園長ブログ

季節の香り

2013/09/27

26日から急に秋らしくなり、27日朝の気温は15度、肌寒いくらいでした。日中は20度くらいになっていましたが、風が吹いてくると、肌寒さを感じます。湿度も40パーセントくらいとさわやかでした。夏の湿度が80パーセント以上が信じられませんし、戻ってきてほしくありません。秋分の日ごろからキンモクセイの香りが漂い始めました。花が咲いているはずですが、よく見ないと見過ごすくらい控えめです。色も薄く、あまり開いていません。それが、時間が経つにつれて淡いオレンジ色に変わり、花が開いてきました。枝先についた小さな花が一晩でずいぶん開くものです。3日ほどしたら、色も濃く更に香るようになりました。満開と言ったところでしょうか。園庭の生垣が吹き寄せのようになっていて、キンモクセイもあるので、子どもたちはかわいらしい花を集めて、香りを楽しんだり、いろいろなものに見立てて遊んでいます。五感のうち嗅覚を使う環境というのは構成しにくいように思いますが、キンモクセイやジンチョウゲのように香りのする植物を植えておくのも良いかもしれません。このところ雨が降らないからか、キンモクセイの香りはいたるところで楽しめます。ところが、春先に園庭に移植した2本の柿の木の1本が日当たりの良いところにあるので、気をつけて水をやらないとしおれ気味になってしまうのです。せっかく苦労して植え替えてもらったのですから、枯らすわけにはゆきません。できるだけ気をつけて水をあげようと思います。日当たりのあまり良くないところに植えた柿は葉っぱがしおれることはほとんどありません。環境の違いでこれだけ違うのですね。ただ、どちらが良いのかはわかりません。今年はまだ実をつけるのは早いと思いますが、実をつけるようになった時に日当たりはどう影響するのか、楽しみです。
季節が進み、それにつれて自然の姿も徐々に変化してきます。裏山の栗もそろそろ熟してきたようです。

スクロール