園長ブログ

雲と太陽のドラマ

2016/01/04

太陽と雲がドラマ演じた末にようやく太陽がのぼりました。顔を出したばかりの太陽を見ていると、黄金の光が自分の体を貫いてゆくと同時に、大きな力を注いでくれているような気持ちになり、その時は不思議と太陽を直視しても眩しくありませんでした。光が体の中に差し込んでくるような感覚を味わっていると、顔が温かくなってきて太陽は明るさだけではなく暖かさも与えてくれていることを改めて感じました。当然と言えば当然のことなのですが、体に染みこんでくるような明るさと暖かさを感じられて、とてもうれしく、ありがたい気持ちになることができたのです。世界中に太陽に対する信仰があることが納得できる気がしました。
快晴の全く雲が無い空に昇る太陽も美しいのでしょうけれど、雲がいろんな演出をしてくれたおかげで、ひと味違った初日の出を拝むことができました。普段何気なく過ごしていて気に留めることも少なくなりがちな自然現象に改めて向き合ってみると、そこには、うつくしい姿や、計り知れぬ智慧を知ることができますし、時には感動的なドラマが繰り広げられています。

20160104_雲と太陽のドラマ

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