園のこだわり

いただきます

2015年9月29日

放生会に参加する機会に、「私たちは他のいのちをいただいて、自分のいのちをつないでいる。」ということを、子どもたちといっしょに考えてみました。
調理されてお皿に盛りつけられる食べ物は、もともとみんな生きていたということが、想像できたと思います。「なんか、かわいそうやな−」とつぶやく子どもたち・・・
「ほんまやなー!でも、食べなかったら、私たちはどうなる?」と問いかけると「死んじゃう」と口々に言います。「じゃあ、どうしよう?」と聞くと、「・・・」「そうや!ありがとう!って言って食べたらええんや!」話をしているうちに子どもたちはいろいろと考えていたようです。
「だから、いただきます。って言うんやなー?!」とことばを添えると、さらに「なんで?」と聞く子どもたち。「だって、いただきますは、食べ物のいのちをいただきます。ありがとうございます。っていう意味なんやで。」と答えると「そっかー!」と改めて納得していました。

抽象的なことなので、子どもによって理解の度合いは様々だと思いますが、何度も話しているうちに、わかるようになったり、あるとき突然、「そうか!」とつながったりします。「食べるということはいのちをいただくということ、だから感謝していただきましょう!」ということは何度となく話していますので、子どもたちは知っているはずです。それが、腑に落ちるときがいつか来るのだと思います。

ただ、話すことばは、その場で消えてしまうので、何度も話すか、書いておく必要があります。そういう環境を用意しておくと、子どもたちはそこから学びます。そのタイミングは、子どもたちひとりひとりで異なるのです。だからこそ、様々な環境に子どもが接することが出来るような準備をしておくことが必要なのです。乳幼児の教育では、大人が一方的に、どの子に対しても同じように一斉に同じ事をさせることは、ひとりひとりの子どもの学びにとって必ずしも良いというわけではありません。どちらかというと、ひとりひとりの「やってみたい!」と思う気持ち、「やるぞ!」という意欲、そしてそこから生まれる行動が、学びにつながるのだと思います。

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