園長ブログ

発想

2014/06/17

お家の人に作ってもらったおべんとうを持って、園外保育に出かけたり、おべんとうを楽しんだりする、おべんとうデー、雨に降られることが多いのですが、6月のおべんとうデーは清々しお天気に恵まれました。3・4・5歳児は歩いてお寺に行って奥の院方面まで、足をのばして山頂付近の木の根道まで行きました。
そこで、
1. 木の根道付近で遊ぶ
2. 少し離れた大杉権現付近で遊ぶ
3. ちょっと離れた不動堂付近まで行ってみる
の3つの選択肢の中から、自分の好きな遊び場所を選び、それぞれに活動していました。

低い木に登ってみたり、落ち葉や木の枝、小磯などを集めてベンチの上に並べ、お店を開店していたり、様々な遊びが展開されていました。子どもは様々なところから遊びを作り出します。その発想にはいつも驚かされます。

子どもは、とてもユニークで大人には考えつきそうにないことを考えます。つながりそうにもない物や事を関連づけたり、大人には想像もつかないところに想いが飛びます。
それは、脳の神経細胞の刈り込みが進んでいないため、ネットワークが未分化で、情報が様々な経路を伝って流れるからだ。という話を聞いたことがあります。それに対して、大人は情報の流れの道筋がある程度決まっているので、論理的に考える事ができますし、ものごとを順序立てて行ったり、段取りすることが子どもよりも容易にできるのだそうです。

そうだとすると、大人と子どもは得意なことが異なるだけで、優劣があるわけではありませんね。子どもには大人には真似のできない豊かな発想ができるのですから。

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