園のこだわり

習礼

2012年6月20日

6月19日、台風4号が接近してきて午後1時6分京都市に大雨・洪水・暴風警報が発令されたので、早速、保護者に連絡してお迎えをお願いしました。警報が出ると同時に「暴風警報が出たので迎えに行った方が良いですね。」と電話をくださった保護者もいらっしゃいました。その時点では園の周辺は雨は降っていたものの風は強くなく、台風という感じではありませんでした。午後3時までには全園児が降園し職員はそれぞれの仕事をしていましたが、午後4時ごろになって急に風雨が強まってきたので、早めに仕事を切り上げました。強い風で山の木々が、踊っているかのように大きく揺れ、風がヒューヒューと鳴り、山に縞模様を描きながら雨が横殴りに降ってきます。山の中なので、木の枝が落ちてこないか、山が崩れてこないかなど心配になることがたくさんあります。

園児も職員も無事に帰ることができたので、一安心でしたが、私にはもうひとつ心配なことがありました。夜には翌日お寺で奉修される竹伐り会式の習礼(しゅらい)があって私も参加することになっていたのです。習礼とは予行、練習という意味です。台風はどんどん近づいてくるし、この天気で大丈夫なのだろうかと少し心配になっていました。しかし、6時前には風も弱くなり雨も小降りになる時間も出てきて、習礼は予定通りに行われました。この習礼は竹を伐る役の方にとっては大切な機会なので、多少の風雨ではやめることはないといわれたと聞きました。習礼の始まる頃には、皆さんの気迫で台風もどこかへ行ってしまったのではないかと思うくらい風も雨も弱くなりました。

鞍馬では昔から七仲間という家柄格式があって、今でも伝統が生きています。
大惣(おおぞう)・僧達(そうだち)・宿直(しゅくじき)・名衆(みょうしゅ)・脇(わき)・大工衆(だいくしゅう)・大使(たいゆ)の七仲間です。お祭りの時などにはいろいろな役割があるようです。竹伐り会式には、大惣・僧達・宿直の方々がそれぞれの役割を果たしていらっしゃいます。なかでも竹を伐る役を担うのは、大惣仲間のなかの大惣法師仲間の方々です。習礼でも先輩方にいろいろと聞きながら気迫のこもった練習を長い時間行っていらっしゃいました。山刀と呼ばれる刃渡りは短いのですが、刃が幅広くとても重い刀です。少し触らせてもらいましたが、良くこれほど重いものを振り回すことができるものだなというのが感想です。

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