園長ブログ

集中 2

2014/07/11

自分自身の一挙手一投足に神経を集中することに触れてみました。意識を一挙手一投足に集中すると自分の心のなかで、ネガティブな思いの連鎖にとらわれる確率が下がります。連想のスパイラルに巻き込まれている暇はありません。

その他にも良いことがあります。物の扱いが丁寧になります。たとえば、物を移動するときに、自分の行動の一つ一つを意識してみる。動きを一つ一つを分解して、ことばにしてみます。

ペンを引き出しの中から出して机の上に置くことを例にとってみると、まず、引き出しを開けます。引き出しの引き手に指を掛けて引くと、引き出しが開く。このとき引き手に掛けた指の感覚にも意識を向けます。引き出しが開いたら、ペンが入っているのが見えます。「ペンを見ている」と意識します。ペンを指でつまんで持ち上げる。指でつまんでいる感覚、引き出しから取り出す感覚、ペンをつまんで腕を動かす感覚を感じます。そして机の上にペンを置く。途中で離してしまうのではなく。置くことを意識して置きます。ペンと机がゆっくりとふれあってから指をはなす。と自分の動作を分解して、それを行っているときにことばにしてみると、まるで実況中継のようです。もちろん声に出す必要はありませんが、言語化することにより自分の動きを意識的に確認しながら行う事ができます。

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