園長ブログ

収穫前 1

2013/10/17

滋賀県守山市にいらっしゃるお寺のご信徒が、毎年ご厚意で子どもたちのために、さつまいもの畑を作ってくださっています。以前はいもほりにだけ行っていたのですが、ただ掘るだけよりは、自分で植えた方がさつまいもの変化もわかるし、収穫の時の想いも違うのではないかと考え、春に苗を植えに行くようになりました。そのうち、植えて収穫するだけよりも、成長の過程も見られた方が良いという先生方の意見で、この2〜3年は、夏頃に水をやりに行くこともしています。

そのさつまいもが育っていよいよ収穫の時期がやってきました。ところが、蔓や葉っぱが残っているとおいもが掘れないので、事前に蔓を刈り取っておかなくてはなりません。本当は蔓や葉が覆い繁っている姿を一度子どもたちが見てから子どもたちの目の前で刈り取ってから、おいも掘りをさせてあげたいのですが、それは時間的に少し難しいので、事前に苅っています。正確には、畑を作ってくださっている方が事前に刈り取ってくださっています。ところが今年はその方のご都合が悪く、私たち職員が前日までに畑に行って刈り取ることになりました。ところが、園の職員がそんなにたくさん畑に行くことはできません。そこで、お寺の職員さんに手伝っていただき、おいもほりの前日に蔓を刈りに行くことにしました。ところが予定していた日は、台風24号(ダナス)が近畿地方に接近してきていました。しかし次の日の天気予報は晴、子どもたちがおいもを掘りに来るので、蔓を刈り取りに行かないわけにはゆきません。雨の中の作業覚悟で、畑に出向きました。琵琶湖大橋辺りでは車のフロントガラスにたたきつけるように雨が降ってきます。お寺の職員さんにも申し訳ないと思いましたがやるしかありません。畑に到着しても時折激しく雨が降ってきます。「芋の蔓を刈りに来ました」と畑の方に電話したら、「こんな日に来るとは思ってなかった」と驚かれました。畑では子どもたちの植えたさつまいもの蔓や葉がとても勢いよく育っていました。いよいよ刈り取りです。

良く繁ったいも畑

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