園長ブログ

役割

2014/05/25

保護者のことばから、私たちが思ってもいなかった保育園という施設に対するイメージがあるものだと気付く事ができました。

お話しをうかがったお母さんは、こんなこともおっしゃっていました。
「最初は、他の保護者の方々ともどこか距離をおくようなところがあって、心から打ち解けることはなかったが、今では皆さんと仲良くさせてもらっているので、うれしい。」

職員と保護者、保護者と保護者、保育園に関わってくださる多くの方々、もちろん職員どうしも。そんな人々が、子どもをまん中に、つながり、協力する。心を合わせ、力を合わせる。「子どものより良い育ち」という目的のためにそれぞれの役割を果たす。そして、みんなで子どもの育ちを歓びあえる。保育園はそういう場でありたいと願っています。

みんなが子育てのチームになるということです。子どもの近くにいる大人達の関係性は、私たちが考える以上に子どもの育ちに影響します。子どもは雰囲気を鋭く感じ取るということもありますが、子どもたちは大人を見て学ぶからです。

大人がお互いに認め合い、心を合わせ力を合わせることを歓んでいる姿、そんな姿が常に子どものまわりにあると、自然と子どもはそう育ちます。

でも、だからといって協力しなさい!なんてだれかに命令されても、心から協力することなんてできません。それぞれが歓びを持って協力したいと思えるように環境や仕組みを整えることが大切です。

そういう環境やしくみを整えるのが園長の役割なのだと思います。とっても重い役割です。私にはまだまだ力が足りませんが、その役割が果たせるように、その役割を果たすことが楽しめるようになりたいと思います。

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