園のこだわり

やきいも 1

2012年3月19日

当園では5歳児は秋からお昼寝をしなくなって、午後の保育があります。全ての保育士が交代で午後の保育を担当します。普段は乳児の担任で5歳児と関わる機会が少ない保育士は5歳児と過ごす時間を楽しみにしています。もちろん園長にもその機会は与えられます。園長が望めば何日でも与えられるのです。毎日だって午後保育できます。でも実際にはそれは無理です。そこで一日だけ午後の保育を担当させていただくことになりました。

何をしようかと考えましたが、ここ何年かは子どもたちとやきいもをしているので、今年もやきいもをすることにしました。私がなかなか時間がとれないこともあって卒園直前になってしまいました。日程が決まったら早速、保育士が子どもたちに知らせたようです。普段はおとなしい女の子が、私に話しかけてきました。「明日、楽しみ!」なぜと聞くと、「だって園長先生とやきいもするんやろ?」そんなに期待してくれているとは思ってなかったので、とてもうれしく思ったのと同時にうまく焼けなかったらどうしようと不安にもなりました。

さて、当日は少し肌寒かったのですが日差しも届き、寒すぎず暖かすぎず、やきいも日和になりました。やきいもといっても、薪を燃やしてアルミホイルで包んだサツマイモを焼くだけの簡単なことなので、何か楽しめないかと思い、火のつけ方を工夫してみました。ライターやマッチではなく虫眼鏡で太陽の光を集めて火をつけることにしました。

子どもたちにライターやマッチを使わずに火をつけるにはどうすればいいかな?と聞いてみると「木と木をこすり合わせる」「虫眼鏡で光を集める」と答えてくれました。実際に虫眼鏡を使って日光を集めてみると、意外と早く煙が出て紙に穴があきますが、なかなか炎が出るまでにはなりません。炎が出るまでと思って一生懸命になっていたら、「空が紙の上に!」と子どもの一人が言います。一瞬何のことかよくわかりませんでしたが、よく見ると太陽の光が集まって煙が立ち上っている周囲に空の雲が写っていました。光を集めるということは焦点を合わせるということなので、当然と言えば当然です。紙の上に凝縮された空がモノクロ写真のようで美しかったことと、子どもがそれに気付いてくれたことがうれしく思いました。

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