」というイメージがあるのだということが、ちょっと意外でした。でも、話をしてくださったお母さんは、最初のイメージはそうでも、今ではちゃんと理解してくださっていることが嬉しく思いました。こうして保護者が持っていらした保育園のイメージが変わったのも、先生方が現場で、保育士、調理師、栄養士、用務員などなど、それぞれの役割をしっかりと果たし、丁寧に保育してくださっているからこそだと思いました。

きょうのごはん

2014/05/24

(昼食)
・きつねうどん
・野菜の和え物
・フルーツ

 

 

 

 
*本日の給食の野菜の和え物はいつもと少し違う物にしました。小松菜ときゅうりの和え物なんですが、上から昆布の佃煮をかけました。子ども達に大人気の昆布の佃煮。あっという間に売り切れました。

種まき

2014/05/24

めぐみ精舎にくる学童保育の子ども達も、いろんな活動を楽しんでいます。
去年は米の苗植えをしたんですが、不作で実があまり実らず、わらの部分はお正月のしめ縄の一部にかわりました。

今年もなにか植えたいなぁ…せっかくだったら食べられる方がいいなーって食べる気満々の子ども達。
たくさんの意見がでた中で、プチトマトとキュウリに決まりました。

早速、種まきをしたんですが、プランターが3つなので子ども達に「トマトとキュウリ、どっちがたくさん食べた〜い?」って聞くと
「うーん、トマト!!」って事でトマト2鉢、キュウリ1鉢に決まりました(なんかこの発想、めぐみの子どもらしいなぁ〜)

「土はどの辺までいれる?種は?」っていろいろ相談しながら、無事に種まき終了。
次はどこに置くかでも話し合いに。「やっぱり日当たりのいい所やんな〜。葉っぱ出てきたら、シカに食べられる!?サルがくる!?」って心配しながら、大事に大事に鉢を動かして場所も決まりました。

みんなが思っていた以上にお水をたっぷりあげて、あとは芽が出るのをまつばかり。

楽しみな事がまた一つ増えました♪

保護者 2

2014/05/23

保護者がたずねてきてくださって、子どものこと、子育てのことをいろいろと話してくださいました。お話をうかがっていたら、お母さんが、「子どもを信じることって大切なんですよね。」とおっしゃいました。子どもを信じて認めていたら、子どもが安心できるのか、不思議と気になることは少なくなるように思う。自分に余裕のないときにはついつい、子どもの足りないところ、できないところ、気になるところばかりが目についてイライラしたり指摘したくなったりするけれども、余裕を持って子どもを信じることができれば、子どもの良いところが見えてくるし、自分も不安になりにくくなる。といったことを伝えてくださいました。
そして、子どもを信じて、必要以上の手出し口出ししたくなるのを我慢して見守るようにするのが良いと思えるようになってきたとおっしゃいます。

親が子どもを思うようにさせようとすると、子どもも親もしんどくなります。でも、これってやっちゃいがちなんですね。ああしなさい!こうしなさい!あれはだめ!これはだめ!って・・・
その循環から抜け出せなくなると大変なのに、そうなりやすいんですね。話をしてくださったお母さんは、ご自身の力で切り替えられたようでした。気づいていても、なかなか自分の心を切り替えるのが難しかったりするのですが、お母さんは、しっかりとご自身を見つめていらしたのでしょうね。

自分を変えるって難しいのにそれをしっかりと実践していらっしゃる姿がすばらしいと思いました。

きょうのごはん

2014/05/23

(昼食)
・ふりかけごはん
・ハンバーグ
・彩りサラダ
・トマトスープ

(おやつ)
・ミニピザ
・りんごジュース

 

 

*本日は5月生まれのお友達のお誕生日会でした。給食もお誕生日会メニューのハンバーグでした。今日のハンバーグはあんかけにしました。あんは和風にしてみました。彩りサラダにはスナップエンドウを使いました。歯ごたえがありとても美味しかったです。

水やりを通して

2014/05/23

普段は給食室で過ごすことの多い私ですが、今年度は環境係になったこともあり、夕方は園庭の花壇の花に水やりをすることがあります。

先日、ジョーロに水をいれていると2歳児クラスの女の子が興味深そうに近づいてくれました。

しかし「一緒にお水あげる?」と言い、ジョーロを差し出すと、女の子は遠くの方へ走って去ってしまいました。
せっかく興味を持ってくれていたのに、それを引き出してあげることが出来ずどうしてあげたらよかったのかなぁ、といろいろなことをグルグル考えながら翌日を迎えました。

そして夕方になり、ジョーロに水をいれていると、前日の女の子がまた近づいてくれました。
「一緒にお水あげる?」と言い、ジョーロを女の子の目の前に置くと、暫くしてからそのジョーロを持ちあげ、先に水やりを始めていた私を少し見て一緒に水やりをしてくれました。
女の子はとても楽しそうな表情を浮かべていました。

水やりを通して、女の子と関わりを持てたことも嬉しかったのですが、やはり、一度目は走って去ってしまった女の子が、次の日は楽しそうな表情を浮かべながら水やりをしてくれていたことがとても嬉しかったです!

保護者 1

2014/05/22

先日、保護者の方が、園長先生に話したいことがあると2人で来園されました。どんなお話かな?とちょっとどきどきしながら面談に臨んだのですが、用件は事務的なことだったので、10分ほど話をして終わりました。

そこから、自然と子どものこと、子どもが育つこと、という話題になって、お2人ともご自身の子どもや、子育てのことを話してくださいました。仕事が忙しかったり、心配ごとがあったりして心に余裕がないと、ついつい、子どもを受け止められなくて、辛く当たってしまったり、もー!うるさいなー!と思って、叱りつけたりしやすくなる。しかし、そうした後で、もっと優しく受け止めてあげたほうが良かったのになー!と後悔することもある。受け止めてあげなくてはいけないのに、受け止められないことが多い。といったことを話してくださいました。

前に、子どもが夜泣きをすることがあって、どうしようかと悩んでいたときに、保育園の先生に相談したら、そんなときは、「そばにいるよ」と言って安心させてあげればいいですよ。とアドバイスしていただいた。半信半疑だったけれども、やってみたら効果覿面、子どもは安心して寝た。先生には感謝している。とも話してくださいました。その話を聞いて、私もとっても嬉しくなりました。保育士の先生たちが、専門性を活かして保護者をサポートしてくださっていることが実感できたからです。

お母さんもお父さんも、仕事や子育て、介護など忙しかったり余裕がなかったり、一生懸命にがんばっていらっしゃるのです。そんな大変な思いをされているお母さんにアドバイスはできなくても、話を聞かせていただいて共感する。そっとサポートして差し上げる。そんな存在でいられると良いと思います。

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