園のこだわり

やきそばやさん 5

2014年3月27日

自分で食べはじめる時間と食べ終わる時間を決めて食事をしたやきそばやさんの時と、食べ終わる時間を忘れてしまったかのようなその後の昼食時の違い、それは食べ終わる時間を決めたのは誰かということではないか。ある日ふとそんなことを思いついたのでした。

ついついおしゃべりに夢中になってお箸が止まってしまっていたときは、大人の都合で、何時何分までに食べ終わらなくてはならないから、とかみんな一斉に食べ終わる必要があるからという理由で食べ終わる時間が決められていました。それに対して、やきそばやさんでは、子どもが自分で食べ始める時間を決めると、30分後の食べ終わる目安の時間も、自分で決めたという気分になれたのではないでしょうか。誰かに言われたことではなく、自分で決めたことだからこそ、積極的に意識しようという気持ちになったのではないかと思ったのです。

データを取って調べたわけではないので、はっきりと断言できるわけではありませんが、子どもが自分で決めたときにはちゃんとそれをやりきることができる。反対に、他の人に決められたことは、誰かが言っていたことで、自分のこととしてとらえにくいのだろうということです。

子どもが自分で決めて行うことを尊重すること、子どもが主体的に行うことが子どもの自立を育むためには必要なことなのです。そしてそれは子どもをひとりの人格として認めるということを常にベースにしていなくてはできません。子どもが主体的な興味に基づき自発的に活動できる環境を整える事によってこそ保証できることです。

なんでもかんでも、自分の思うようにしようと子どもに指示ばかりしたり、子どもが望んでもいないことを子どものためだと思ってやってしまういわゆる過干渉の親に育てられると、子どもは落ち着かなかったり、自分に自信が持てなくなってしまったりします。親は子どものためと思って一生懸命なのですが、実はそれは自分の満足のために子どもを利用しているだけにすぎません。子どもに依存しているともいえます。

こうしなくてはならない!と教えること、親の指示通りに子どもを動かすことが子どもの成長を促すと勘違いしている人もいるかもしれませんが、過干渉や子どもへの依存に陥らないように気をつけなくてはなりません。

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